先日紹介したロベルト・ヘーガー指揮の「魔弾の射手」
実は、彼にはさらに古いもう1つの「魔弾の射手」の録音があります

マックス…アウグスト・ザイダー
カスパール…ゲオルク・ハン
アガーテ…マリア・ミュラー
エンヒェン…カルラ・シュプレッター
オットカール…ヴィリ・ドムグラフ=ファスベンダー
隠者…ヨーゼフ・グラインドル
ベルリン市立歌劇場管弦楽団
ベルリン国立歌劇場合唱団
1943年のDGのスタジオ録音。
このヘーガー盤は、序曲や台詞などをカットした準全曲盤で、SP8枚15面に収録されたものです。
大戦も後半にさしかかり、情勢が悪化していたドイツにおいて、なおもこうした娯楽作品が録音されていたことには驚かされます

ただ、戦争中であったため、ドイツ以外では発売されなかったたため、存在こそ知られても、実際に聴くことはできませんでした。
ですから、このCDで復刻された時には、私は快哉を叫びました

歌手陣は、ヒストリカル・ファンならおなじみの豪華版

ライプツィヒのザイダー、ミュンヘンのハン以外は、ベルリン国立歌劇場の看板歌手。
マリア・ミュラーはバイロイトでも活躍したリリック・ソプラノで、ヒトラーのお気に入り。
ドムグラフ=ファスベンダーは、ご存知ブリギッテ・ファスベンダーの父君。
グラインドルは言うまでもなく戦後のバイロイトの主になります。