先日、こんな記事を見た。


「自転車の15%が信号無視」「子どもより大人が守らない」小学3年山口さん自由研究 

 サンプルは計約1300人。自転車のうち15%が信号を守らなかった。歩行者の信号無視は、子どもがゼロに対し、大人は約10%を占めた。


最初に感じたのは「意外と守ってるもんなんだな」だった。自転車に乗ると色彩感覚を失うのではと思えるくらいに信号無視が多いというのが個人的認識だ。ひどいときは歩行者信号が青になったからと横断歩道を渡り始めているのに、横から自転車がやってきて目の前を横切ることさえある。

 自転車側はたかが自転車と舐め腐っている節があるが、ひとたび事故を起こせば数千万円単位の賠償を命じられる。

それ故に自転車保険の加入を義務化している自治体が増えている。


歩行者レベルでも信号無視は時々見られる。明らかに車が来ないこと、赤信号で横断することのリスクとがわかっていれば、ただひたすら青になるのを待ち続けるのもバカバカしく感じることはある。
しかしながら、通勤通学時間帯の通学路では小さいこどもも信号待ちをしているのだから、その横をいい年こいて大人が赤信号横断をしてしまうのはお手本としてよろしくない。
交通法規を守ることは学校でも教育されているので直ちに悪い大人の真似をする子はいないだろうが、こういうちょっとした悪い見本を連続的に見かけてしまうと「赤信号でもクルマさえ来なければどうということはない」と学習しかねない。
「最近の若いもんは」と嘆く前に、自身が悪い見本になっていやしないか省みる必要があるのではないか。