きょうはハロウィンですね。相場は、非常に忙しい1週間になりそうです。イベントが盛りだくさんなので、よく見て動く必要があると思います。今週の相場&論点をお読みください。
【ユーロ圏】
*ユーロ圏失業率(9月)19:00
予想 10.0% 前回 10.0%
*ユーロ圏消費者物価指数(HICP)概算値速報(10月)19:00
予想 3.0% 前回 3.0%(前年比)
【南アフリカ】
*貿易収支(9月)21:00
予想 10億ランド 前回 -37億ランド
【カナダ】
*GDP(8月)21:30
予想 0.2% 前回 0.3%(前月比)
*鉱工業製品価格(9月)21:30
予想 0.1% 前回 0.5%
*原材料価格指数(9月)21:30
予想 -3.0% 前回 -3.2%(前月比)
【アメリカ】
*シカゴ購買部協会景気指数(PMI)・確報値(10月)22:55頃
予想 59.0 前回 60.4
◎トリシェECB総裁が退任
本日付で退任します。彼は、ユーロを世界に通用する通貨に育て上げた偉人といっていいと思います。たしかに、最後にユーロの課題を見せられたわけですが、ユーロをこれだけ強い通貨にした功績が消えるわけではないと思います。
また総裁の交代は、金融政策や情勢判断の変化が起こる大イベントであります。この変化は、為替相場に影響するでしょう。よって、マリオ・ドラギ新ECB総裁の考え方は、ユーロ相場に大きな影響を与えるでしょう。ソブリン問題やリセッションへどういう考えを持っているか、発言に注目であります。
トリシェECB総裁(左)、マリオ・ドラギ新ECB総裁(右)
◎ユーロ圏CPI・速報
速報性の高い数字ですが、精度はイマイチであります。ただ、インフレの方向性は掴めるため重要な経済指標でしょう。確認が必要です。もし、3%を割り込むようですと利下げ期待が膨らむ結果となるでしょう。
◎シカゴ購買部協会景気指数
この数字は重要です。明日のISM製造業景況指数と連動性があるためです。
◎レパトリエーション
月末ですので、資金還流がつづきます。ただ、今日は実質月初ですから交錯すると思われます。それ以上に重要なのが、明日以降に重要なイベントが目白押しです。そのためイベント前にポジション調整が起こるでしょう。その辺に気を配る必要がありそうです。
ファンダメンタル投資の視点から記事を書いています。月末・月初は本当に動きが激しいので、注意して見る必要があるでしょう。FOMCが近いので注意です!