やっと旅の中心になるお話です。

 

 

私の腎臓癌が突如判明して

余命幾ばくもないと判り

私の一番の希望で死ぬ前にもう一度

 

故郷である伊豆下田へ帰りたいとの希望を

相方が叶えてくれた時の出来事の終盤戦です。

 

 

 

 

先日UPした最後の帰郷Part2では

 

最後にかなり含みを持たせた終わり方でしたが

 

 

事件はあの後起きたのですガーン

 

 

 

土砂降りが続いた為に

早目に予約してあったワンコOKペンションに向かったのですが

 

 

 

 

 

その時既に私はイヤ〜〜〜な予感があったのです。

 

 

予約してあったペンションの所在地は

私が解っていたので、近くまで行き細かい道を電話で聞き

 

 

やっとの思いで辿り着いたその場所にあったのは・・・

 

 

 

 

狭い玄関な上に入り口から既に階段になっているペンションガーンガーンガーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁっ?

 

 

 

 

私車椅子なんですけど。。。びっくり

 

 

それでも玄関を入ってペンションのオーナーに

 

 

 

 

あのぉ、、、予約していた○○ですけど

お部屋って一階じゃないですよね。。。

 

 

 

と、聞くと

 

 

ええ、3階です。

 

 

 

 

 

まさか、、、エレベーターは無いんですよねぇ。。。

 

 

 

ええ。無いです。

 

 

そこへ入って来たのはまめたんを抱いた相方。

 

 

 

 

 

エレベーターがあるか確認してと言ったよねぇぇええええムキーむかっむかっむかっ

 

 

 

と、言うと相方真っ青驚き

 

 

その後は、哀れに思ったペンションのオーナーが

他のペンションやホテルを当たってくれたけど

空いてないか料金が倍以上な所ばかり。

 

 

 

叔父に電話して泊めてもらおうか。。。と

ショックで顔も上げられずに居たのだけど

 

ペンションのオーナーが

2階なら何とかなる?

 

 

と言われたので、2階までなら這ってでも上がれない事はないと言うと

 

 

本当はペットOKではない部屋を用意してくれた。

 

 

 

しかーーーーし。

このペンションの階段。

 

もの凄く斜めがスゴイ上に踊場が2段階の

 

とてつも無い厳しい階段だったゲッソリ汗

 

 

 

一度上がったが最後、帰る時までは

2度と上り下りは私には不可能ドクロ

 

 

温泉のあるお風呂場も食堂も一階。。。

 

 

画して2泊3日の旅。

 

中一日は私は軟禁状態にチーン汗

 

 

 

 

 

でも、まぁ。

 

こんな事でいちいちいつまでも怒るのも

バカバカしいいので

 

 

翌日は丸っと一日ベッドの上でまめたんを抱いて

だらだらと過ごしました。

相方はせっせとコンビニに通ったり

眼の前にある砂浜にまめたんと散歩に行ったり。

 

 

そして翌日。

 

這いつくばるようにして階段を降り

その日の予定の河津バガデル公園へ。

 

そこは母と2度ほど行った事がある

フランス庭園風バラ園。

 

 

園内のレストランでは

パスタとすごく美味しかったMILK。

 

 

 

 

 

母ともう一度一緒に来たかったな。

 

 

 

 

ここから家に帰る道はあまり詳しくないので

レンタカーに乗っていたナビを当てにして帰路に着いたのですが

 

 

ここでまた問題勃発叫び叫び叫び

 

 

 

 

それはまた後日に。

 

 

 

 

3年ぶりに不幸以外での帰郷は

さよならの旅でもあって

 

私の青春の詰まったお店のマスターとも

また会える日が来るか解らない。

 

ママとマスターと最後になるハグをして

お別れを言ったけど

 

二人はまたおいで。と笑顔を見せてくれた。

 

 

 

これで思い残す事がひとつ減った。

 

さよなら、私の育った町。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢とか愚痴とか想いとか。。。 - にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(現在進行形)へ
にほんブログ村