久しぶりにレコードをかけて、考えました。
レコードは大きく扱いにくい。ほこりがつくし、キズもつきます。
指紋がつくから、縁と中央を持って気をつけて取り扱う。割れることもあるし、
ちゃんと保存のシートに入れて、ケースに入れて、立てて保管しないといけません。
それに比べて、CDはずっと扱いが気楽。
世の中は便利になったというのは、ひとつにはこのように取り扱いに気をつかう
品物がかなりなくなってきたせいもあります。
昔の魔法瓶は中がガラスだから落とせば割れました。
昔の土鍋も、水滴がついたまま火にかけたりしたら、ひびが入りました。
コップも熱や衝撃に弱く、よく割れました。
第一、流し台が、ステンレス製ではなく、人造石でできていたから、洗い物をしているとき
ちょっと手を滑らして陶器やガラスものを落としたら、あっと言う間に割れました。
火だって、薪や豆炭や練炭なので、スイッチひとつでつくわけでなく、そばにつきっきりで
見ておかないといけませんでした。
だから、昔の人は気をつけてものを扱っていたし、"ながら作業"はできなかったのです。
今のように壊れにくい、便利な物に囲まれていると、ものに対して気をつかうことはないし、
ほかのことをしながらでも、できてしまいます。
「ものと人とはまったく違う」というものではなく、ものの先には人がいるので、
人に対しても気を使わず、自分のことしか考えない風潮になってきたのでは
ないでしょうか。
レコードの音はCDとは違い、温かみがあって、心が落ち着きます。
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