1952年。

この年はカラヤン、 クナに加えてカイルベルトが指揮者陣に加入し、「指環」を担当。

「指環」は、表現力に難ありとされたアルデンホフが「神々の黄昏」を降り、トレプトウが「ワルキューレ」と「神々の黄昏」を担当することに。


ところがここでトラブル爆弾

「神々の黄昏」の公演を前にして、主役のトレプトウが演出のヴィーラント・ワーグナーと衝突。降板してしまいますビックリマーク

やむを得ずヴィーラントは、古いバイロイト色を排除するために起用してこなかったマックス・ローレンツを急遽ピンチヒッターに
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しかしヴィーラントの静的・無機質な演出と、ローレンツの動的・激情型の歌唱は、全く正反対。

カイルベルト指揮によるこの録音はCDでも聴けます
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結局、ジークムントをトレプトウ、 「ジークフリート」のジークフリートをアルデンホフ、 「神々の黄昏」のジークフリートをローレンツが歌うという統一性のない上演に。


さらに悪いことに、ヴィーラントと衝突したカラヤンがこの年を最後にバイロイトと決別。

その上、ヴィーラントの演出を見て、「ゲネプロなのに、まだ舞台装置が出来上がってないのか?」とぼやいたクナッパーツブッシュも、翌年の出演をキャンセルしてしまいます。


こうしてヴィーラントは、歌手のみならず、指揮者も探さなければならなくなりました (続く)