今週は忙しいですよ☆米欧豪で政策金利にISM、雇用統計、G20ですから。
◎今週の主なイベント
30日(日)
英国、欧州が冬時間に移行
31日(月)
ユーロ圏失業率(9月)
トリシェECB総裁、任期終了
1日(火)
日銀議事録(10月6日、7日分)
豪中銀政策金利発表
中国製造業PMI(10月)
英GDP・速報値(第3四半期)
米ISM製造業景況指数(10月)
ECB第3代総裁にドラギ氏が就任
2日(水)
独失業率・失業者数(10月)
米ADP雇用者数(10月)
米FOMC政策金利発表・バーナンキFRB議長、会見
3日(木)
日本は祝日で休場(文化の日)
NZ失業率(第3四半期)
豪小売売上高(9月)
米新規失業保険申請件数(10月28日までの週)
ECB政策金利発表・ドラギECB総裁、会見
米ISM非製造業景況指数(10月)
ロックハート・アトランタ連銀総裁、講演
G20首脳会議(仏カンヌ、4日まで)
4日(金)
ユーロ圏生産者物価指数(9月)
加雇用統計(10月)
米雇用統計(10月)
◆G20首脳会談 財政・金融危機に対する対策が話し合われるサミットになりそうです。欧州はそのために包括案をまとめました。日本も消費税増税をコミットするようです。EFSFへの拠出も明言するかもしれません。今回は、中国辺りが影響力を持つのではないでしょうか。 |
米国
ISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、ADP雇用者数、雇用統計、FOMCと重要イベントが目白押しです。毎月の事ですが、FOMCが入っているので、イベント満載ですね。経済指標も重要ですが、FOMCでQE3に関する認識がどうなっているのか?その辺が最も重要と思います。しかも、今回はバーナンキFRB議長の会見もあるので要人発言に重みがあるでしょう。
ユーロ圏
まず、トリシェECB総裁の任期が31日で終わります。彼には感謝したいと思います。最も信頼できる中銀総裁ですし、いろいろ学ばせてもらいました。11/1からマリオ・ドラギECB総裁となります。
3日にさっそくECB政策金利がでます。就任直後であるため、すぐ利下げをおこなうか不明ですが、金利やソブリン問題、リセッションに関して意見を述べるでしょう。総裁が変わり、金融政策の在り方も変わるので、その辺に興味が集まると思います。
英国
英国は冬時間に移ります。冬時間に移るという事は、「東京時間が実質1時間延び、ロンドン時間が縮む」事を意味します。欧州勢の参加が遅れることで、相場にやや影響があるでしょう。
英国はGDPがでます。前期よりやや減速する見込みだそうです。さらなる、金融緩和への判断材料ともなり、重要です。
日本
重要なイベントはありません。議事録も10/7のですから、それほど関心を集めないでしょう。日本関連で重要なのは為替介入です。75円台が継続すれば、どこかで介入する必要があると政府は考えるでしょう。直近の可能性としては、FOMCの後くらいでしょうか。ドルや円相場の撹乱材料となります。祝日があります。レパトリエーションには注意が必要でしょう。
カンヌG20では、野田総理が「消費税10%」を明言するとも言われます。この辺も影響するでしょう。
豪州
RBA政策金利がでます。四半期CPIが落ち着いた内容だったことから、利上げ色が一層薄まる内容になるものと思われます。その辺の確認ができるでしょう。豪ドルは一層弱くなりやすくなると思われます。
ニュージーランド
NZ中銀の声明を受けて、NZドルは上昇して反応している。欧州危機を始めとした世界経済の動向は圧迫しているものの、緩めば利上げが必要と、可能性は残す内容となっていることから、NZドル買いで反応。(27日)
ビッグトゥモローに載った記事の中で、NZ㌦の今後のトレンドについて書かれています。上記の引用は、その内容をフォローするものです。NZからは、失業率がでます。ファンダメンタルを確認できるでしょう。改善する見込みです。
カナダ
雇用統計がでます。カナダにも利上げの雰囲気がありますが、どうでしょう。
スイス
特になし
PMIがでます。中国の景況感を知ることができます。50割れになるようだと、中国のリセッションが意識されるでしょう。予測は51.8です。
ファンダメンタルとFXに関する知識・情報を記事にしております。「今週の相場&論点」の書き方に変更を加えました。通貨ごとの視点に改めます。このようが読みやすいと思いました!