昨日で「Darker Than Black」というアニメを全話見終えました。
考えさせられる作品だったので、少し考察、、、
最近のアニメって凄いですね。
久々に見たのですが、びっくりです!!
ここまで考えさせられる作品になっていたのか。
組織とは何なのか、絆とは何なのかを考えさせられました。
後、物語の大枠、複雑化について、、、
1期、2期と、このアニメはあります。
1期が「黒の契約者」、2期が「流星の双子」とサブタイトルが付いています。
たまたまつけたTVでやってたのでボクは2期から見ました。
どこか、子供の頃に見た、「母を訪ねて三千里」などの世界名作劇場の絵のタッチに似てる、、、(古っ!)
物語の前提を書きます。
10年前に、地球を謎の光が貫き、貫いた箇所にゲートが発生。
(ゲートとは何かとは、具体的なことは語られていません)
謎の光が貫いたのは、東京-ブラジル間、、、
そして、その発生したゲートの影響によって、「契約者」という特殊能力を発動させることができる人が現れ始めます。
契約者へは、何の前触れもなく、ある日突然、普通の人がなります。
契約者は、普通の人に比べて合理的な思考をするため、感情が希薄です。
契約者は、代価と引き替えに特殊能力を発動させることができます。
電撃を操る、人に化ける、などの特殊能力を行使した後に代価を支払わなければなりません。
代価は契約者によってそれぞれ違います。
折り紙を折る、煙草を吸う、ハンバーガーを食べる、など、簡単にできることだったりします。
人類は、この契約者を兵器として利用することを思いつきます。
諜報活動なんかにも利用します。
1期では、ある組織に所属する契約者が主人公で、彼が組織からのミッションをこなしていくことで物語が進んでいきます。
ミッションをこなしていくたびに少しづつ明らかになっていく事実、、、
主人公の妹の行方、、、
そして、大きな陰謀と、大きな組織の陰、、、
ボクが面白いと思ったのは、このアニメ、ラスボス(最後の敵)がいないんですよ。
ゲームや漫画では、だいたい最後の敵が決まっています。
例えばドラゴンボールでは、フリーザを倒せば、宇宙の平和が約束されるという構図があります。
このアニメ、そういうのはありません。
(最近のアニメはそうなのかな?ボクが古いだけ?)
何を倒せばいいか、何が悪いのか、物語を全部見終わった今でもよく解りません(汗)
このアニメを見終わった後に、ボクも勝手な想像で物語を補完している部分があったため、正解を求めるためにネットでいろいろ情報収集を行ったのですが、このアニメについて「ワケわかんなかった」という声が数多くありました。
おそらく、そういった何を倒せばよかったか、などの部分が物語を解りにくしている部分になっていると思います。
物語の大枠は、組織抗争です。
そして、この組織すら、「実は裏切りだった」など、ドロドロとしているため、非常にあやふやだったりします。
さらには、この組織抗争の奥に、予言などのドロドロとした世界の動きがある。
最近、「HUNTER×HUNTER」について友達と議論したのですが、最近の漫画はキャラクターが現実以上のキャラクター性を有していて、物語を自分の意志で進めていると議論しました。
ハンター×ハンター (NO.26) (ジャンプ・コミックス)/冨樫 義博

¥420
Amazon.co.jp
漫画の作者が、こうした流れにしたい、という物語の方向性があっても、そのキャラクターがそういうキャラクターでなければ、その行動を取らないようなイメージです。
そして、そのキャラクターが現実の人間をさらにデフォルメしたぐらいの強烈な人格を持っていることから、その物語は、あるテーマを放り投げて、どうなるかといった現実世界のシミュレーションのようなものになっているんですよ。
だから、その物語を分析することはすなわち、現実世界を分析することと同じ意味を持ち、分析すると腐るほどいろんな意見が出てくる。
このサイト、「HUNTER×HUNTER」についておもしろい考察をしています => http://ameblo.jp/petronius/entry-10009768304.html
話を「Darker Than Black」に戻すと、このアニメでも、キャラクターが非常にしっかりしています。
出てくる登場人物が、全て目的を持って生きています。
そして、それらがそれぞれコミュニティー(組織)に属していて、そのコミュニティーの利害と一致する部分で行動をしていきます。
だから、組織が悪、、、としても、仮に組織の中の人物も入れ替わってしまうと、何が悪なのかよく解りません。
これは現実世界でも実は言えることなんですよ。
例えば、ライブドア事件、、、
ホリエモンが責任を取ってライブドア社長を辞めました。
本来なら、この時点でホリエモンは個人になって、ライブドアという組織とは切り離されます。
また、裁判などでは、切り離すようなことで、一切の連絡を取れないようにしています。
しかし最近、株主訴訟で今やライブドアとは関わり合いがないはずのホリエモンの資産が差し押さえられました。
ホリエモンはライブドアではなく、責任があるのはライブドアであるのになぜ?
この議論は、実は会社とは誰のものなのか、という未だされ続けている話に帰結するのですけど、、、
そのような要素も「Darker Than Black」にはあるように思いました。
また、組織に属する個人が他組織との境界線はどうなのかという、あやふやな部分も考えさせられました。
個人は、Aという組織に属することもできるし、Bという組織に属することができる。
さらには、Aという組織はBとともに、Cというさらに大きな組織に属することもある。
その場合、個人は自動的にCに属することになる。
しかし、Dという敵対組織にもさらに属していたらどうなるのか。
これを合理的に判断して行動するとすればどうなるのか。
2期は、1期の主人公に加え、少女の視点で物語が進行します。
組織抗争に巻き込まれ、ある日、契約者になった少女、、、
面白いのが、2期から見ると、1期を見終わった後にもう一度見ることで違う視点で物語を楽しめるということです。
最初に見た際は、この新たな主人公の視点で物語を見ました。
全作の主人公は最初、凄く嫌なおっさんでした(汗)
少女をぶったり、、、
でも1期を見終わった後で、全作主人公を知った後に2期を見ると違う感想を持ちます。
(そして、最初見たときよりも全作主人公、少し若く見えるのがおもしろい、、、)
1期の白(ホワン)というおっさんでもそうでしたが、キャラクターの背景を知ると印象が変わるもんんだな、と不思議に思いました。
さて、このように物語の構成が、昔に比べて複雑化しているのが解ると思います。
昔、何かの記事でも書いたと思うのですが、実はこれ、物語に限ったことではありません。
音楽にしても、なんちゃら系などと、いろんなジャンルが増えて複雑化していっています。
なぜか?
…人が満足しなくなっているからだと思います。
人は単調なものでは満足しないんですよ。
必ず何か変化を求めなければ生きていけない。
例えば、新婚の夫婦、、、
どんなに幸せな家庭であろうが、それが毎日同じ連続であればマンネリ化して、いつかは崩壊してしまう。
いろいろ分析した結果、長く続いている夫婦(カップルでもいいです)とは変化をしている夫婦なのではないかな、と思いました。
お互いが、変化をして新しい価値を取り入れ、成長していっている夫婦、またはカップル、、、
(お互い、というところがミソです)
この例に限らず、組織もそうです。
変化のない組織は必ず淘汰されていっています。
この世の中は変化がないと生きていけない、いや、存在できない。
つまり、その観点からみると、変化とはすなわち、過去の産物に加え、新たな産物が発生することで、それはどうしても複雑化してしまう。
物語の話に戻ると、似たような単純な話では人の脳みそが満足しなくなっているんです。
同じ話ばかりだと、またこの話か、と興味を持たれない。
人の脳みそは、
1.分けて捉える
2.比較する
3.過去のイメージで捉える
といった性質を持っています。
それらの性質によって過去の話と同じものであると判断されたなら、興味の対象外になってしまうのです。
人は無意識に、変化こそが存在の理由だと知っているのだから、現在知っていること+αを求めているのだから、わざわざ知っていることをまた認識することに意味、または価値を見いだしません。
しかし、逆に、3の過去のイメージで捉えるというところから、全くの新しいことというのは、許容されにくいのですが、、、
実は凄く重大なのは、これまでの価値観を壊してしまうものであったりするのですけど。
…長くなりました。
長文で、自分の感じたことが、そして考えていることが表現できたか解らないけど、最後までお付き合い、ありがとうございました。
アニメもバカにできないなぁ、とホント、思いました。
これも新しい価値を受け入れる、ということなのかなー、と強引に解釈(汗)
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後、物語の大枠、複雑化について、、、
1期、2期と、このアニメはあります。
1期が「黒の契約者」、2期が「流星の双子」とサブタイトルが付いています。
たまたまつけたTVでやってたのでボクは2期から見ました。
どこか、子供の頃に見た、「母を訪ねて三千里」などの世界名作劇場の絵のタッチに似てる、、、(古っ!)
物語の前提を書きます。
10年前に、地球を謎の光が貫き、貫いた箇所にゲートが発生。
(ゲートとは何かとは、具体的なことは語られていません)
謎の光が貫いたのは、東京-ブラジル間、、、
そして、その発生したゲートの影響によって、「契約者」という特殊能力を発動させることができる人が現れ始めます。
契約者へは、何の前触れもなく、ある日突然、普通の人がなります。
契約者は、普通の人に比べて合理的な思考をするため、感情が希薄です。
契約者は、代価と引き替えに特殊能力を発動させることができます。
電撃を操る、人に化ける、などの特殊能力を行使した後に代価を支払わなければなりません。
代価は契約者によってそれぞれ違います。
折り紙を折る、煙草を吸う、ハンバーガーを食べる、など、簡単にできることだったりします。
人類は、この契約者を兵器として利用することを思いつきます。
諜報活動なんかにも利用します。
1期では、ある組織に所属する契約者が主人公で、彼が組織からのミッションをこなしていくことで物語が進んでいきます。
ミッションをこなしていくたびに少しづつ明らかになっていく事実、、、
主人公の妹の行方、、、
そして、大きな陰謀と、大きな組織の陰、、、
ボクが面白いと思ったのは、このアニメ、ラスボス(最後の敵)がいないんですよ。
ゲームや漫画では、だいたい最後の敵が決まっています。
例えばドラゴンボールでは、フリーザを倒せば、宇宙の平和が約束されるという構図があります。
このアニメ、そういうのはありません。
(最近のアニメはそうなのかな?ボクが古いだけ?)
何を倒せばいいか、何が悪いのか、物語を全部見終わった今でもよく解りません(汗)
このアニメを見終わった後に、ボクも勝手な想像で物語を補完している部分があったため、正解を求めるためにネットでいろいろ情報収集を行ったのですが、このアニメについて「ワケわかんなかった」という声が数多くありました。
おそらく、そういった何を倒せばよかったか、などの部分が物語を解りにくしている部分になっていると思います。
物語の大枠は、組織抗争です。
そして、この組織すら、「実は裏切りだった」など、ドロドロとしているため、非常にあやふやだったりします。
さらには、この組織抗争の奥に、予言などのドロドロとした世界の動きがある。
最近、「HUNTER×HUNTER」について友達と議論したのですが、最近の漫画はキャラクターが現実以上のキャラクター性を有していて、物語を自分の意志で進めていると議論しました。
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そして、そのキャラクターが現実の人間をさらにデフォルメしたぐらいの強烈な人格を持っていることから、その物語は、あるテーマを放り投げて、どうなるかといった現実世界のシミュレーションのようなものになっているんですよ。
だから、その物語を分析することはすなわち、現実世界を分析することと同じ意味を持ち、分析すると腐るほどいろんな意見が出てくる。
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話を「Darker Than Black」に戻すと、このアニメでも、キャラクターが非常にしっかりしています。
出てくる登場人物が、全て目的を持って生きています。
そして、それらがそれぞれコミュニティー(組織)に属していて、そのコミュニティーの利害と一致する部分で行動をしていきます。
だから、組織が悪、、、としても、仮に組織の中の人物も入れ替わってしまうと、何が悪なのかよく解りません。
これは現実世界でも実は言えることなんですよ。
例えば、ライブドア事件、、、
ホリエモンが責任を取ってライブドア社長を辞めました。
本来なら、この時点でホリエモンは個人になって、ライブドアという組織とは切り離されます。
また、裁判などでは、切り離すようなことで、一切の連絡を取れないようにしています。
しかし最近、株主訴訟で今やライブドアとは関わり合いがないはずのホリエモンの資産が差し押さえられました。
ホリエモンはライブドアではなく、責任があるのはライブドアであるのになぜ?
この議論は、実は会社とは誰のものなのか、という未だされ続けている話に帰結するのですけど、、、
そのような要素も「Darker Than Black」にはあるように思いました。
また、組織に属する個人が他組織との境界線はどうなのかという、あやふやな部分も考えさせられました。
個人は、Aという組織に属することもできるし、Bという組織に属することができる。
さらには、Aという組織はBとともに、Cというさらに大きな組織に属することもある。
その場合、個人は自動的にCに属することになる。
しかし、Dという敵対組織にもさらに属していたらどうなるのか。
これを合理的に判断して行動するとすればどうなるのか。
2期は、1期の主人公に加え、少女の視点で物語が進行します。
組織抗争に巻き込まれ、ある日、契約者になった少女、、、
面白いのが、2期から見ると、1期を見終わった後にもう一度見ることで違う視点で物語を楽しめるということです。
最初に見た際は、この新たな主人公の視点で物語を見ました。
全作の主人公は最初、凄く嫌なおっさんでした(汗)
少女をぶったり、、、
でも1期を見終わった後で、全作主人公を知った後に2期を見ると違う感想を持ちます。
(そして、最初見たときよりも全作主人公、少し若く見えるのがおもしろい、、、)
1期の白(ホワン)というおっさんでもそうでしたが、キャラクターの背景を知ると印象が変わるもんんだな、と不思議に思いました。
さて、このように物語の構成が、昔に比べて複雑化しているのが解ると思います。
昔、何かの記事でも書いたと思うのですが、実はこれ、物語に限ったことではありません。
音楽にしても、なんちゃら系などと、いろんなジャンルが増えて複雑化していっています。
なぜか?
…人が満足しなくなっているからだと思います。
人は単調なものでは満足しないんですよ。
必ず何か変化を求めなければ生きていけない。
例えば、新婚の夫婦、、、
どんなに幸せな家庭であろうが、それが毎日同じ連続であればマンネリ化して、いつかは崩壊してしまう。
いろいろ分析した結果、長く続いている夫婦(カップルでもいいです)とは変化をしている夫婦なのではないかな、と思いました。
お互いが、変化をして新しい価値を取り入れ、成長していっている夫婦、またはカップル、、、
(お互い、というところがミソです)
この例に限らず、組織もそうです。
変化のない組織は必ず淘汰されていっています。
この世の中は変化がないと生きていけない、いや、存在できない。
つまり、その観点からみると、変化とはすなわち、過去の産物に加え、新たな産物が発生することで、それはどうしても複雑化してしまう。
物語の話に戻ると、似たような単純な話では人の脳みそが満足しなくなっているんです。
同じ話ばかりだと、またこの話か、と興味を持たれない。
人の脳みそは、
1.分けて捉える
2.比較する
3.過去のイメージで捉える
といった性質を持っています。
それらの性質によって過去の話と同じものであると判断されたなら、興味の対象外になってしまうのです。
人は無意識に、変化こそが存在の理由だと知っているのだから、現在知っていること+αを求めているのだから、わざわざ知っていることをまた認識することに意味、または価値を見いだしません。
しかし、逆に、3の過去のイメージで捉えるというところから、全くの新しいことというのは、許容されにくいのですが、、、
実は凄く重大なのは、これまでの価値観を壊してしまうものであったりするのですけど。
…長くなりました。
長文で、自分の感じたことが、そして考えていることが表現できたか解らないけど、最後までお付き合い、ありがとうございました。
アニメもバカにできないなぁ、とホント、思いました。
これも新しい価値を受け入れる、ということなのかなー、と強引に解釈(汗)
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