2014年春に卒業する大学生の就職内定率(13年12月1日時点)は76.6%で、前年同期を1.6ポイ..........≪続きを読む≫
改善傾向が鮮明になっているようです。景気が改善したこともありますし、円安も後押し材料でしょう。これがないと、日本の復活は有りませんから、良いことであります。
ところで、就職活動の学生と円安には明確な相関関係があると思います。日本は、貿易立国です。やはりモノを売ってなんぼの経済構造です。円安によって、輸出産業が潤うというのは常識ですが、さらに重要なのは工場が日本に回帰してくることです。これで就職需要が消化できるでしょう。
最近のニュースで、「国内生産シェアを50%に上げる」といった報道が複数されています。例えば国内生産比率40%の大企業が比率を上げるには、工場を1つ稼働(あるいは設置)しなければいけません。1つの工場が3,000人の雇用を生み、その周辺商圏(スーパーなど)でその数倍の雇用を生み出します。雇用が所得を生み、所得が雇用を生み出す循環が出来ます。こういう話が複数発生することは、大きなことでしょう!
円安の恩恵は、雇用・所得の増加という流れを作り出します。
来年以降、さらに自分の好きな仕事につきやすくなる。そういう風になっていけば、良いのではないでしょうか。問題もありますが、この点でアベノミクスは評価されなければならないと思います。