地下鉄東西線で、大手町駅まで来た。

 
大手町駅は複雑な地下ダンジョンが広がっている。特に東西線や半蔵門線の大手町駅は東京駅から離れており、地下道を歩いて乗り換えようとすると割と迷う。
東西線の方は工事中だった。しばらく歩くと、工事が終わったっぽい地下道になった。店などはない、殺風景な通路だ。大阪なら商店街が軒を連ねているところだ。
 
将門塚に来てみました。初めての参拝。
改修工事が終わったばかりだそうな。
 

オカルト話を信じない人でも「首塚だけはガチ」と言わしめるほどの地。

掘り起こそうとしたら、重機のオペレーターが死んだとか、偶然なのか呪いなのか信じるのはあなた次第つう感じではある。

 

恐ろしげな伝説も数多くあるようだが、戦の神ということでビジネス街に相応しいパワースポットであるとも言える。危険な心霊スポットと言われたり、強力な守り神と言われたりと、どちらにしても人知を超えた存在であるという点では変わりないということだな。

ぞんざいに扱えばそりゃ怒るでしょ。

 
 
読売本社前。マリーゴールドきれい。
 
箱根駅伝の像や、歴代優勝校の碑があったりと、聖地化している界隈である。
 
典型的大手町の風景。
 
みんな大好き東京駅に隣接している東京ステーションホテル。
 
東京駅から皇居に向かう御幸通り。真下には地下道もある。
んで、イチョウもまさに見頃を迎えている。日陰になっちゃったけど。
 
夕方かなーと思ったら、なんとまだ14時半だった。東98で等々力渓谷まで行こうという気にはならず、とりあえず東京中央郵便局ことKITTEに行ってみた。
そうだ、東京大学が研究のために収蔵している数々の博物品を展示している博物館に行こう、ということでやってきたのがインターメディアテク。JPタワーの2階と3階にある。

前回来たときは時間がなかったので全部見て回れなかったが、今日は尺が余ってる。隅々まで見学していこうじゃあないか。なお入場無料。

 

館内は基本的に撮影禁止。

動物や魚類、鳥類の骨格標本、剥製もあれば植物や鉱物標本もある。カメラがなかった江戸時代にスケッチされた鳥類図鑑(巻物)など研究のためにと集められたものがずらりと並んでいる。

自然物だけでなく、仏像、アフリカの部族が作った杖や仮面、タイプライター、蓄音機、注射器、定規、歯車による動力伝達部品、人体解剖スケッチ図となんかいろいろある。いろいろあるとしか言えない。

文京区の東大キャンパス内にも博物館はあるが、こういった収蔵品の数々を見ると、東京大学の格というか、歴史の重みというか、偏差値という数字では測れないものを思い知らされる。

 

撮影可能エリアで撮ってきた写真を並べることにする。

 
 
 
 
仏像工学という特別展が最も印象的だった。
 

 

その中に、山形県慈恩寺釈迦如来坐像模刻というのが展示されていた。

リンク先にある仏像と寸分違わぬ像が展示されていた。ぱっと見るだけなら「ああ、平安時代の仏像なんだな」とスルーしてしまうのだが、そこは仏像工学展。展示されているのは模刻作品でありコピーなのだ。製作年がなんと2020年。去年かよ!

メッキの剥がれ具合や汚れまで再現されている。複製を作ることで当時の技術や作成プロセスを研究症ということなんだろうけど、素人じゃあ真作か贋作かなんてわからんな。

 

かれこれ2時間近く滞在した。堪能した。

 
KITTEホールはクリスマス。降りしきる雪をイメージしているのだとか。
 
絵画も展示されていた。
んー、抽象画はわからんなー。
 
デニムだるまはわかるぞ。
 
地下をうろついていたりしていたら、いつの間にか真っ暗になっていた。
 
東京駅は人でごった返していたけれども、山手線は意外と空いてたな。みんな遠いところから来てるんですな。