■米国フロリダ州で開催のザ・プレーヤーズ選手権で
ゴルファーとして見習いたい事象と決して真似
してはいけない事象がありました。
個人的には「選手の良し悪し」ではなく、彼らが
とった「行動の良し悪し」に注目したいと思います。
■「良い行動」 → GDO記事
後半の7番ホールでティショットを左の池に入れた
ロリー・マキロイ選手。
ペナルティエリアの赤い境界線から第3打を
打とうとした際に同伴プレーヤーから、ペナルティ
エリアを横切った場所について異議があり、8分間
協議したとのことです。
同伴プレーヤーの意見が正しければ、さらに200y
後方からの第3打となります。
テレビ映像がなかったことも確認しているよう
ですから、競技委員も同席したと思われます。
最終的には当初の場所からプレーを再開した
マキロイ選手はダブルボギーでした。
現場でのニュアンスまではわかりませんが、
第3打目の場所が200yも違うことについての
同伴者の意見に真摯に向かい合った
マキロイ選手の対応は見習いたいものです。
「より自分に有利に」と考えがちですが、真実に
沿った処置でプレーを続けるという意思の
大切さを示す事例です。
しかし、ペナルティエリアを横切った場所を
特定するのは難しいです。
ボランティアでフォアキャディを担当する際の
池ポチャライン特定には苦労しますから。
それにしても、8分間の協議は長すぎますね。
■「ゴルファー失格の行動」 → GDO記事
残り2ホールとなったアダム・ハドウィン選手、
有名な17番アイランドグリーンのショート
ホールで池ポチャダブルボギー。
次の最終18番では、ティショットがかろうじて
池ポチャをまぬかれたものの、セカンドショットを
池に入れてしまいました。
その直後自分が持っていたクラブを池に投げ入れて
しまったんですね。
どんな事情があってもゴルファーがしてはいけない
行為です。
このような乱暴な行為について、かつて
「気持ちはわかりますね。」
「これで気持ちが少しは吹っ切れるんです。」
などと擁護する解説を聞いたことがあります。
今にして思えばとんでもない解説者でしたね。
「ゴルフ」というスポーツがゴルファーに求めて
いるものを広く広める立場の人が言うセリフでは
ありません。
今回の件でも、「悪い行動」であることを強く
伝えてほしいものです。