不倫を「自分ではない何かのせい」にしたい夫

不倫問題カウンセラー花田好久です。


不倫をした夫は、不倫を「自分ではない何か（誰か）」のせいにしたがるものです。


・自分に無関心だった妻のせい

・強引に誘惑してきた不倫相手のせい

・親からの遺伝、親の育て方のせい

・お酒のせい

・仕事のストレスのせい

・周囲の環境のせい

・男の本能のせい


このように、不倫は自分も悪いけど、自分ではない何かのせいでもある。

だから、自分はそこまで悪くないというわけです。


自分のことをいつ何時も肯定していたいのが人間です。

その意味で、夫が不倫を何かのせいにしたがるのは、人間らしいといえば人間らしい振る舞いです。


とはいえ、不倫を自分ではない何かのせいにしていては、心から不倫を反省することは出来ないでしょう。

妻も、そういう夫のことを、「言い訳がましい」「潔くない」「卑怯」「無反省」などと思うでしょう。

それでは、不倫で失った信頼感が元に戻ることはありません。





不倫（特に男性）とは、能動的に、自発的に動いてこそ成立するものです。

仮に、女性側から誘われ、受け身であっても、最後は自分で決めて一線を超えているわけです。

その責任というのは、きちんと認めないといけません。


夫以外の何かが不倫の一因になっていたとしても、不倫をしたのは夫その人です。

その原因を分析し、再発防止に活かすのは大事です。

しかし、不倫をしたのは夫なのですから、自分以外の何かのせいにして、責任逃れはしないで欲しいですね。

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