こんにちは〜
モラハラ・DV解放ライフコーチのみきです。
前の記事では、バウンダリーとはたとえで、高い頑丈な壁ではなく、低めのフレンドリーなフェンスであるということ、バウンダリーを設定することが自分自身を守り、健康な人間関係を築くために重要であること、モラハラ・DVなど虐待の被害者は特にバウンダリー設定が難しいのはなぜかという理由を紹介しました。
今回はバウンダリーはどうやって設定していったらいいのか、そして、設定できるようになるための秘訣を紹介します。
以下の項目に対してジャーナルしましょう。答えはもうあなたの中にありますよ〜。
1。自分の価値観を理解する。
自分にとって何が大切ですか?
どんな時にストレスを感じますか?
自分の価値観を理解することは、自分が日々の生活で何が受け入れられるか受け入れられないか、何が大切なのかをはっきりさせ、それに基づいてバウンダリーを明確に設定する助けとなります。
2。自分のニーズや好き嫌いを理解する。
- 自分のニーズ(必要とすること)は何ですか?(例えば、パートナーからの愛情表現だとか)
- 人からされて、いやなことはなんですか?
- どんな人間関係が自分にとって心地いいですか?
- どんな言動がいやな思いをさせますか?
自分のニーズを理解し、優先することはバウンダリーを設定するのに役立ちます。自分のニーズを優先するというと、自分勝手、わがまま、利己主義、人のことを考えない、思いやりがない。。など、否定的な考えを持っている人も多いようです。でもこれは違います。人は、自分のニーズを満たしたい、満たされたいという願望をもって生まれてくるのです。おっぱいが欲しくて、おむつを変えて欲しくて泣いてる新生児に「あなた自分勝手ね!」とかいいますか?人には自分のニーズを満たす自由と権利があり、それを自分の責任下で、優先するのは自分勝手ではありません。自分勝手だとかわがままだと言ってくる人(モラハラ・DVする人に多い!)は「私はあなたのニーズを満たしてあげてるのに、あなたは断るの?自分勝手ね!」とか言ってきますが、これは押し付けです。相手が断っているのに、自分のニーズを満たそうと押し付けてくることこそ自分勝手で利己主義です。ただ、人間関係を健康的に保っていくにはお互いのニーズに応えあうことは大切なので、バランスが大切だということを頭においておきましょう。
3。自分の責任下にあることの何を改善しなければいけないかを知り、実行する。
自分の態度・思考・信念・言動・健康・メンタルヘルス・スピリチュアルヘルスは全て自分の責任下にあります。他人からいやな思いをさせられたり、相手の態度で自分の態度や感情が揺るがされてしまうこともあっても、自分の態度や感情は自分の管理の元にあることを常に認識して振り回されないようにしましょう。もし、他人に振り回されていると感じたら、それを認知してどうやって改善していったらいいかを考え、実行していきましょう。モラハラ・DV(をすると選択をしたこと)の責任はその人自身にあり、あなたの責任ではありません。
4。自分を大切にすること
バウンダリーが壊されると、特に自分が望んでいないことだといやな思いがしたり、嫌悪感さえ感じられる時があります。バウンダリーを設定できない人というのは人の顔色をうかがったり、相手のことを優先する傾向があります。人に気をつかえて優しいのはいいことかもしれませんが、自分の感情を犠牲にしてでも人のことを優先することは自分のことを邪険に扱っているということ。それは自分で決めたバウンダリーを自ら壊していることになります。特にクリスチャンの場合、自分のことより先に人のことをケアしなさいと教えられることがあり、自分のことは後回しにして他人を優先するカルチャーがあるので注意が必要です。(自分を大切にせずに他人を大切にできるでしょうか?)自分のことを大切にして、バウンダリーが壊されていないか注意しましょう。
バウンダリーを設定することは、自己理解と自己愛(いい意味でね)から始まります。自分の価値観、ニーズ、責任を理解し、それを基にバウンダリーを設定しましょう。自分を大切にすることは、健全な人間関係を築く基盤となります。他人の意見や期待に振り回されず、自分のバウンダリーを守る勇気を持ちましょう。バウンダリーは自分自身への愛と尊重の表れです。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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