戦後、クレンペラーがアメリカで振った数少ない機会として、1962年秋のフィラデルフィア管ヘの客演が挙げられます。

計3回のコンサートは全て録音が遺され、違法な(笑)裏青盤で聴けますが、プレス盤としてはカナダ・ロココから発売されました
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11962.10.19
・ベートーヴェン 「田園」
・同 「エロイカ」

21962.10.27
・ベートーヴェン 「エグモント」序曲
・ブラームス 交響曲第3番
・シューマン 交響曲第4番

31962.11.2
・バッハ ブランデンブルク第1番
・モーツァルト 「ジュピター」
・ベートーヴェン 交響曲第7番


いずれも一応ステレオ録音ですが、分離はイマイチガーン


彼がこのオケを前にしてまずやったことは、席替え。
彼お気に入りの対向配置を命じました(笑)

プログラムは、色気のないドイツ王道路線。
クレンペラー・マニアにはたまらない、巨匠の真骨頂が聴けるプログラムです。


さすがはフィラ管。

ワーグナー、 ブルックナー、 マーラーがプログラムに入ってなくても、そのブラス・セクションの強力ぶりが分かります。

また、手兵のフィルハーモニア管と比べて、弦の艶やかなこと(優劣でなく特質の差異)。


ただ響きは、まさしくクレンペラー節音符

重戦車のようなベト7、 確信犯的なゴツいバッハとモーツァルト、 情緒とは無縁の真っ直ぐなブラ3。


大陸が違っても、やり方は同じでしたニコニコ