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2009-09-16

こちらに移転します

テーマ:日記
こちらに移転します

Heart Place -Upgrade-
http://www.ne.jp/asahi/heartplace/hechima/ug/
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2009-05-22

椿三十郎  (1962年 / 日本 )

テーマ:邦画(アクション)
B000UH4TTQ椿三十郎<普及版> [DVD]

 監督 : 黒澤明
 出演 : 三船敏郎
      仲代達矢
      加山雄三
      団令子
      志村喬
      田中邦衛

・熟成の問題

朽ちた社殿に集まり密談する9人の若侍たち。
次席家老の汚職を許せないのだ。
そこで助けを求めたのが大目付菊井であったが、すでに次席家老の仲間であった。
たちまち社殿は菊井の手勢に社殿が取り囲まれてしまう。
偶然社殿の奥で寝ていた浪人が機転を利かし若侍たちは窮地を脱する。
青いながらも悪事を許せない若侍たちを放って置けなくなった浪人は
9人と共に城下へ乗り込むのだった・・・。

黒澤明や三船敏郎の名前を知らない訳はないのだけど
いままで観る機会がなかった黒澤作品。
それをなぜ?
と尋ねられたところで「私の熟成の問題」としか答えようがない。
黒澤作品を一切観た事がないかと思い返してみれば
おそらく10代前半に映画「生きる」を観た記憶がある。
しかし、しかしだ、
調べるに付け名作との誉れ高いこの「生きる」さえも
終盤、主人公がブランコに揺られながら
「命短し 恋せよ乙女」と歌った場面しか覚えていない。
あまり私の熟成が進んでいない、始まってもいなかったとも言える
有様にガッカリもするのだけど・・・仕方ないよね。
“青かった”って事なんでしょう。

さて、ついに、いや、別に避けていた訳ではないのだけど
黒澤作品に面と向かうことになったのですよ。
そんな時期なのかなと思いながら薦められるまま
鑑賞に至りましたよ。

で、率直な感想。
「すばらしい」「面白い」そして「今でも新しい」
そう感じさせられた映画でした。
三船敏郎の飄々とした様に心躍らせながら
最初から目が離せなくなる物語の展開、要所要所に入る笑い。
侍の格好良さも存分に表現されている映像美。
特筆すべきはモノクロ映像。
物心付いた時にはもうカラーテレビだった世代ですから
正直、モノクロの表現力なんて想像できなかった。
所詮、無色でしょ?って思っていました。
しかし、この映画の椿は赤かった。
血しぶきは紅だった。本当に。
素晴らしい映像は脳が色彩を補完する。
すげぇな黒澤映画!!

三船敏郎の映画は本当に初めて観たんですよね。
日本にこんな凄くセクシーな俳優が居たんだねぇ。
だけどもう一人、目を奪われて仕方なかったのが仲代達矢。
何なんだ・・・この人の存在感。
なんと言う眼光。なんと言う風貌。なんと言う雰囲気。
三船氏が「世界のミフネ」と呼ばれるのは分かる。
素晴らしい役者さんだ。当然だろう。
でもなぜ仲代氏が日本の俳優に留まってのか意味が分からない。
なぜなんだろう?
本当に理解できない。

最初に触れないといけないだろう物語は・・・
たぶん何のことはない。
ドタバタ劇と言ってもいい。
決して深い訳でも、考えさせられる訳でもない。
それをこの映像美と素晴らしい俳優でやるから芸術になる。
それで良いじゃないですか。

もっと黒澤作品を、
三船敏郎出演映画を観るべきなんだろうなぁ。

ま、観るべき時期が向こうからやって来るのを待っても良いけどね。
「熟成の問題」って言う事で。
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2009-05-08

崖の上のポニョ  (2008年 / 日本 )

テーマ:邦画(アニメ)
B0021D5ETQ崖の上のポニョ [DVD]
 監督 : 宮崎駿
 出演 :
  奈良柚莉愛
  土井洋輝
  山口智子
  長嶋一茂
  天海祐希
  所ジョージ
 音楽 : 久石譲

・憑き物の落ちた宮崎駿

崖の上に母リサと住む5歳の少年そうすけ(宗介)
ある日、崖下の水辺で不思議な金魚の子と出会う。
一度は父フジモトに連れ戻される金魚の子ポニョだが
再び人間の女の子として崖の上に家にやってきた。

正直な気持ち、ここ数作の宮崎駿作品は説教臭さが鼻についた。
エコだったり、反戦だったり。
とても良い映画なんだけど最後にスカッとして見終えてるかと聞かれれば
なにか考えてしまっている自分が居る。
エコや反戦は大切なことなんだけど・・・。

川柳で「ごもっとも だからよけいに 腹が立つ」
って言うのがあるけどホントそんな感じ。

話が初っ端からそれてしまった。
この映画「崖の上のポニョ」はそんな何らかの憑き物がすっかり落ちた
作品に感じて素直な気持ちで見ることが出来た。
最近の数作の根底に流れる重いテーマの映画に慣れてしまっているからか
鑑賞後、うっすら物足らなさ見たいな物を感じたりしましたが
それでも説教された後の畏まった面倒臭さはなかった。
「面白かったね」って素直に言えて、
母リサのようなサッパリとした女性に憧れたりもした。

こう単純な物語が膨らんでいくのが良い。
ポニョはそうすけが好き。だから人間になりたい。一緒にいたい。
それだけ。
絵本を見ている感覚と同じなんだと思う。
この映画から何を感じ取るかはそれぞれの人の勝手な楽しみとして
捨て置いてもらえてる感じがする。
環境問題を感じ取ろうが、高齢化問題を感じ取ろうが
私のような単純な人間が絵本のように感じるのも良し。

与えられる物よりも感じ取った物の方が
心の奥底に問いかけられ残っていく気がするんですよね。
それがすぐに人生の糧になるも知れないし、
ず~っと心の奥に仕舞ったまま死んじゃうかもしれないけどね。

宮崎駿監督が今になってなぜこんな作品を用意したのか・・・
分かりようもない。
ちょっと以前、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
この「崖の上のポニョ」が製作されいく過程が紹介され
今回もまた宮崎駿翁は
「映画はこれでおしまい」見たいな事を言っていた。
また言ってるよって思ってた、この映画を見るまでは。
今は本当にお仕舞いかもしれないと思ってる。
私にはそれほどこの作品がこれ以前の数作とは異質に感じた。
ここが宮崎駿作品の到着点なのかどうかは知らない。
ただ、何らかの覚悟で作ったんだろうなって感じはする。
(その後、「やっぱりもう1本作る」発言があったらしい・・・嬉しい)

技術的なことも分かりません。
前出の番組で言ってたけど今回は全部手描きのアニメーションなんだそうだ。
ふ~んって思ってみたけど、私はとても好きなようだ。手書き。
映画「もののけ姫」のヌルヌルっとした動きがどうも苦手だった。
いや、あのヌルヌルっとした動きがコンピューターによる物なのかも
知らない訳だけれども・・・スイマセン。

いいかげん大人になった今になって
この映画に出会えた事は本当にありがたい。
もうね、説教とかされ尽した。
見終わった後にただ「面白かった」って思える映画は活力だ。
DVDは手に入れたい。
見なくても流して置くだけ、たまにチラ見。
それでも元気になれる気がする。

見ただけで元気になれる。
そんな映画、最近見かけないんだよね。みんな小難しくて。
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2009-01-01

ワーテルロー  (1969年 / イタリア・ソビエト連邦 )

テーマ:洋画(ドラマ)
ワーテルロー [VHS]ワーテルロー [VHS]
 監督 : セルゲイ・ボンダルチュク
 出演 :
  ロッド・スタイガー
  クリストファー・プラマー
  オーソン・ウェルズ
  ジャック・ホーキンス
 音楽 : ニーノ・ロータ

・ここにナポレオンの時代が在る

エルバ島から脱出し南仏に上陸したナポレオンに
フランス全土は興奮にわきかえっていた。
一方、ナポレオンの宿敵ウェリントン英国司令官は
プロシアなどの周辺各国と共に軍備を強化し、
今度こそナポレオンを徹底的に駆逐しようと、
ヨーロッパに軍を進めていた。

英雄と知将が「ワーテルロー」で激突する。


この映画の素晴らしさは、
どの切り口から書いて良いものか迷ってしまうほど。
1969年に製作されたこの映画に古さは感じない。
一つずつ上げて行きたいと思います。

最初に、映画音楽が素晴らしい。
1800年代世界の背景に流れる音楽は重厚にして繊細。
期待をせずにこの映画を観はじめたのですが、
この音楽の素晴らしさに、映画への興味が
一気に高まったのは言い過ぎではないのです。
どうしても気になって、鑑賞後調べたところでは
この映画映画音楽はニーノ・ロータ
かの「ゴッドファーザー」の音楽を担当したと知れば、
この映画の重厚かつ繊細さも頷けるでしょう。

次に、ナポレオンが脳裏にある肖像そのまま。
これには正直笑ってしまったほど。
美化されたナポレオンの肖像画ではなく、
ナポレオンそのものを描いたとされる「小太り」の男がそこに居た。
いつも胃に手を当てたたずむ姿にデジャビューを見たのかとさえ。
その鋭い眼光、思慮深さに面持ち、
私の知っているナポレオンがそこに居る。。
これは俳優の役作りなのでしょう。
それなのにもうナポレオン本人のドキュメンタリーとして
観てしまっている私が居ました。

そして、最大にして最高、圧倒的な映像美。
CGが当たり前の現代映画を見慣れている私たちには
地平線の彼方まで広がる兵士が全てエキストラである事に驚愕し、
あの地平線に居る兵士たちの佇まい
息遣いを想像するに身震いさえ感じる。
現代のCG技術の素晴らしさはあえて言うまでもないが
圧倒的な数の人間を擁して描かれる存在感は
コンピューターには描けない奥行きを見せてくれる。
なんとか言葉を尽くして伝えたいのだけど、
言葉を重ねるほど映像の雄大さと離れてしまう気がする。
この映像を見るだけでも価値があるとしか言いようがない。

こんなにも素晴らしい映画にもかかわらず、
悲しいかなDVDでは見ることができない。
ビデオさえも入手困難な物となっている。
なぜ?こんなに素晴らしい作品が…
イタリアとソ連(ロシアではない)の合作である本作は
著作のありかが判然のしない?という噂。
レンタルビデオで、中古販売で見かけたら
ぜひ手に取って欲しい。
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2008-12-29

明日の記憶 (2005年 / 日本 )

テーマ:邦画(ドラマ)
明日の記憶明日の記憶
 堤幸彦

 渡辺謙
 樋口可南子

 大滝秀治
 及川光博 
 香川照之



・物語への違和感

幸せな日々を過ごす主人公 佐伯雅行に突如訪れる
“若年性アルツハイマー”
49歳の働き盛りに突き付けられる現実に怒りと不安…。
若年性アルツハイマーを患った主人公と支えようと努力する妻。
受け入れてゆくしかない心の葛藤を描く。

この映画が公開された前後からテレビなどでも
この"若年性アルツハイマー”の情報をよく目にするようになりました。
記憶が喪失していくだけでなく、
果ては下の世話までも必要となっていくのです。
事実はもっと過酷なのを世間は知っています。
この映画のエンディング近くで
主人公が妻に問いかけた言葉に辛く涙をしましたが
それは序章でしかない事を知っています。

渡辺謙と言う日本を代表する俳優を擁し、
堤幸彦が監督した作品にしては
とても中途半端で現実感のない幕切れだというのが率直な感想です。
渡辺謙も堤幸彦も大好きなのに残念すぎます。
「若年性アルツハイマー」を題材に夫婦愛を描こうとした事に
違和感を覚えてしまったのかもしれない。

この映画が描かなかった
介護される側も、介護する側ももっとも過酷になっていく先を
避けて削り小奇麗にまとめられている事に
ドキュメンタリー性を求める気はないのですが
「本当にこれで良かったのだろうか?」
と言う思いに捕らわれてしまうのです。
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2007-10-06

かもめ食堂  (2005年 / 日本 )

テーマ:邦画(ドラマ)
かもめ食堂 [DVD]かもめ食堂 [DVD]

 小林聡美
 片桐はいり
 もたいまさこ


・ 普通のなにか

フィンランドのとある町、3人の日本女性が
「かもめ食堂」でなんとなく知り合い、なんとなくすぎてゆく時間を
惜しむでもなく浪費するでもなく・・・
フィンランドの時間が流れてゆく。

ゆるい!すばらしい!ゆるい!
何の事ない物語なのに登場人物の台詞っていうか
生き様がすごく良いんですよ。いちいち説得力があって。
特別な事言ってないんだけどねぇ。

この映画、
退屈だと最初に思ったら最後まで退屈です。
最初っから掴まれた人は掴まれっぱなしでしょう。訳分からないでもね。
いやぁ、世間的な評価は知らん!高くはないんじゃない?
でも個人レベルでは「好き」って言う人の方が断然多いと思う。

映像はどうなんでしょうね。
ド素人だからさ、偉そうな事を言うのは恥ずかしいけど
これと言って特別じゃないと思うんですよ。良い意味にも悪い意味にも。
それがこの物語にマッチしてるんでしょうね。
それも計算済みなんでしょうけど。
派手じゃない映像は少し(淡く)明るめ作ってある気がするんです。
それがフィンランドってイメージを象徴してる気がする。
空気とか、太陽の光とか、植物の緑とか。
退屈な映像って言っちゃえばそうなんだけどね。これで良いんだと。

でも、悲しいかな若者には無理でしょう。
最初に退屈と感じた人は何年後にチャンスがあれば
もう一度手に取って欲しいと思いますよ。
見えなかった何か、
ごく普通の何かが見えると思うから。

コーヒー飲みながらシナモンロール食べたいな。
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2006-11-05

モンティ・パイソン~ライフ・オブ・ブライアン (イギリス/1979年)

テーマ:洋画(コメディ/ドラマ)
ライフオブブライアンモンティ・パイソン
 ~ライフ・オブ・ブライアン【日本語吹替版】


 グレアム・チャップマン
 ジョン・クリーズ
 テリー・ギリアム
 エリック・アイドル
 テリー・ジョーンズ
 マイケル・ペイリン

・ 人生の輝かしい面を見ようよ

古代ローマ。
ブライアンは偶然にもイエス・キリストと同じ時代に生を受けた。
ある日、ブライアンは自分お生い立ちを知る事になる。
自分を見つめる事がやがて周囲をも巻き込んでゆく。
やがて彼は救世主へと祭り上げられて・・・

1979年に公開されたこの映画は”コメディ”です。
そう”コメディ”であるのにも関わらず題材が宗教への懐疑を感じさせる為、
世界各地で上映が反対されたり、中止に追い込まれたりした
希代の問題作である事はとても有名な話です。

コメディなんですよ、コメディ。
なのにこの映画を見た誰もが考えてしまうんです。
「宗教」っていったいなんなんだよって。
ブライアンから出た口から出任せ、それを勘違い、
人って大概、自分の都合の良いようにしか物を理解しようとしないもんね。
そうなるともうブライアンの人生は
ブライアントは関係のない所で転がりはじめる。
勘違いした人の勘違いの種類だけ勝手な思想が生まれやがては宗派となる。
思想に賛同者がいないと廃れるって所もちゃんと表現してあるし
この映画、ホントただ者じゃないよ。
でも「宗教ってこうやって出来て行くのかもしれないなぁ」と
妙に説得力を感じながら観ていた訳です。

ここまで書いて「これ本当にコメディなのか?」って感じですが、
そこはそれ、かのモンティパイソンですから
あっちでもこっちでもやりたい放題。
あの頃だから何とかなった表現方法なんかも、そこここに。
今は言葉一つ取っても厳密に監視されていますからね。
丁寧に不条理に、不条理に作り上げた作品を
山田康夫、広川太一郎、納谷悟朗などの日本語吹き替え陣が
盛り上げるだけ盛り上げます。

そして、古代ローマで繰り広げられる壮大なるおふざけの末に
たどり着くのは

 「Always Look On The Bright Side Of Life」
  (意:人生の輝かしい面を見ようよ)

という歌。この曲を聴く時、
誰もが誠実に作られた映画であると感じるでしょう。
コメディであるが上に切実で、そして哲学的。

膨大な資金を使って再現された古代ローマの街を右に左に。
この古代ローマの町並みが本当に素晴らしい。
コメディ映画だからといって手抜きは一切なしです。
全てに於いて丁寧に作られたこの映画を見る方法にDVDがない事は
悲しい事だと思います。
やはり宗教の根源部分に関わる表現が支障になっているのでは?と
考えている方が少なくないのも事実。

近年「ダビンチ・コード」が世界中で物議をかもしましたが
その更に深い部分、アンタッチャブルに敢えて挑んだ
モンティパイソンの人々への畏敬の念は拭いきれません。

21世紀に生きる私たちにはもうモンティパイソンを
こう言った記録の中でしか感じる事が出来ません。
とても残念な事です。
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2006-10-28

赤ちゃんの逆襲 (2004年 / フランス )

テーマ:洋画(ドラマ)
赤ちゃんの逆襲赤ちゃんの逆襲
ティエリー・レルミット

・ かたくなに逆襲

似顔絵描きで生活費を稼ぎながら建築家になる事を夢見る男シモン。
ある日見つけてしまう。彼がコンペに出した建築デザインが
そのまま別人の物として採用され建築されようとしているのを。
盗まれたのだ!盗作だ!
怒りの収まらない彼は建設会社社長ポレルに直訴する。
しかし、現実など冷たい物でアッサリ追い返される・・・のだが、
その時彼を高級車が!
彼は死ぬのだ・・・遠のく意識・・・さよなら、ろくでもない人生
・・・さよなら、愛する恋人・・・そして、気がつくと・・・
宿敵社長ポレルの息子に生まれ変わっていた。
そう、復習だ!復習の幕が上がったのだ!

この映画はハリウッドなどで見掛けそうなストーリーではあるのですが
そこはそれ、まっすぐ作らないフランス映画。
まぁ、ブラック!ブラック!!真っ黒クロの闇映画。
ちょっとノリ過ぎなんだけど、ホントに見てるこちら側の気持ちをそのまま
赤ちゃんに「やっちゃえ!やっちゃえ!!」と声援を送ってしまう始末。

息子に生まれ変わったシモンの恨みの気持ちに、ついつい・・・やっちゃえとね!
なんなんでしょうね。だってさ、誰だって悔しい想いした事あるでしょ?
レ・ミゼラブル・・・あぁ無情なんて気取る訳じゃないけどさ
くやしいよ、くやしいよって事。
かといって観てる私たちだって鬼じゃないんですから
「もう許してあげようよ」って思ったりもするし。パパ、頑張ってるよって。
子供を生み育てている方々には笑うに笑えない映画となっているらしいこの映画。
朗らかな笑顔を振りまくベビーカーの赤ちゃんとは対照的に
疲れ笑顔もないお母さんを見ると優しくしてあげたくなるんです。お母さんに。
人は可愛いだけじゃ育たないですものね。
お母さん、そしてお父さんに生まれ着た子供の笑顔が癒しになる事を祈るよ。

あぁ、話が逸れがちだなぁ。
そうなんです。この映画は大してね・・・そのね・・・そんな映画です。
赤ちゃんの仕草や表情が可愛いって楽しむ人は最初っから最後までそれでどうぞ。

私としては映画って物の中に色んな意味みたいな物をほじくり出して
あ~でもない、こ~でもないと言いたいんですけどね。
この映画って観たまんまなんですもの~。
可愛い場面は可愛いし、憎らしい場面は憎らしいし、泣く場面には泣く。
フランス映画がこうなのかしら。
ある意味、真っすぐストレート、直球ど真ん中な作りが。
つまり、最初の方に書いたような”まっすぐ作らないフランス映画”じゃなく
”真っすぐ作りすぎるフランス映画”って事なのかな?
映画「TAXI」なんかもある意味ど真ん中ぶっちぎりだし。
好き嫌いは人によって変わるかもしれないですが、
題材によってはフランス映画、要チェックかもしれないですね。

で・・・ラスト近くでお決まりのようにホロリとさせられて
めでたしめでたしと思いきや!!

  簡単には終わらせくれませんな、人生は。
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2006-10-18

フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994年 / アメリカ )

テーマ:洋画(ドラマ)
フォレスト・ガンプ 一期一会フォレスト・ガンプ 一期一会

 ロバート・ゼメキス

 トム・ハンクス
 サリー・フィールド
 ゲイリー・シニーズ
 

・ 母の愛

フォレスト・ガンプ。彼の知能指数は人よりも劣るかもしれない。
しかし、彼の持って生まれた心の清さ、誠実さ、
そしてもう一つ誰にも負けない足の速さ。
ガンプは生まれたままの心で時代のヒーローとなり、成功者となり
歴史の場面場面を駆け抜けてゆく・・・

この映画は「アメリカ人によるアメリカ人の為の映画」であるがために
日本人の私たちには今ひとつピンと来ないエピソードがあったりもするのですが
それを差し引いても近代アメリカ史を誠実に駆け抜けてゆくガンプの姿は
誰の心にも爽やかさを感じさせる。
この映画には物語の上での決定的な悪人が出てこない。
もちろんIQの劣る幼少から少年期のガンプは同世代の子供たちに
いじめられたりするのだけど、そんな場面を暗く長く表現しない。
監督ロバート・ゼメキスのセンスとバランス感覚に異を唱えるとしたら
それは愚かな行為でしかないでしょう。

確かに半生を綴る映画だからなのかそれぞれのエピソードが気持ち薄味・・・。
そう少し綴って欲しいと思う場面が多かったように思います。
それを詰め込み過ぎと考えるか、人生を駆け抜けている様と考えるかで
印象が変わるというのは分かるのだけどね。
う~ん、そうですね。
たしかにエピソードをもっと深くするなら映画では無理なんでしょうかね。
時間が、尺が足りないって。ドラマでやっちゃうとしつこいし。
こればっかりは好みの問題なので深く考えるのはよそう。

でもさ、本当にガンプの人生が目まぐるしいように
振り返ってみると誰の人生も目まぐるしいよね。
夏休みの宿題を焦ってやった事なんて小さな小さなエピソードから
プロポーズされた喜び、結婚式の感動・・・振り返れば切りがない。
映画の中でガンプだけでなく登場人物が掛け抜けてゆく人生には
現実世界で生きる私たちの人生の、特に人生の障壁にすっかり重なってしまう
場面が多くあってハラハラしたり、ホッとしたり・・・
あぁ、何でもっと誠実に生きてこなかったかぁなんて反省しちゃったり、
あの時もっと勇気を出していたらなあと後悔したり。
それでもガンプが言うように

 「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない」

色んな事があったし、これからも色んな事が待っている。
今、思い返す自分自身の人生はほんの半生であって、先がまだまだある。
確定ではないが半生って位だから、
もう半分くらいはあると思いたかったりもする。
・・・終わりが近いって事は無いと願うよ。まじで。

それにしてもトム・ハンクスは良いね。
どの映画でもとりあえず安心してみる事が出来る。
それまで一定の評価を受けながらもブレイクしきれなかった彼が
世界的な人気を手に入れる切っ掛けになったこの作品。
彼の良さを引き出して引き出して、
見事に昇華させたロバート・ゼメキス監督の手腕は
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で証明されている通り。
特筆するべきは、と言いますか私の個人的な好みなんですけどね、
大好きな俳優ゲイリー・シニーズが良い味出していますよ。
本当にねぇ、良い役者だよねぇ。ため息でるよ。
ベトナム戦争時、狂気のダン中尉はヒク程だし、
帰国後のやさぐれ様は眉間にしわを寄せて彼の不運を想い、
最終的に伴侶を得た彼の顔の安らぎに救われた気になれる。
この映画の隠れた名場面はあの柔らかな笑顔だと断言します。

忘れないで欲しいのは、ガンプのひた向きさの後ろには
必ず彼の母親の大きな愛があるという事です。
母は意固地だったかもしれない、手順が悪いかもしれない。
でも、少しだって疑う事なくフォレストを信じ愛している。
海よりも深く広い母の愛なのですよ。

何でもないときに観ると何でもないなりの映画なのだけど、
人生って大概何らかの気掛かりや心配事を抱えたりするもんだから、
この映画を観るたびにキュ~ゥとする所が違っていて
改めて自分自身の足下を確認する事になります。
そして、何とな~く抱えてる問題の答えを見せられたりもする。
そんな映画なんですよね。
癒し系映画とまで言わないけどさ。
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2006-10-14

キング・コング  (2005年 / アメリカ )

テーマ:洋画(SF/アクション)
キング・コング 通常版キング・コング 通常版

 ピーター・ジャクソン

 フラン・ウォルシュ
 ナオミ・ワッツ

・ 逃げ場がない。

1930年代初頭のニューヨーク。
カール・デナムの映画は暗礁に乗り上げようとしていた。
かつてない冒険映画を撮影し映画監督として名を挙げたいデナムは
女優アン・ダロウと脚本家ジャックを巻き込んで
幻の髑髏島”スカル・アイランド”を目指す。
そこには想像を絶する世界が待っていた・・・。
彼らが、そして世界が見たものとは。

この映画は1933年に製作されたかの「キングコング」のリメイク版。
正直言いますと、私はこの33年版の方を見た事がございません。
エンパイアステートビルによじ上って暴れる場面くらいはどこかで見ましたが
それだけです。ほぼ、まっさらな状態からの鑑賞です。

正直な感想として、3時間という長尺を感じさせない出来であると思います。
良く出来た映画だと思います。
なぜ今ひとつ受けなかったのか・・・私も宣伝を見ましたがスクリーンへと
足を運ぶ気になれなかった。なぜだろう?
今となっては”ゴリラ”と言う生物が未知でもなんでもなく
動物園に普通にいてしかるべき動物だからでしょうか?
”でっかいゴリラがニューヨークで大暴れ”って言われても
素敵なサイエンスフィクション(SF)を想像できなかったんですよね。
私にとって「ゴリラの知能ってチンパンジーと同じで3歳児程度でしょ」って感じで。
そんなゴリラが大暴れって・・・プッてな感じですよ。
ファンタジーコメディ程度にしか想像できなかったんですよね。
おかしな話でこれがゴリラじゃなくてライオンだったら多少は知性を感じたかも。
某ナルニア国物語なんてライオンに統治された国なのに受け入れちゃったし。
つまり、ゴリラって親近感を感じてしまってる動物だったりするのかも。
食わず嫌いの人が大量に発生した結果、この映画の大コケに。
そう分析してみましたがどうでしょう。

とは言えこの映画、本当に作り込んでありまして
メインのコングの素振りから表情に始まり、恐竜や虫。
そう、虫。あまりにもリアルでこの映画を観た事を後悔する事の連続。
いやいや、虫が好きな人はいいでしょうが虫がダメな人間には
登場人物が直面するピンチにも匹敵してしまう程の嫌悪。
いやぁ、これでもかって位気持ち悪かったね。
これでもかって言えば、そうそう、場面が一々長い。
エンディングロールを迎えるまでに退屈はしないんだけど場面が長い。
う~ん、なんて言ったら良いかなぁ。ホントに「これでもか。」
コングと恐竜の決闘なんて長い長い。
緊迫の場面が目まぐるしく展開する訳ですが「長いよ!」
あのね、長尺の映画で良いからね、そういう場面はもっと整理してさ。
お願いしますよ。うん、そうです。全体的にこの映画の演出はしつこい。くどい。
もうちょっと薄味にしてもよかったね。
面白かったんだけど観終わった後にグッタリしちゃったさ。
ケンタッキー・フライドチキンを食べ過ぎた次の日の朝みたいな気分。
美味しいんだけど後しんどい。

それでもコングの表情は良かったねぇ。
ペットを飼っている方は特に分かると思うんですが
動物の表情って人間とは違っても心の動きが分かったりするじゃないですか。
あれを見事に表現(再現?)していたんですよね。
いや、ホント、ブラボー!
心の移ろいの表現は観ている者を引き込む第一要因といっても良いでしょうから
それが丁寧に表現されている本作はもっと世間に評価されても
良かったんじゃないかと今更ながらに思う訳です。
・・・つまり、監督も素晴らしい、演出も、脚本も素晴らしい、音楽も良い
映像もスペシャル、俳優陣も素敵。
じゃあ何がこの映画の足を引っ張ったのか。それは時代ですね。
今更、ゴリラもなかったんじゃないでしょうかね。やっぱり。
最初に書いた繰り返しになってしまいましたが
色々と考えてみた結果、その結論に戻ってしまいました。
つまり私の中で証明式が出来てしまったって事でしょうかね。

だからさ~、この映画をお薦めできるかって聞かれたら「微妙」って答える。
まあ、エンディングがエンディングだからね。
これはきっと33年製のオリジナルに準じた物なんでしょうが
ハリウッド映画らしくそこはご都合主義に逃げて良かったんじゃないかい?
誰に見せるんだよ、この映画。子供には無理だよ。最後がヘビーで。
うん、逃げ場がない映画なんだよね。
終わったから「良かった、良かった」って言えないんだよね。
ドキドキして、ハラハラして、涙する映画なんだけど・・・焦点が合っていない。
33年当時はそれで良かったんじゃないでしょうか?
今の時代には辛かったね。逃げ場がない。逃げ場がないんだよなぁ。

凄く良い映画だったのに、凄く良くなくも感じる。
凄く好きなのに、凄く嫌いみたいな。
うん、良い結論が出てる。

   観ている者の心の逃げ場を無くさせるんだね、この映画は。
   まるでエンパイアステートビルに登ったコングのように・・・。
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