強さを堅持した日本経済
日銀短観(企業短期経済観測調査)が発表されました。
結果は、強いデータと言って良いでしょう。細かく見ると予想より悪いデータもありますが、とはいえ、強い日本経済の中で誤差といえます。自信をもって良いのではないでしょうか?
日本株(日経平均)は上昇を続ける可能性
利上げが近づき、まず銀行セクターが収益性を回復。円安により自動車など輸出企業は増益しています。飲食業、宿泊業などサービス業は人手不足であり材料費高騰はあるものの、基本的に絶好調。インバウンドの恩恵も受けています。
そして極めつけは、海外から日本への工場回帰の流れ。中国撤収や半導体の自国生産、さらにデータセンターが複数立ち上がっている事情もあり、プラス要因が羅列しています。
円安により海外マネー(海外投資)が多く舞い込んでいる事実は否めません。
目先には不安要因も
日銀は7月にも利上げまたはテーパリングを実施します。タカ派に動き円高になる可能性があります。さらにその前に為替介入がある可能性もあります。これらが次回の日銀短観(10月)のデータを悪化させることは考慮すべきでしょう。
為替相場は、先(将来)を見て値動きしています。