シンガポール在住、

つづれ織り作家の

シャーマ佐知世です。

 

 

私の仕事であるアートの話題と、

インド系の夫と、

2人の子どもとの暮らしについて

発信しています。

 

 

くわしくはこちらをご覧ください。

https://profile.ameba.jp/ameba/hedgehog-2020/

 

 

 

 

 

こんにちは。

今年一年は、みなさんにとって

どんな年でしたでしょうかはてなマーク

 

 

わたしは、今年も、

アジアの小さな都市国家

シンガポールから一歩も出ずに、

一年が過ぎました〜。

 

 

今年は、

わたしのように、自分の国に

一時帰国できないという人が多い中、

一方では、宇宙を観光したという

億万長者が話題になっていましたね。

 

 

 

 

 

 

思い返してみれば、

一般人の宇宙旅行は、

今年に始まったことではなく、

2001年のデニス・チトー氏以来なので、

もう20年の歴史があるわけですが、

 

 

今年は、プロの宇宙飛行士より、

宇宙旅行者の数の方が多かったという

宇宙旅行を夢見る者にとっては、

記念とも言える年だったことも

話題になった理由なのでしょう。

 

 

 

 

 

宇宙に行くには、身体的条件以外に、

一般人のわたしたちには、

おそらくクリアできない経済的条件という

高ーい壁があります。

(環境を気にされる方には、一基のロケット打ち上げが、地球にどんな影響を与えるか、そちらの方が気になるところかも?)

 

 

宇宙旅行の費用を払えるかは兎も角、

億万長者、この小国シンガポールにもいます。

総資産1億円を超えるHNWI *は数十万人、

総資産50億円を超えるUHNWI **は約千人。

総資産が1兆円、という人もいます。

*High-net-worth individuals

**Ultra high-net-worth individuals 

 


また、2020年から2025年の5年間で、

シンガポールのHNWIの数が

60%増えるという調査***もあり、

コロナ禍でも、富裕層は増え続けています。

***27万人から43万7千人へ。クレディ・スイスの調査より。

予想通り増えると、人口の7%以上が億万長者になる計算。

 

 

 


 

ところで、シンガポールの

成功の5Cということばを

ご存知でしょうか?

 

 

Car

Condominium

Credit Card

Career

Club Membership

 

 

訳すと、

自家用車、

高級マンション、

クレジットカード、

高収入の仕事、

クラブ会員権。

 

 

時代とともに、

この5C、少し変わることもあり、

Career(高収入の仕事)が

Cash(現金)に代わったり、

 

 

古い論文を読んでいた時に、

CPF (積立金)という言葉が

入っていたのを見つけたこともありました。

 

 

でも変わらないのは、いつもCは

お金に関係するということです。

 

 

 

 

先日、市内を運転中、続け様に

クラクションを何度も鳴らされ、

横断歩道のない道を左折しようと思ったら、

歩行者がいたので、待っていたときと、

サイクリストの後ろで速度を落としたときの2回。

 

 

偶然、隣に座っていた友人が、

「お金持ちになって、

勘違いしてる人多いよね、ココ」

とポロリ一言叫び

 

 

億万長者になったことと、

気に入らない車にクラクションを鳴らす

この関係性はあまりないように思いますが爆  笑

友人にもそう言いました。性格やその時の気分じゃないかな?とわたしは考えますが、いかがでしょう。


 

お金持ちになっただけなのに、

自分が偉い、他人より上、

と思ってしまい、そう振る舞う方が

いらっしゃるのも事実ですね。

そういう意味で友人は言ったのでしょう。

 

 

それは、

シンガポールに限ったことでなく。

 

 

 

 

数年前、我が家で、

「自分は絶対にバスには乗らない、わたしはそういう人たちとは一緒に座らない」

と言った某大企業の重役がいましてポーン

 

 

いい歳をしたオトナの、

それも人を指導する人の、

この発言には大変驚きましたが、

一応お客さまでしたので、

失礼のないように、

 

 

「じゃあ、離れて座りますね。

わたしは、バスに乗る

その“そういう”人ですから。」

と答えたことがありました。


 

自分は人とは違う、他人より偉い

と勘違いしてしまう条件は、

だけでなく、地位もなのでしょう。

もちろん、勘違いなどしない、富も地位もある素晴らしい方もたくさんいるでしょう。
 

 

宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤

 

 

以前に、

生きるのに必要なものは何か、

と考えた時、

お金はすぐに思いつきませんでした。

それはわたしが先進国で生まれ、恵まれているからかもしれません。


 

が、現代は食料を買うにも、

家に住むにもお金は要ります。

少し余分があれば、

少し大きな家に住めたり

するのかもしれませんが、

 

 

それは選択ではあっても、

人としての価値とは関係ないですね。

大豪邸に住んでも、

一間を借りて住んでも、

人は人、わたしはわたしです。

 

 

富とは何かと考えた時、

銀行残高や不動産、ダイヤモンドに

高級車や高級時計だと思い、

確かにこれらも富であり、

楽しめるモノでもありますが、

 

 

自分の満足にとどまらず、

物質的な富を他人と比較し、

ヒトの価値を計る基準とするならば、

 

 

それが、恥ずかしい態度につながり、

また、上の5Cが成功の証だという、

少し悲しい事態になってしまうのでしょう。

 *これは片方の、文化的観点からは悲しい事態ではあっても、60年弱で、資源も何もない小国をここまでの経済国に築き上げたカリスマ政治家、素晴らしいです。アフリカのルワンダは国の再建にシンガポールを手本にしていますね。これはまた次回。


 

人生の成功とは、

物質的なことばかりでなく、

目に見えないモノや精神的なことも

含みます。でなければ悲しすぎます。

 

 

見えない精神的なこととは、

次世代を育てる、

しあわせを共有する、

従業員とその家族を豊かにする、

社会の役に立つ、などいろいろ…。

 

 

 

 

 

わたしは幼い時、

人から取られないことを身につけなさい

と教えられました。

 

 

例えば、

勉強したことは人から取られませんし、

手につけた職も人から取られません。

天候と相談しながら、

農作物を育てる技術などもそうでしょう。

 

 

でも、会社や上司が決める肩書きや、

人気によって左右されるタレント業、

銀行にある現金などは、

人が取ろうと思えば取れることでもあり、

 

 

人生を賭ける富として、

それらが、わたしの中で育つことは

ありませんでした。

だからと言って、上のことを否定する意図はありません。

これは、わたしの生き方の選択であるだけなのですから。

 

 

それより、

自分の健康な身体という資本

自信や覚悟という中身の方が、

将来に続くという意味での富

なのではないか、と思ってきました。

 

 

そしてそれは今でも

わたし自身の生き方として

間違っていないと思っていますが…キョロキョロ



いろいろな形の富がありますね。

みなさんは、

富についてどうお考えでしょう。

またぜひ教えてくださいね。

 

 

今日もまた長くなってしまいましたが、

最後までお読みくださり、

ありがとうございますハート

 

 

どうぞ、

素敵な新年をお迎えくださいキラキラ

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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