続き。
オカルト話を信じない人でも「首塚だけはガチ」と言わしめるほどの地。
掘り起こそうとしたら、重機のオペレーターが死んだとか、偶然なのか呪いなのか信じるのはあなた次第つう感じではある。
恐ろしげな伝説も数多くあるようだが、戦の神ということでビジネス街に相応しいパワースポットであるとも言える。危険な心霊スポットと言われたり、強力な守り神と言われたりと、どちらにしても人知を超えた存在であるという点では変わりないということだな。
ぞんざいに扱えばそりゃ怒るでしょ。
前回来たときは時間がなかったので全部見て回れなかったが、今日は尺が余ってる。隅々まで見学していこうじゃあないか。なお入場無料。
館内は基本的に撮影禁止。
動物や魚類、鳥類の骨格標本、剥製もあれば植物や鉱物標本もある。カメラがなかった江戸時代にスケッチされた鳥類図鑑(巻物)など研究のためにと集められたものがずらりと並んでいる。
自然物だけでなく、仏像、アフリカの部族が作った杖や仮面、タイプライター、蓄音機、注射器、定規、歯車による動力伝達部品、人体解剖スケッチ図となんかいろいろある。いろいろあるとしか言えない。
文京区の東大キャンパス内にも博物館はあるが、こういった収蔵品の数々を見ると、東京大学の格というか、歴史の重みというか、偏差値という数字では測れないものを思い知らされる。
撮影可能エリアで撮ってきた写真を並べることにする。
その中に、山形県慈恩寺釈迦如来坐像模刻というのが展示されていた。
リンク先にある仏像と寸分違わぬ像が展示されていた。ぱっと見るだけなら「ああ、平安時代の仏像なんだな」とスルーしてしまうのだが、そこは仏像工学展。展示されているのは模刻作品でありコピーなのだ。製作年がなんと2020年。去年かよ!
メッキの剥がれ具合や汚れまで再現されている。複製を作ることで当時の技術や作成プロセスを研究症ということなんだろうけど、素人じゃあ真作か贋作かなんてわからんな。
かれこれ2時間近く滞在した。堪能した。