3月22日(木曜) 本日の相場見通し~BOE政策金利で利上げへの示唆は得られるか? | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

 

 今日の相場観&見どころ 

おはようございます、蝦夷守です。

ファンダメンタル全般はリスク選好です。ただ目先はリスク回避が強まっています。FOMCは予定通り利上げをし、先ゆきも金利見通し、経済見通しともに上方修正されました。年4回の利上げは十分見込めるでしょう。目先のチャートとはずいぶん様相が違います。

 

ファンダメンタル情報は、英BOE政策金利独・Ifo景況感指数、豪・雇用統計が中心です。利上げに向けた示唆などあるでしょうか?注目です。米・新規失業保険申請件数は12日を含むデータですから、来月発表の雇用統計の参考になります。チェックを入れておくと良いでしょう。今朝のドル下落は、FOMCが期待以上ではなかったから手仕舞う動きに連動していると思われます。FOMC結果に基づいた値動きは、ポジション調整が終わった後でしょう。

 

政治的な側面、ポジション調整を除けば、ドルは買われやすい環境を取り戻しつつあります。FOMCで大きく改善しました。


【論点整理】

 

●英国とユーロ圏は穏健な離脱が出来ない可能性 リスク要因

●トランプ大統領 アルミ・鉄鋼への関税 リスク要因

●トランプ大統領 中国への更なる関税思惑 リスク要因

●世界的な貿易戦争への警戒感 リスク要因

●トランプ大統領 ツイッター砲 リスク要因

●ロシアゲート再燃 リスク要因

●森友問題で19日の国会集中審議をのりきれるか? リスク要因

●ティラーソン国務長官 解任、次期国務長官への懸念リスク要因

●4月に米朝首脳会談の開催決定リスク要因

●米1.5兆㌦減税が経済へあたえる効果 (経済への織り込み)

●バイトマン独・連銀総裁がECB次期総裁候補に (ユーロ高要因)

●英国に近く利上げの可能性強まる (BOE要人発言が補完)

●BOE政策金利 (据え置きだが利上げに関する動きがある可能性も)

●四半期末 (日本は年度末で円高になりやすい)

●豪・雇用統計

●ユーロ圏でIfo景況感指数などPMI系指標

●英・小売売上高指数

●新規失業保険申請件数 (12日を含むため来月の雇用統計の参考データに)

●米・景気先行指数

 

<国内>
○13:30  1月全産業活動指数(予想:前月比▲1.8%)

<海外>
○09:30  
2月豪雇用統計(予想:失業率5.5%/新規雇用者数2万人)
○16:45  3月仏企業景況感指数(予想:109)
○17:00  
3月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値(予想:55.5)
○17:00  3月仏サービス部門PMI速報値(予想:57.0)
○17:30  
3月独製造業PMI速報値(予想:59.8)
○17:30  3月独サービス部門PMI速報値(予想:55.0)
○18:00  
3月ユーロ圏製造業PMI速報値(予想:58.1)
○18:00  3月ユーロ圏サービス部門PMI速報値(予想:56.0)
○18:00  1月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
○18:00  
3月独Ifo企業景況感指数(予想:114.6)
○18:00  3月欧州中央銀行(ECB)月報
○18:30 
 2月英小売売上高指数(自動車燃料含む、予想:前月比0.4%/前年比1.4%)
○20:00  1月南アフリカ小売売上高(予想:前年同月比5.9%)
○21:00  
英中銀金融政策委員会(MPC)政策金利(予想:0.50%に据え置き、資産買取プログラムは4350億ポンドで維持)
○21:00  英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
○21:30  前週分の米新規失業保険申請件数(予想:22万5000件)
○22:00  1月米住宅価格指数(予想:前月比0.4%)
○23:00  
2月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.5%)
○23日02:00  ラムスデン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁、講演
○米財務省2年、5年、7年債入札条件
○欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、23日まで)

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。