7月23~24日に、今年のテーマ、「ヤマト岩魚の探索」に行ってきました。
昨年は、天竜川支流の源流部(南アルプスの西側)を訪れましたが、
今回は、大井川支流の源流部(南アルプスの東側)を探索することにしました。
大井川東俣林道の沼平ゲートを、午前四時半に、電チャリで出発。
ゲート前の駐車場は、三年ぶりの山小屋オープンとあって、登山客の車で満車状態です。
東俣林道は一昨年の秋に、紅葉ポタリングで訪れていますが、リニア工事のためか、
ダートのかなりの部分がコンクリート舗装に変わっていました。
この分だと近い将来、ロードバイクで二軒小屋まで行けるようになりそうです。
一時間ほどで、登山口に到着です。
ここに自転車をデポし、聖沢の源流を目指して、登山道を登ります。
登山道に入ると、いきなりの急坂、杉の植林の中、高低差300mを一気に登ります。
後から来た登山客4名(女性含む)に抜かれ、尾根にかかるころには、すでに青息吐息です。
尾根を過ぎると、やばそうなガレ場が現れました。
左は谷底、右は今にも石が落ちて来そうな崖になっています。
石が落ちてこないよう祈りながら、慎重に渡ります。
ガレ場を超えたところで、一休み。まだ登り始めて一時間程ですが、既にかなり足に来ています。
減らしてきたつもりですが、荷物を欲張りすぎたようです。
水と食料込で、17kgほどになってしまいました。
ここから聖沢吊橋まではほぼ平坦なトラバース道になっています。
日が高くなってきました。
下のほうに、沢が見え始めました。
沢の水音が聞こえて来ると、なぜか元気が出るのは、源流釣り師の性でしょうか。
登り始めて二時間半ほどで、吊橋に到着しました。
計画では、ここからさらに急斜面を350mほど登り、尾根に出た所から川に降りる予定でしたが、もうすでに足が限界に達しています。
なにぶん爺のソロなので、無理はやめて、この辺りを探索することにしました。
今夜の宿は登山道の際、渓流沿いの高台に設置しました。
早めの昼食を取り、疲れた足を休めます。下界と違って、涼しくて快適です。
しばらく休んだら元気が出てきたので、探索を始めることにしました。
―後編に続くー