毛が抜けることを嫌がる方がとても多いですね。その理由は「髪の毛が抜けて薄くなっていくから」です。それが分かれば嫌になることには同情します。

 

でも、毛が抜けるからこそ次に生え変わってくるのですから、嫌な抜け毛でもあっても、ちゃんと抜けてちゃんと生え変わってきているなら問題はないのです。

 

抜け毛とは成長を終えた毛のこと

抜け毛とは成長しなくなった毛=成長を終えた毛だからです。

 

成長を終えていますから、抜けないようにしても抜けます。それを無理して抜けない工夫をしていると、次に生え変わってくる毛の邪魔をして生え変わってこなくなります。

 

だから、毛を抜けないようにするのではなく、ちゃんと抜けてちゃんと生え変わってくるようにする必要があるのです。

 

ちゃんと抜けるとはどう言う意味か?

毛には成長期と言って、生え変わってきた毛が何年伸びるかと言う年月があります。かなり個人差があるところを無理やり平均すると概4年~5年じゃないか?と思われます。

 

例外的にあるのが、男性の場合3年くらいの人もいて、女性の場合10年前後くらいの人もいて、かなり個人差と性差があります。

 

この成長期を最後まで全うしてから抜けるのを、「ちゃんと抜ける」と上記では定義しています。

 

発毛してきた毛が成長期を末等して抜けるからこそ、次にちゃんと生え変わってくるわけです。

 

ちゃんと抜けるから正常に生え変わる

「発毛してこないと始まらないじゃないか!」とおっしゃる人がいるでしょう。でもその捉え方自体がおかしいと思いませんか?

 

私たち人間は生まれてきて、幼少期・小学生くらいの時・中学生ぐらいの時と髪の毛が増えてきています。発毛しなくても18才頃には髪の毛が一番多いのが普通です(ただし、若くても病的な脱毛症の人は同じではないことはご理解下さい)。

 

一番多いと言うことは、ちゃんと抜けて正常に生え変わるようになっているわけです。

 

ちゃんと抜けて正常に生え変わるから、次に育つ毛がちゃんと抜けた後に毛穴内部に生まれているのです。この毛が成長し発毛してきて成長期を全うして抜けるからこそ、生え変わりのサイクルが繋がり毛の総本数を維持できているのです。

 

一番髪の毛が多い頃から年齢を重ねる(40才を過ぎる)と、ジワリジワリと細胞分裂が穏やかになっていきますから総本数自体は減っていきます。これを薄毛の進行とは言わずに、年齢相応の髪の毛と言います。

 

とまぁ、抜け毛とは何か?を書きました。もっと詳しく抜け毛に関することを知りたい方は、以下の書籍をご覧くださいませ。

 

著者プロフィール
育毛相談サイト/webのセラピスト・カウンセラー
https://www.genki-life.net/kami/sodan/ohner.html

 

育毛相談の現場で長年ご相談を承りケア方法を提供している実務家。
24年以上育毛相談の現場で事実や現実を見てお聞きしていると、世間一般に言われている常識の方がおかしいことに気づき、以来事実と現実に基づいた情報を発信し実務に基づいた育毛方法を提供している。