職場でもどこでもそうだとは思うが、トイレで用を足したあとは手を洗うものである。

ところが最近、トイレの個室から出てきても洗面台をスルーして出ていってしまう者を少数ではあるが見かけることがある。手を水で濡らしておしまいというレベルならばよく見かける。いずれにせよばっちいな。

その手でテスト機材などの共用物を触るのかと思うとゾッとする。何年か前、共用物を触った手で菓子を食ってしまい、インフルエンザにかかった過去がある。再発防止としてその辺は殊更気をつけるようにしている。

 

新型コロナウイルスこと武漢肺炎が世界中にパンデミックを引き起こした頃は、薬用ハンドソープの買い占めが横行したものだ。ボディソープでも大丈夫か? 固形石鹸はどうか? などなど問い合わせもあったと聞く。あの頃は異常な時代ではあったが、衛生観念か極めて高い時代でもあった。手の洗い方もこの上なく念入りに、指1本1本それぞれ爪まで洗ったものである。これは新コロ時代に限らず手の洗い方の基本ではあるんだけどな。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、今はもう職場のトイレひとつとってもそのような有様である。

 

職場の居室や店舗の入口には、今でも消毒液を見掛ける。もう手に付けることなくスルーする者も多くなった。儂は未だに消毒してるけどな。

あの消毒液も実際のところはどれだけの効果があるのか今も知らない。もしかするとプラシーボかもわからない。

 

食中毒の季節になった。飲食物の管理も大事だが、手洗いもしっかり行いたいものである。