日曜日に書いたブログが公開寸前に何故か消えてしまい 心が折れて放置してましたが、

ようやく立ち直り、書き直しました(苦笑)。

当初のレポより少々端折りましたがご了承下さい(笑)。



3月25日(金)はZIGGYのヴォーカリスト、森重樹一さんの春ツアー「21st BOY」を観に神戸 VARIT.へ行って来ました!




平日の神戸公演と言う事で、動員が伸びなかったのか、2階フロアが封鎖され、1階フロアのみ解放。

…まぁ、ここ数年の森重さんのソロ公演は こんな感じですが。

それでも、開演時間が迫る頃には、1階フロアは程良く埋まる。


定刻の19時を5分程過ぎ場内が暗転。

清さんが編集したと言うT-REXの「20th Century Boy」をモチーフにしたSEが流れ、

満園英二さん(Ds)、清さん(B)、佐藤達哉さん(Key)のレギュラーメンバーと

今回のツアーがMJB初参加となるJanne Da Arcのギタリスト、youさん改めチャンユーが登場!


SEに併せ清さんがオーディエンスを煽ると、手拍子と共に「オイ!オイ!」と拳が上がる!

森重さんにとって「西のホームグラウンド」、神戸 VARIT.、今夜も熱くなりそうです!


バンドが、大阪公演と同じくSNAKE HIP SHAKESのレア曲、「RAT RACER」をプレイし始め、

頬に黒テープを貼ったニッキー・シックス風のBAD BOYS ROCKスタイルの森重さんが登場!

初っ端からラインストーンでカスタマイズされた霧吹きで森重ミストを噴射、

更に口に含んだ水をファンに向かって吹きかける森重シャワーを慣行!

オーディエンスのテンションが上がる!


最初のブロックは大阪公演と同じ流れで「RAT RACER」、最新アルバム「GRACE」から

「MY BLEEDING HEART、「罪に溺れて」、ZIGGYの「BLOND 007」収録の「SOMEBODY'S GREED」と

メロディアスなスピードチューンを連発!

良い流れです!


大阪公演では上手のマイクスタンドの前で堅実なプレイに徹していたチャンユーは

時折、ステージ中央のお立ち台に上がり、ギターソロを披露!

第6夜にして、MJBに馴染みつつあります!


「『21st BOY』ツアーも半分終わり、今夜が第6夜です!

このツアーで今夜が最高だって言えるようなライヴにしたいと思ってます!

皆が元気になると、俺も元気になるって事が最近判って来たんだ(笑)。

最後まで楽しんで帰って下さい!」

と、森重さんがオーディエンスを煽り、2ブロック目は大阪公演と同じ流れで

ZIGGYの「ZOO & RUBY」から「BE YOURSELF」、「Goliath Birdeater」から「Forever Wild」、

「GRACE」のタイトルトラック、ZIGGYの「YELLOW POP」から「ROCK THE NIGHT AWAY」と言った

キャッチーでポップなナンバーが続けてプレイされ、

森重さんが自分の頬に貼っていた黒テープを剥がし、最前列の男性客2人の頬に貼ってました(笑)。


「VARIT.、久し振りに来たけど、こんなもんだっけ?

観客が半分位に減った気がするけど、1000人位居る感じで演るよ(笑)!」

と、森重さんがMCを行い、メニュー変更した事を告げ、佐藤さんの叙情的なキーボードイントロから

ピアノ・アコースティックアレンジの企画アルバム「ROCK & ROLL SWiNGER」に

メロディアスなギターが加わったアレンジの「TOKYO CITY NIGHT」、

ZIGGYの「ROCK AND ROLL FREEDOM」収録の感動のバラード、「MY LOVE」を連発!


歌い終えた後、森重さんが「ROCK AND ROLL FREEDOM」リリースツアーの赤坂BLITZ公演のリハで

声が出無くなり、急遽公演延期したエピソードを語り、

それ以降、「MY LOVE」は長い間ライヴのメニューから外れたが、今回のツアーでは調子良く歌えているそうです。


ここで、恒例のメンバー自己紹介タイム!


清さんはMJBで初めて神戸VARIT.のステージに立った時に、調子に乗って観客を煽って、

いざイントロを弾き始めたら機材トラブルで音が出ず、焦ったと言う思い出を語り、笑いを誘う。


実は枚方出身の関西人のチャンユーは楽しい、優しい、素敵な先輩方に支えられながら

あっという間にツアーの半分が終わってしまったそうです。


前回の宇都宮公演を大友康平さんのライヴに参加する為に欠席した佐藤さんは、

清さんの機材トラブルネタに被せて話した後、
昨年の森重さんと2人きりのピアノアコースティックの「修行ツアー」について語る。

長身細身で手足が長いモデル体型の英二さんは、ダスボン時代から森重さん、戸城さんに
あれこれファッションの指南を受けて来たが、「素材は最高なのにセルフプロデュース力に難有り」と言われているそうです。
…確かに、英二さんの場合、MADさんと同じで上半身裸のイメージが強いですね(笑)。

「今日はチョット、話してイイ?何だったら寝ててイイから(笑)。」
と、森重さんが前置きをして長いMCが始まる。
大体、こんなニュアンスの事を話されてました。

「皆んなも知ってると思うけど、俺がデビューした1987年頃、『BAD BOYS ROCK』シーンってのがあって
あれは雑誌が作り上げたムーブメントなんだよ。
当時、LOUDNESSとVOW WOWが海外進出して、国内のシーンが頭打ちになったんで
次にシーンを牽引するバンドを売り出す為に、雑誌が焚きつけてZIGGYに白羽の矢が当たったんだよ。
ジャパメタの中でも『BAD BOYS ROCK』シーンに関して言えば、俺が頂点に祭り上げられたんだよね。
…俺は人がイイからさ(笑)。
人がイイんで、俺は『狂気』を演じなきゃいけなかった(笑)。
シーンの中でカリスマに祭り上げられて、その胡散臭さは判っていたけど、スターを演じてる内に
いつしか自分の本音が言え無くなったし、自分が何者か判らなくなって行った。
殺伐としてるのがROCKでカッコイイとは思っていたし、『BAD BOYS ROCK』のヒーローってのも
腰掛けならイイんだろうけど、人生掛けてやるモンじゃ無いよね。
7~8年前までは、演じながらも どっかでそれがカッコイイと思っていたけど、やっぱ違うんだよね。
今は真剣に音楽が演れるヤツらと出逢って、良いスタッフに恵まれてキチンとツアーを組んで貰ってます。」

現在、良い状態で音楽活動が出来ている事をファンに語り、更に、今後のヴィジョンについても話してくれました。

「俺のライフワークとしてあるべきバンドは、やっぱりZIGGYです。
2016年?17年?
いつかはZIGGYをやろうって思ってるけど、それは、皆んなが思っているZIGGYでは無いです。
何故なら、俺にとってのZIGGYはノスタルジーに浸る為の『リバイバル』じゃ無いからね。
ZIGGYってバンドをやるからには、新しいモノしか作りたくないんだよ。
それは俺のプライドだよ。
俺は俺自身の才能と運を信じてるし、必ず皆んなをもっと笑顔にさせて、もっとデカイ所へ連れてくよ!
50代の森重樹一に期待して欲しいし、楽しんで欲しいし、応援して欲しいと心から思ってます!」

森重さんの口から、ZIGGYの未来の展望が語られました。
そこには、戸城さん、宗仁さん、大山さん、JOEさん、津谷さんと言った往年のメンバーの姿は
無いかも知れませんが、俺は現在の森重さんが選ぶメンバーがZIGGYのベストメンバーだと信じてます!

次のブロックは、SHSの代表曲「RIVER OF TEARS」、「GARCE」から「わだかまりの夜」、
大阪公演のメニューに入っていた「がんじがらめ」を外し「LIVE FOR TODAY」、
「一体全体」の後、「VENUS」を外し「Goliath Birdeater」から「Without...」がプレイされました。
個人的には、この2曲のメニュー変更は嬉しかったなぁ~(笑)!

終盤ブロックは大阪公演と同じ流れで近年の定番曲「HIGHER」、「明日晴れ」、「ストキン」
「ROCK & ROLL SiNGER」アルバムから「TOXIC ADDICTION」、「ROCK & ROLL SiNGER」「Rusty Voice」の6曲を怒濤の6連発!
そして、本編のラストを飾るのは感動的なバラード、「終わらない愛の唄」。
森重さんの圧倒的な歌唱力に酔いしれました。

1stアンコールは前作「obsession」から「FORGIVE ME」と「GOOD OLD TIME ROCK'N'ROLL」を連発。

更なるアンコールの拍手と声に応え、森重さんがステージに登場し、
「形だけじゃ無く心からの熱い拍手で迎えてね~(笑)。」
と、英二さん、清さん、佐藤さん、チャンユーの順にステージに呼びこむ。

ツアーグッズの赤のスタジャンを羽織った清さんに「ヤンキー!」と言う声援が飛んだのには
「本気度が違うね(笑)。」と、森重さんもウケてました(笑)。

森重さんが首に掛けていた羽根飾りを手にして
「今から これ投げるから、皆んなで取り合って、俺に人間の業の深さを見せてくれ(笑)。」
と、フロアに投げ込むと、数人の観客が森重さんの指示通り奪い合ってました(笑)。

「チャンユーは今年41歳で厄年だね。…大丈夫だよ、俺は足を骨折しただけだから(笑)。
そのチャンユーがギターキッズだった頃にコピーしてた曲を世代を越えて演るよ!」
と、森重さんがタイトルコールを行い、ZIGGYの大ヒット曲「GROLIAと「STAY GOLD」をプレイ!
フロアのオーディエンスが大合唱で盛り上がり約2時間50分のライヴが終了!

この後もアンコールの拍手と声が続きましたが、残念ながら3rdアンコールは無し。
…とは言え、森重さんの熱い長めのMCがあったので、大阪公演より長いライヴになりました(笑)。

第6夜にして、3曲のメニュー変更があり大阪公演とは一味違ったライヴでした!
チャンユーも格段にMJBに馴染んで来てたし、彼が今後 森重さんとどう絡んで行くのかは判りませんが
今後が楽しみなギタリストでした!


森重さんのツアー「21st BOY」は、残す所3公演!
かつてZIGGYが好きだった皆さんはモチロン、R&R好きを自認する音楽ファンの人はお近くの街に
森重さんが立ち寄った際には、是非、各会場に足を運んでみて下さい!

森重樹一 TOUR 2016「21st BOY」

4月1日 (金) 福岡・博多 CB
Open 18:30 Start 19:00

4月3日 (日) 高知・高知 X-pt.
Open 17:30 Start 18:00

4月9日 (土) 東京・新宿 BLAZE
Open 17:00 Start 18:00

チケット料金¥5,000.-(消費税込)
※18歳以下は身分証提示により2,000円キャッシュバック
会場により入場時ドリンク代が別途必要

そして、中島卓偉さんとの夏の東名神カップリングツアーも決定しています!

「森重樹一 vs 中島卓偉」

7月8日 (金) 愛知・名古屋 アポロベイス
Open 18:30 Start 19:00

7月10日 (日) 兵庫・神戸 VARIT.
Open 17:30 Start 18:00

7月16日 (土) 東京・新宿 LIQUID ROOM
Open 17:00 Start 18:00

チケット料金¥5,000.-(消費税込)
※18歳以下は身分証提示により2,000円キャッシュバック
会場により入場時ドリンク代が別途必要

次の関西圏での森重さんのライヴは7月10日 (日)の神戸 VARIT. 公演!
お日柄も良く日曜日なんで、VARIT. の2階を開放する位、集まって欲しいなぁ~(笑)。



森重樹一 @ 神戸 VARIT. (2016.03.25.) セットリスト
1. RAT RACER
2. MY BLEEDING HEART
3. 罪に溺れて
4. SOMEBODY'S GREED
5. BE YOURSELF
6. Forever Wild
7. GRACE
8. ROCK THE NIGHT AWAY
9. TOKYO CITY NIGHT
10. MY LOVE
11. RIVER OF TEARS
12. わだかまりの夜
13. LIVE FOR TODAY

14. 一体全体
15. Without...

16. HIGHER
17. 明日は晴れるさ
18. STRANGE KINGDOM
19. TOXIC ADDICTION
20. ROCK & ROLL SiNGER
21. Rusty Voice
22. 終わらない愛の唄
Encore 1
23. FORGIVE ME
24. GOOD OLD TIME ROCK'N'ROLL
encore 2
25. GROLIA
26. STAY GOLD