362-18-43 ゴルフボラシェルパメモ

 

◎大会名称:第24回 関西小学生ゴルフ選手権競技(予選)

 

 

 

🔸1.ここで学んでほしいこと

🔸2.良かった、助かった!

🔸3.次から携帯するもの

 

◎開催期間:2023(R05).06.24(土)・25(日)

 

◎大会概要:[主催:スポーツニッポン新聞社KGU(関西ゴルフ連盟)]

 

◎ゴルフ場:ダンロップパースリーコース

  〒651-1341 兵庫県神戸市北区八多町深谷字梁ヶ谷1025-1

  電話:078-987-0993

 

 

◎インターネット(放送):

 

 

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<入場者数>

 第一予選(6/24(土)):??名-天候:曇

   (前年??名-6/25(土)天候:晴)

 第二予選(6/25(日)):??名-天候:曇時々晴

   (前年??名-6/26(日)天候:晴)

 合計:??名(前年??名)

 

<7/28(金)宝塚GC旧C決勝進出者>

 

 ①第一予選(6/24(土))[男子](12名)

  1位(-4)=北本太一

  2位(-3)=新居煌大

  3位(-2)=梯量太

  4位タイ(±0)=小高琉心・吉松優馬・七條龍之介

  7位タイ(+1)=福田翔太・酒井基央・宮下大和・八木真弥

  11位タイ(+2)=細野大和・吉岡大駕

  フルリーダーズボード

 

 

 ②第一予選(6/24(土))[女子](14名)

  1位(-4)=橋川珠空

  2位(-3)=岩永梨花

  3位(-2)=森下澪

  4位タイ(+1)=本村彩歌・宮山綺菜

  6位タイ(+2)=櫻井結愛・田畑結衣・阿曽紗英

  9位タイ(+3)=堀川梨杏・福井梨乃・高垣有里

  12位タイ(+4)=康田嘉蓮・近野琴春・田畑玲奈

  フルリーダーズボード

 

 

 ③第二予選(6/25(日))[男子](11名)

  1位(-2)=塚田一惺

  2位タイ(-1)=後藤琉唯・高妻潤

  4位(0)=岡本拓馬

  5位タイ(+1)=田原優・徐千翔・周参見大輝

  8位(+2)=新木蘭丸

  9位(+3)=坂下敬人

  10位(+4)=尹大銀

  11位(+6)=北山敬大

  フルリーダーズボード

 

 

 ④第二予選(6/25(日))[女子](10名)

  1位(-2)=道上稀唯

  2位タイ(-1)=椎山真帆・村上稀耶

  4位(0)=中島智那奈

  5位タイ(+1)=和田谷茉倫・幸奏

  7位タイ(+3)=塩田菫・中嶋雪音・道端楓子

  10位(+4)=朝井結愛

  フルリーダーズボード

 

 

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<今回のボラ(募集)>

 [ボラ募集窓口]

  ・スポーツニッポン新聞社大阪本社

 [ボラ運営(主)]

  ・スポーツニッポン新聞社大阪本社

 [ボラ本部(控室)]

  ・クラブハウス2F(アテスト会場内)

 [募集業務]

  ①スコアラーのみ

 

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 第1日目(第一予選):06月24日(土)【ボラ不参加】

  天候:曇

 ・ボラ募集なし。

 

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第2日目(第二予選):06月25日(日)【ボラ参加】

  天候:曇時々晴

 

<本日の業務>

①第4組(北山敬大・松本統義・許子文・木本琉聖)のスコアラー

  ・北山敬大(きたやまけいと)

    和歌山県湯浅町立田村小学校6年生

    OUT30+IN30=60(0→+6  11位(決勝進出))

  ・松本統義(まつもととうぎ)

    兵庫県Ascot International School Japan3年生

    OUT45+IN41=86(0→+32 36位)

  ・許子文(きょさいもん)

    兵庫県神戸中華同文学校6年生

    OUT33+IN32=65(0→+11 18位T)

  ・木本琉聖(きもとりゅうせい)

    大阪府堺市立錦小学校

    OUT35+IN35=70(0→+16 24位)

 

   OUT=08:22〜09:43(所要1時間21分)

   IN =10:02〜11:36(所要1時間34分)

 

 

 

  ・現地到着=07:50

   現地撤収=12:10(4時間20分)

   ボラ本着=12:10

 

  ・スタート前の選手への説明風景。

   ご家族のみなさんも見守っています。

 

 

🔸1.ここで学んでほしいこと

 ・ここダンロップパースリーコースで初めて

  小学生大会にボラ参加したのは

  2021(R03)年でした。

  今回と同じ大会の第21回大会です。

 ・この大会は18ホール全てがパー3の

  いわゆるショートコースです。

  大人も含めてゴルフ初心者が手軽に

  ラウンドを経験できる場所です。

 ・そして「この大会」も同じくです。広く門戸を

  広げていますから、初めてゴルフの

  「試合」に参加するという小学生もいます。

  ですから「マーカー」としてスコアカードを

  記載することも初めて経験することに

  なります。

  また、それ以前に「ラウンド慣れ」していない

  小学生もいますし、ゴルフ規則の理解も

  十分ではありません。

  (ゴルフ規則を熟知してラウンドする

  アマチュアはそう多くはないと思いますが、

  トラブル時の処置やペナルティのカウント

  方法などスコアに関わるルールは最低限

  覚えた上でコースに出たいものです。)

 ・そういった小学生がいる一方で、低学年から

  ゴルフを始め試合経験が豊富な小学生も

  います。

  毎年新しい子供たちが初参加し、中学生に

  なった子供たちが大会を去っていきます。

 ・さまざまな子供たちがいる中で、事務局で

  あるスポーツニッポン新聞社のみなさんも

  組合せにはご苦労されていると思います。

  極端に進行が遅くなる組が発生するのは

  よくありませんから、各組まんべんなく

  試合慣れしている子供とそうでない子供を

  組み合わせています。

  組合せ(表)を見るとそのことがわかると

  思います。

  ゴルフを始めた時期や試合を経験し始めて

  からの年数によって技量の差が出ます

  から、必ずしも高学年の小学生の方が

  「上手」ということではありません。

 ・このような大会にボラ参加できることは、

  難しさを感じる一方で将来のある子供たち

  には未来と新鮮さも感じています。

  そしていつも感じていることがあります。

  以下の思いはある選手個人に対してでは

  なく、参加する全ての選手や応援する

  ご両親など身内の方々に知ってほしいと

  思います。

  良い成績を上げることも大切ですが、

  「良いラウンドができる準備」をしてほしと

  いうことです。

  優れたゴルファーとは、①上手にラウンド

  できること、②良いスコアを出せること。

  とよく言われます。

  ②はショットやパットの技術的なことで、

  この大会に参加する子供たちは一定

  程度のレベルに達しています。

  しかし、ラウンド初心者は①が不十分です。

  同じ組の同伴プレーヤーと心地よく

  スムースなラウンドができる準備をして

  ほしいと思います。

  ごく一部ですが具体的には、

   ✓礼儀正しく

   ✓同伴者のプレーをよく見る

   ✓(特にグリーン上で)同伴者のプレーの

    邪魔にならないように

   ✓ゴルフ規則に触れ続ける

    (少なくともトラブル時の処置や

    ペナルティのカウント方法を覚えておく。)

   ✓試合ごとのローカルルールを理解

   ✓マーカーの役割の理解

   ✓スロープレー排除の意識

   ✓「ゴルフの精神」を理解 などなど。

    誰にとっても「ゴルフの精神」を真に

    理解することは難しいと思いますが、

    ゴルフというスポーツを知るためには

    不可欠なものです。

    少しずつでも理解し体現していきましょう。

    ゴルフ規則の2019(H31).1.1(火)大改正で

    ゴルフ規則から「ゴルフの精神」の記載は

    なくなりましたが、その中身は変わりません。

    「ゴルフの精神」、ゴルファーであるなら

    大切にしたい理念ですね。

   <参考> 「ゴルフの精神」の説明(ゴルフ豆辞典)

   <参考> R&Aエチケットビデオの日本語吹き替え版(2013(H25)年JGAサイト)

 

 

   <参考> ブログ「旧ゴルフ規則の「第1章 エチケット」とは...(全文)

 

  これらのほかにもラウンドするために必要な

  ことはたくさんあると思いますが、ショットの

  技術を磨くこと以上に積極的にマスターして

  すばらしいゴルファーになってほしいです。

 ・他のボランティアさんたちから聞いたことが

  あります。

  「悪い成績で帰ったら(親に)怒られる。」と

  言ってスコアをごまかす。

  最終ホールのグリーンサイドで親が見ている

  ので、ティショットのオナーを代わってもらう。

  毎ホールごとにみんなで確認したスコアを

  アテスト会場で(過少)変更しようとする。

  「成績・スコア」が子供たちのプレッシャーに

  なっていることがよくわかります。

  成績第一主義になってスコアをごまかして

  しまえば、もうゴルフではありません。

  ショット・パットの練習ばかりで中学生になり

  高校生になるとプロと渡り合える飛距離の

  ジュニアになります。

  しかし、プレースキルは向上してもゴルフ

  プレーヤーとしての人格を損なうプレーを

  しては意味がありません。

  ゴルフは楽しくて高い満足感を得られる

  自慢できるスポーツと子供たちが思えるように

  周囲の大人たちが目標設定してあげて

  ほしいと思います。

 ・ゴルファーにとっての最高の賛美は、技術を

  褒められることよりも、「また一緒にラウンド

  しましょう!」と言われることだと思っています。

  「技術的に上手」だけではなく、

  「一緒にラウンドしたい」と思わせる

  すばらしいゴルファーになれるよう、この大会を

  通じて学んでほしいと思います。

 

 

 ・そのためにわれわれスコアラーも、ゴルフの

  精神やルールを勉強し、また適切に子供

  たちに接することができるようにしなければ

  いけないと思います。

 ・ジュニアからシニアのアマチュアや

  プロゴルファーのスコアラーをしていて、

  一番大変なのは小学生ジュニアの試合です。

  アマ・プロ問わずゴルフ経験の長い人たちの

  スコアラーをしていてもそれなりに苦労する

  部分もありますが、小学生の場合は想像

  しなかったようなできごとが起こります。

  自分のそれに対する経験値も上がって

  きますが、「大変さ」を感じる分だけ面白みも

  ありますね。

 

[試合におけるスコアカードの記載とアテストに

 ついての補足]

 ・普段のラウンドではアマチュアは、自分の

  スコアを自分のスコアカードに記載します。

  しかし、試合では他の同伴者のスコアカードを

  預かって、その人のスコアを記載するとともに、

  自分のスコアを(スコアカードの切り離し部分に)

  記載します。

  例えば4人(A・B・C・D)でプレーする場合、

  BがAのマーカーとなりAのスコアカードを

  預かりAのスコアと自分(B)のスコアを記載

  します。CはBのマーカー、DはCのマーカー、

  AはDのマーカーになります。

 ・ラウンドが終わり、マーカーのBが預かった

  スコアカードのマーカー署名欄にサインをして

  Aに戻します。

  A はBが記載してくれたスコアカードの内容を

  確認し、問題なければスコアカードの

  プレーヤー署名欄に自分のサインを書き

  入れます。

  もし、内容に誤りなどあればA・B双方で

  確認し合い、必要であれば記載内容を

  修正します。

  写真は昨年の「関西ジュニアゴルフ選手権」の

  スコアカードです。

 

 

 ・二つのサインが書かれたスコアカードを

  委員会側に提出し、内容のチェックを受け、

  問題なければスコアが確定します。

  この際、委員会側が選手に対し、その選手の

  ハーフ(OUT・IN)各合計と18ホール

  合計スコアを読み上げ、選手が了解すれば

  スコア確定となる。というのが一般的ですね。

 

🔸2.良かった、助かった!

 ・このコースの6番ホールは毎回何かあります。

  136ヤードで18ホールの中では一番長く、

  クリーン手前には大きな谷(池)があります。

  池ポチャだったり、ロストボールになったり。

  すんなりと全員がホールアウトできた記憶が

  ありません。

 ・この大会ではローカルルールが事前に

  ネット上に掲載されていますから、あらかじめ

  目を通しておきます。

  当日もボランティア用の資料としてローカル

  ルールが配られます。

 ・その中の一つに6番ホールでの処置が

  書かれています。

  池を越えた傾斜地にボールが止まることも

  ありますが、選手の安全を考えて青杭エリア

  としています。

  そしてその際は赤ティマークの特設ティから

  3打目を打たなければいけません。

 

 

 ・このルールをすっかり勘違いしていました。

  このホールにはグリーンの周囲や池に

  入った場合など赤杭エリアがあります。

  赤杭エリアに入ったボールは他のホールと

  同じように黄ティマークの特設ティから

  打つことになっています。

 ・我が第4組は、2名が池に、1名が左の

  赤杭の外に出てしまいました。

  「このホールでは全て赤杭から、左右2つ

  ある赤杭はペナルティとなったボールから

  近い方を使う。」と思い込んでいたので、

  赤杭を越えた3選手には赤ティから

  打つように言いました。

 ・ホールアウト後のアテスト会場で、

  6番ホールの赤杭特設からのショットは

  3打目で良いかの確認をしていたら、

  そもそも赤杭を使用したことが「誤所からの

  プレー」になることが判明しました。

  運営スタッフに促され、KGU(関西ゴルフ

  連盟)の競技委員長に事情を説明しました。

  もしこのまま「誤所からのプレー」になれば

  3選手には2罰打が付加されてしまいます。

 ・競技委員長の裁定はセーフでした。

  「レフェリー」としてのスコアラーが(誤った)

  処置を裁定したケースに相当するという

  ことで、2罰打は適用されないことになりました。

  この瞬間、ほんとによかったと思いました。

 ・後で調べてみました。

  ゴルフ規則 20.2d 間違った裁定と運営上の誤り 

  に記載されていました。

 

 

 ・通常スコアラーは、ルールに関する内容に

  関与してはいけません。

  しかし、この大会ではゴルフ規則や

  ローカルルールを熟知していない大会

  初心者小学生ゴルファーも多いことから、

  試合進行の迅速化の意味もあり、ルールに

  関する助言を行うことが許されています。

  (もちろんプレーのアドバイスはしては

  いけません。)

  このことから、今回の「スコアラー」は

  「レフェリー」としての役割もあるとの認定

  から、規則20.2dが適用されました。

 ・自分の判断ミスで選手にペナルティが

  つかずにほんとうに良かったと思いました。

 

🔸3.次から携帯するもの

 ・今日のボラ活動、次回からは携帯必須の

  2つのものが見つかりました。

 ・1つ目は虫除けスプレーです。

  スタートして間もなくたくさんのヤブ蚊に

  刺されました。

  痒さでスコアラーに集中できないほどです。

  蚊に刺された痕を見て子供たちが気の毒

  そうに声をかけてくれました。

 

 

 ・2つ目は消しゴムです。

  以前はボラ活動の必須アイテムとして

  必ず持ち歩いていましたが、フリクション

  ペンシルを携帯するようになってからは一切

  持ち歩かないようになりました。

 

 

 消しゴムの必要性を感じたのは、

  スコアカードのOUTとINを逆に記載した子が

  いたことによるものです。

  今回試合が初めてという子については、

  1番ホールが終わった時点で正しく書けて

  いるかを確認しました。

  ところが別の子がINの10番ホール側に

  記載しているのがわかりました。

  それも何ホールか経ってからです。

  消せないINコースの数字、仕方がないので

  10番ティの小屋でゴルフ場のスコアカードを

  借りて、そこにマーカー相手と自分のスコアを

  書かせることにしました。

  そして、アテスト会場に戻って正規のスコア

  カードに正しく転記させました。

  次回からは最初のホールを終えた時点で

  各選手のスコアカードを確認しるようにします。

  消しゴムの持参も忘れずに。

 

※朝食(パースリーコースのレストラン)

 

 

※昼食(本コースのレストラン)

 

 

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<今回のボラシェルパ参加満足度>

  100点満点中、80点。

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《ありたいゴルフボラシェルパ像》

 ●●● ①②③の同時達成を目指す!  ●●●

   ①ギャラリーさんが楽しめる環境づくり。

   ②選手がプレーしやすい環境づくり。

   ③自分を含むボラシェルパが業務を

    楽しめる環境づくり。

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