昨日・今日は久しぶりに楽しいことがありました

北九州市にある響ホールという所で、「響ホールフェスティヴァル」の一環として、オイロス・アンサンブルのコンサートがありました。
実は今年の初めに、出演者でもあるN響の池田昭子さんからご案内されていたので、ずっと楽しみにしてたんです

私は暫く福岡でのオーケストラコンサートは避けてます。
理由は、お金がないというのもさることながら(苦笑)、福岡は最近とみにフラブラをかますブラボー屋がせっかくの演奏をぶち壊すことが多く、不愉快な思いをすることが多々あったから

高い金を払ってそんなに不愉快な思いをするくらいなら、家でCDを聴いた方がましだとつくづく思います。
前前回のティーレマン&ミュンヘン・フィルの福岡公演でも、よりによって最後の残響が命のブルックナーの交響曲に対して、絶叫に近いフラブラを派手にかました奴がいて、ティーレマンが激怒、ミュンヘン・フィルのホームページにも掲載されるという、赤っ恥を福岡はかいてます。
ただ、こういう輩はどうやら室内楽や声楽には出没しないようで、しかもせっかくご案内頂いていたので、今回は楽しみにして出かけました

出演者は…
Fl…佐久間由美子
Ob…広田智之、古部賢一、池田昭子
Cl…高槁知己、三界秀実
Fg…岡本正之、水谷上総、佐久間大作
Hr…吉永雅人、田場英子、冨成裕一
Vc…藤森亮一
Cb…吉田秀
の各氏(敬称略)
曲目の詳細は、以下の主催者ホームページをご参照下さい。
http://www.kicpac.org/music/performance/festival/index.html
ここのホールでは、3年前のやはりオイロス・アンサンブルの公演も含めて何度か聴いたことがありますが、音楽民度の決して高くない福岡県(笑)にしては、なかなかいい中規模ホールです。
特に福岡市内に室内楽とかをやるのにピッタリな優れたホールがないので、北九州市にあるとはいえ、貴重です

上記のホームページを見て頂ければ分かる通り、曲目は多彩だし、何より在京オケのプレーヤーを中心とした日本の錚々たる名手揃いのオイロス・アンサンブルなので、いやが上にも期待が高まり、そして見事に応えて下さいました。
昨日は、様々な編成でのトリオを中心に構成されたプログラム。
改めて、管楽器の美しさ、編成の妙による音色の変化、心地よさを感じました。
池田さんはコールアングレも披露されて、お得感倍増(笑)
また「カルメン」では、吉永さんがホルンだけでなく、トランペットまで聴かせてくれました。
さらに、藤森さんと吉田さんによるロッシーニのチェロとコントラバスのデュエットがまた酒脱。
この作曲家のセンスの良さを知らしめてくれるお二方の演奏でした。
最後のドヴォルザークのセレナードまで、約2時間をあっという間という感じで楽しませてくれました。
そして今日は、オーケストラ曲中心のプログラム

ドニゼッティのシンフォニアが、普段は「ルチア」や「連隊の娘」を聴いてるオペラファンの私には新鮮でした。
「未完成」の第2楽章は、美し過ぎ。
勿論、原曲がとてつもなく美しい曲ですが、この高橋さんの管楽アレンジで聴くと、分厚い弦が外れたおかげで、曲の骨格というか、エッセンスを感じ取れました。
いかにファゴットが下支えをしているか、手に取るように分かりました。
お次は、藤森さんのソロでドヴォルザークのチェロ協奏曲の第2楽章。
やっぱりチェロという楽器の音色は、弦楽器の中でも一番甘くて、魅力的。
「ロザムンデ」の間奏曲は、その静かな美しさと、3人のホルンが際立って素晴らしかった中間部との対比がお見事。
最後は、ブラームスの第1セレナード。
いやはや、アンサンブルの隙の無さもさることながら、アレンジが見事過ぎる

アンコールは「未完成」の第1楽章に、オイロス定番・ホルンの吉永さんとコントラバスの吉田さんによる「夜の女王のアリア」

まさに名人芸(^o^)//"""""""
終演後には、お礼を兼ねて池田さんにご挨拶してきました

大体、年に1回くらい、N響の地方公演などで福岡でお目にかかりますが、今回もちょうど1年ぶりくらいの再会でした。
今回の公演の為に、これほどのメンバーが、約1週間、北九州で泊まり込みでリハーサルされたとのこと。
それぞれ多忙な中、オケの出番や教育活動を調整してようやく成立するアンサンブルを、それも東京ではなく、遥か離れた北九州で聴けたことに、感謝です。
3年前、そして今年聴いた者として、また3年後くらいに聴けたらと夢想したくなる、そんなキラキラした2日間でした

出演された音楽家の方には、改めて感謝です

