エイズが最も死者数の多い伝染病となった中国
中国ではエイズが、結核や狂犬病を抜き、08年で死者数が最も多い感染症となったと伝えられています。08年通年の報告書はまだ発表されていないが、衛生省によると1-9月の間でエイズで6897人が死亡したということです。
中国に関しては記憶に新しいニュースとして、餃子の毒成分の混入、農薬汚染されたほうれん草、禁止薬品を使ったうなぎなど他にもたくさんあります。
実際に中国では、工場周辺の住民の環境訴訟問題など経済の発展の裏側に隠されたたくさんの問題が存在するといわれています。正しい情報をきちんと伝える情報網もすべての地域に行き届いていないことが大きな原因かもしれません。
冒頭のエイズに関する統計も、中国の衛生省が正式に確認された感染者の数だけを参照しているため、実態を大幅に低く見積もった数になっているという事も伝えられており、実際の数値ははるかに膨大という可能性も高いということです。
これほどまでにエイズという病気が感染している現状を中国国民は実際に把握しているのでしょうか?
経済の発展も大切かもしれませんが、環境問題、健康問題などにも力を入れて、より一層安全衛生的な国を目指して欲しいものです。