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臨床心理士、アトピーとともに生きる。

東京で産業領域の臨床心理士をしています。
今後はトラウマの影響という視点を持ちつつアトピー患者さんの支援もしていきたいと思います。
アトピーは生後間もなくの発症ですが、2014年に劇症化し、高山のナチュラルクリニックに入院して軽快しました。

先日、
長岡式酵素玄米を習ってきました。

会場は太陽の家。

埼玉県川越市にあるのですが、
とにかくアクセスが不便。


川越駅から新所沢ゆきのバスで
最寄りのバス停まで15分。
バス停から会場までは
徒歩で20分くらいかかります。


で、
バス停からの道はこんな感じ。

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Google map先生がいなかったら、
路頭に迷ってましたショック!


都心から1時間もかからないのに
こんな場所があったなんて!


何だか飛騨に戻ってきたような
そんな感じがしました。

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紅葉がほんときれいだ!!


講習会の前には試食会があります。

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これがほんとにうまい!!!


ナチュラルクリニック21の
酵素玄米も
とてもおいしいのですが、
さらにもっちり感があって、
うまみも強いように感じます。


参加者は20人くらいで、

若い男性も数人いて意外でした。


試食会の後は、
代表の新井さんによるレクチャーが
あります。


内容は、
現代社会の食生活の現状や、
なぜ酵素玄米が優れているのか、
などでした。


一部ついていけないところも
ありましたが、
なるほどな、と思うところが
たくさんありました。

現代人がいかに
自然を尊重していないか、
日々思っていることを
改めて感じました。


また、
自然の摂理から逸脱した
食生活を送っていると
精神的なダメージを負う、
という点でも共感できました。



経済を優先するあまり、
農業の世界でも理不尽ことが
たくさん行われているようです。


弱った土壌に
化学肥料を無理やり加えて
一時的な利得を得ようとしたり、


おいしくて、見た目もいいのに、
虫がつかず、
成長が早くて連作可能な
品種が開発されたり。


もう、農作物の存在自体が
矛盾を孕んでいますよね。


そして、
土や作物の声を聞くどころか、
力でねじ伏せている。


臨床心理学の立場から見た、
現代社会の問題と
構図が一緒だなあと思いました。


こころやからだに生じてくる問題は
何かしら理由があって
生じてくるとのだと思います。

要は自然の摂理に反したことが
起こっているので、
修正をしないといけない
状況です。


問題に向き合うことをせずに、
症状のみを消し去ることばかりを
やっていっても、

表面的な一時的な解決に過ぎず、
ものごとの本質が分からなく
なっていきます。


食に関する環境も、
そういう状態にあるんだなあと
話を聞いて思いました。


こころを扱う仕事に
就いている者として、

食に関する事柄も勉強していく
必要性を感じました。


からだを形づくり、
こころとからだを動かす
エネルギーの源は、
食べものですものね。


拒食など、
食べものが絡む疾患の治療は
難しいと言われています。
(性欲も難しいですが)


ケースを持つ機会があったら、
食材の質についてのアセスメントを
してみたいと思います。



講習会て話を聞きながら、
いろんなことを思いました。


会場は
秋田から移築した古民家なのですが
とにかく落ち着くところです。


来てよかったです。


講義の次には、
調理をしながらのレクチャーが
ありました。


つづきはまた!







こんにちは。
最近息切れ気味ですしょぼん


固定のケースはそんなに
持っていないはずなのですが、
なんだかんだで忙しいです。


今まで業者の方に投げていたことを
自前でやらないといけなかったり、
深刻な新規ケースが何件か
持ち込まれたり、
新たな契約候補先へのプレゼンが
あったり、
長時間のセミナー講師の仕事が
持ち込まれたりで。


ありがたいことなんですけどね。


年齢やキャリア的にも、
カウンセリングだけでなく、
コンサルティングや啓蒙活動に
軸足を移したいところなので、
いただいた仕事を着実にこなしつつ、
次の展開へつなげるための
アイデアを積み重ねていきたいと
思ってます。


やりたいことをやりたいペースで
やると、
電池切れを起こしてしまうので、
欲張らないようにしなければ。


頑張りすぎてしまうタイプの
うつの方々には、
「頑張り過ぎないことを
頑張りましょう!」などと
お伝えすることが多いのですが、

自分の問題と構造は同じです。


できると思ってることや、
やりたいことの量やペースと、
身体の許容量との
バランスが悪いのだと思います。


器(身体)が小さいのに、
無理やりものを詰めてしまって、
溢れ出ちゃっているんです、
きっと。


器が小さいことに気づいていても
なかなか気持ちは
抑えられないんですよねー


器の大きさは、
なかなか変えられないので、
その中に入れる
精神や身体の活動量を
コントロールするほうが
理にかなっています。


私は、
元々周囲の期待や評価に
自分の行動が影響されやすい
ところがあります。


その点については、
病気をきっかけに向き合うことが
できるようになり、

自分の意思や感覚を
大事にできるようになってきました。



それがわかるようになってきて、
気づいたことがあります。


他人の期待に応えることで
無理をしてしまうだけでなく、

それから自由になっても、

自分の体力や能力の限界と、
満足したり達成感を得られる
レベルとが
乖離を起こして
しまっているという問題が
あるようです。


こうして文章にしてみると、
今の状況って
とても満足できる
ものなんですけどね。


でも
なぜか欲張ってしまう。



アトピーから
教えてもらうことは
まだまだたくさんありそうです。


修行の道は続きます(笑)









次に取り組むべきタスクは、
電気の配線をどうするか、です。


バチルススパ(バチルス療法専用の
24時間循環機)は電動なので、
電源を取る必要があります。


もちろん浴室内には
コンセントがありません


入院仲間の話を聞くと、
洗濯機のコンセントから
引いてる人が多いようです。


でも、
ぼくは美しくないのはイヤだ!!


それに、
穴を開けてそこから湿気が
マンションの屋根裏に充満して、
配管が錆びたり
カビが生えたり
天井が落ちたり
床が抜けたり
するのはもっとイヤだ!!


ということで、
自力で近所の水道工事を扱っている
工務店を探して相談しました。


工務店の方に状況を
見てもらったのですが、
やはり穴は空けないほうが
いいだろうとのこと。


でも、
ドアの隙間からコードを引き込むと、
ドアが閉まらなくて
湿気が脱衣所にダダ漏れだし、
そして何より美しくないっす。


で、
ドアの換気口を通せないか
試してみることに。


コンセントを一旦外してもらい、
工務店の方とドアの内と外に別れて
共同作業。
その結果、見事に通りました

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配線はできればモールというもので
隠したいので、
今度ネットで探してみます。


工務店の方に
代金を支払おうとしたら、
「こんなのでお金もらえないよー」
と言われました。

何てかっこいいんだ!



久々にバチルス風呂に入ると、
まるで生き返ったような気分に
なりました。

「そうそう、この感じ!!」みたいな。


入院仲間も言ってましたが、
家の風呂のほうがリラックスできて、
たくさん入れますね。



そうそう、
自分は掃除が苦手なので、
浴室内を
ナノダイヤモンドコーティング
しました!

ついでに
風呂フタやバチルススパの機械にも
やってもらいました。


これはホント優れもので、
マコモの汚れが
シャワーをかけるだけで流れます。


入院中は、
掃除に苦労させられたので、
この簡単さに感動です。


ナノダイヤモンドコーティング、
お値段以上でした



毎日2時間を目標に、
バチルス菌と戯れます!!







ナチュラルクリニック21での
メニューの中に、
『アートワーク』があります。


講師の岩本先生は、
長野県を中心にアーティストとして
活動されている方だそうです。


大体月末の木~土曜日に開かれ、
青の間が会場になります。
岩本先生はその間朝から21時まで
ずっといてくれるので、
患者は自由に出入りできます。


私はこのアートワークが
大好きでした。


退院も、
実はこのアートワークの最終日に
しようと決めていたくらいです。



岩本先生は、
不思議な気を持っている方で、
一緒にいるといろいろなことが
起こります。


8月に初めてお会いしたときは、
私が纏っていたいろいろなものを
敏感に感じ取ったようで、
急に落ち着きがなくなり、
すごい勢いで絵を描き始めました。


私は、
どうしても頭を
床に押し付けたくなり、
加熱した頭を放電するかのように
転げ回ったのを覚えています。


そして私の気が済み、
気持ちが落ち着いたのと、
作品が出来上がったのとが
同じくらいでした。


岩本先生は、
いろいろな色と形のものを
無秩序にわーっと描き始め、
画用紙をくるくる回しながら
隙間を埋めていきました。

その作品は、
正直気持ちがいいものではなく、
見ていて落ち着かなくなるような
感じでした。


しかし、
私が落ち着いてきた頃、
先生の筆も落ち着いた感じになり、
ぐちゃぐちゃの上に
きれいな色が塗り重ねられていき、
落ち着いた青の世界が出現しました。


その絵は
とても深みが感じられました。

見る角度や時間によって、
色や印象が変わるのも不思議でした。


私はアートに対して
すごく苦手意識があるのですが、
この絵に対して感じることには
なぜか自信を持てたのです。


この絵には、
じっくり味わわないとわからない、
裏に隠された切なさや悲しさがある。


そして、
この絵は自分そのものだなと
思いました。


家族関係だったり、
アトピーだったり、
ほかの病気や問題だったり、
これまであった
いろんなぐじゃぐじゃの上に
色を塗り重ねてきた人生だったなと。


以前は、
そのぐじゃぐじゃを
消しゴムで消したくて
たまらなかったけど、

あるときから、
それを生かさない手はないな、
と思うようになったのでした。


今はようやく落ち着いてきたけど、
ぐじゃぐじゃを消して、
白地にきれいな色を塗っても
深みのないただきれいなだけの絵に
なっていたかも知れない。

ぐじゃぐじゃの上に
塗り重ねてきたからこその
味があるのかも知れない。


そのぐじゃぐじゃを内包して、
普段は穏やかに生きていたい、
という思いも
この絵に象徴されている。


そう思いました。



カウンセラーの仕事を
生業としていくにあたって、

落ち着きの中に塗り込めた、
様々な感情や経験を
生かしていけるようになったら
いいなあ。


実は、
入院する前には
もうカウンセラーの仕事は無理だと
思っていました。


もう一度やってみよう、と
そう思わせてくれたのが、
初回のアートワークだったのです。


ことばじゃなくても、
様々な気づきを得ることが
できるなんて、

初めての体験でした。


ことばじゃないからこそ、
こころやからだにとって、
深い納得感があったように思います。


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以前の記事でお話ししましたが、
私は熱湯シャワーファンクラブの
一員です。

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そして、
毎日50度弱のお湯を浴びずに
いられずにいます


なぜやめられないかというと、
この世のものとは思えないほど
気持ちがいいからです。

よだれが出るくらい(笑)


ほんとは50度くらいのを
さっと浴びたいところですが、
そうすると皮膚が乾燥絶好調状態に
なるので、
47度くらいに抑えています。


前回指摘したように、
不安や空虚感を埋めるための
アディクション(嗜癖)化としての
行為という面もあると思いますが、


身体のメカニズムとしての
合理的な行動でもあるんじゃないか
とずっと思ってました。



高山のナチュラルクリニック21に
入院していた頃にも、
この熱湯シャワー問題について
密かにヒアリングをしていました。


なかなか同好の士は
現れませんでしたが、
とうとうひとり発掘しました!


自分のダメなところを
共有できるたので、
めちゃめちゃうれしかったです

あー、
同じような人がいてくれて
よかったー!って。



で、
その方と私との共通点について
探ったところ、
「二人とも汗をかくと
狂ったように猛烈な痒みに襲われる」
というとこが分かりました。


ということは、
汗で皮脂腺のマラセチアが表皮に
溶け出すタイプだということです。


案の定、
ふたりともマラセチアの数値が、
自分の場合はカンジダの値も、
異常なほど高かったです。


つまり、
カビが原因のアトピーです。



文部科学省の
一般的なカビ菌は、
0~40度の温度において生育し、
最適温度は25~28度だそうです。


そして、
50度で菌糸は死滅します。
(胞子の死滅は60度です)



そうか


50度のお湯を浴びたくて
たまらなくなるのは、
カビを死滅させるため
だったんですね。


カビ菌を死滅させるための温度が
遺伝子に記憶されていると
いうことですよね。


遺伝子って、、、スゴイ


50度のお湯を浴びることは、
カビを死滅させますが、
様々なリスクも生じさせます。


ほかの必要な微生物も死滅しますし
極度の乾燥や軽い火傷のリスクも
あります。


でも身体は、
今の最優先事項をカビの死滅に絞り、
熱湯シャワーを浴びるという行為を
完遂させるために、
脳と連携して
熱湯シャワーと快楽とを結びつけた
ということです。


うーん、
身体の仕組みって奥が深い。



熱湯シャワーファンクラブのみなさん

罪悪感だけに支配されることは
ありません。


熱湯シャワーに酔いしれるときは、
快感に酔いつつ(笑)、
今カビを死滅させているんだ、
というイメージを頭の片隅に
置いておくといいと思います。


このメカニズムの考え方だと、
皮膚の皮脂腺にある
カビ菌が死滅すれば、
熱湯シャワーを浴びる必然性が
なくなってくるので、
浴びてもただ熱いだけに
なっていくと思います。



バチルス入浴療法を行っている
熱湯シャワーファンクラブ会員の方へ

バチルス菌は、
50度を超えても生存はしますが、
不活性傾向になると思います。

熱湯シャワーのあとは、
バチルス溶液に浸かって、
元気なバチルス菌を付着させると
いいように思います。