今日は

チャイコフスキー 交響曲第4番 op.36
カール・シューリヒト&シュトゥットガルト放送響
1954年11月26日のライブ。

シューリヒトのチャイコフスキーの録音は僅少で、カップリングの「ハムレット」序曲のライブ(1952.10.24)と、デッカの為にスタジオ録音したパリ音楽院管との「イタリア奇想曲」(1952.7)くらいかしら?
しかもこの独アルヒフォンの一連のCDは、後に独ヘンスラーからも再リリースされましたが、このチャイコフスキーは何故か再発されず、現在は聴けない状態


録音自体はモノラルで、金管はやや引きこもりがち。
ただ、この演奏は、数あるシューリヒトの録音の中でも、一二を争う爆演。
かなりテンポを揺らし、第1楽章の最後に当たる381小節のモルト・ピウ・モッソからは、一気にアッチェレし、頂点の402小節では、のけ反らんばかりのゲネラルパウゼ、そして一気に下っていきます

最終楽章の4小節から成る第1主題は、冒頭の1小節だけを粘らせ、残りの3小節は一気に弾ききるというアイデアを聴かせてくれます。
リウマチに苦しめられた最晩年になっても生き生きとした音楽を聴かせてくれたシューリヒトですが、それよりも10年以上も前なだけに、元気いっぱいの演奏です
