グレーゾーンでも意外な能力 | おせっかいオヤジの子育てプロジェクト

おせっかいオヤジの子育てプロジェクト

中学生の息子と高校生の娘を困らない社会人に育てるべく立ち上がった親父の物語

ある日の夜、家のチャイムが鳴り

インターホン越しに見てみると

見慣れないおじさんが立っていた。

 

 

「息子さんに

お渡ししたいものが・・」

 

と言われ、恐る恐る出てみると

隣のアパートのおじさんだった真顔

 

 

ぶっきらぼうのこのおじさんは

コロナ前でもいつもマスクしていて

隣のアパートに単身と思わしき感じ

で暮らしており、

『謎のおじさん』として
我が家でも少し警戒していた

おじさんだったが、そのおじさんが

 

「いつも会うと、

必ず元気な声で

挨拶をしてくれる

坊ちゃんにこれを・・」

 

といって、ワンピースの

セクシーなフィギュア

渡してくれた。

 

 

 

おお・・・・、、

父が欲しい・・・

と、妻の冷ややかな視線をヨソに、

思わずガン見しながら、

横取りを企ててしまったが

しばらくそのおじさんと話していると、

そのおじさんはもうすぐ還暦になる

年齢なのに独身であることが恥ずかしく、

いつもマスクをして、それこそ

仕事の往復をするだけの

ひっそりとした毎日を送っていた所、

ある日突然、見ず知らずの隣の子供から

挨拶されてびっくりしたという目

 

隣のアパートは、かつては外国人の方もいて

不法滞在など警察が出動するまでの

事態となるようなトラブルも絶えなかった為、

父も挨拶などほとんどした事はない。

 

このおじさんはもちろん生粋の日本人だが

そんな殺伐としたご近所関係の中

会えば必ず大きな声で挨拶をしてくれる

息子の事がすごく立派に見え、

こんなささいな事だが新鮮に感じ、

いつも和ませてくれたお礼を

是非ともしたいと考え抜いた結果、

セクシーフィギュア辿り着いたらしいニヤニヤ

 

親としては嬉しい事ではあるが、

なぜセクシーを選んだのか…

正直、このフィギュアは渡しづらい・・真顔

 

 

 

以前のブログでも触れたが、

息子は発達障害を克服しようと

がんばっているものの、どうしても

結果が伴わない為、周囲から

「やる気がない」とか

「努力が足りない」とか

言われ続けた経緯からか

人からの評価にものすごく敏感だ

 

 

いつもみんなが何をしているのか?

どんな話題をしているのか?自分に

また指摘してくるのではないか?と

時には気の毒になるほどビクビクと

周囲に対しての気配りが半端ない。

 

そんなネガティブな気配りではあるが

功を奏して、まさに今回のように、

人見知りなど一切なく、老若男女問わず

すぐに懐に入り込む事ができる

鬼の外向性を発揮しており、

これは紛れもなく彼の突出した

成果創出能力

(コンピテンシー)

あると言えるのではないかと感じるウインク

 

ビジネスの世界でもこういった、

外向性や心配りは、

もちろんポジティブな面として

特に営業職などでは有効に作用する

ものであり、言わずもがな

重要なKPIとして扱われているウインクウインク

 

 

まさに、今回のエピソードは

『日頃の良い行いは、

やはり人は見ている』

ということを感じながら

息子の勉強以外の特性を喜ぶ一方、

会社でもおせっかいな外向性

フルに発揮してしまったせいで、

緊急事態宣言が明けても誰からも

飲み会にも呼ばれなくなってしまっている

父は失敗しないと高く評価されている

日本酒で今日も一人リモート飲みの

誘いを待つのであったデレデレデレデレ