昭和顔、平成顔の変化は体形にあり | きつねの部屋ブログ版

昭和顔、平成顔の変化は体形にあり

 

 

 平成生まれの男性と比較すると戦後生まれあるいはそれ以前の男性と比べると身長も体重も大きくことなる。身長も体重も増えているのであるが、顔が小さく足が長くなっている。

 

 これは栄養と環境との差であろう。

 

 以前にも書いたがMサイズであったわたしがいまではSサイズとなり、ユニクロなどの衣料量販店では女性サイズとなってしまった。

  

 上のグラフを見て欲しい。

 

 その平均身長であるが男子の30歳では1950年で160㎝。2015年は172㎝と大幅にのびている。体重も55㎏から70㎏。では女子はというと1945年の身長は149㎝、体重45gで、2010年では158㎝、体重は54㎏。男女とも2000年から身長、体重ほぼ横ばいで推移して伸び率は抑えられている。 

 

 男子の1945年から2015年までの身長の伸びは7,0%、女子は6,3%、体重はそれぞれと25..9%、9.8%となって、男性の伸び率よりも女子の方が比較して低いの伸び率となっている。

 

 特にその差が大きいのが伸長である。 現在のモデル、女優さんには高身長の人も多いいが、戦後すぐと比べても男子ほど顕著とはいえない。今だ身長が50㎝代であることにちょっと驚いた。彼女たちは選ばれた人だから目につくのだろう。

 

 があくまでも平均の身長と体重であるので、一概に原因はこう、とはいえない。ただ、戦後である1945年は戦前までのタンパク質不足からの影響もあって、日本人の平均的な身長、体重は欧米のそれとは比べ物にならないくらい低いものであった。

 

 江戸時代はこれより低く男性157㎝、女性145㎝。これは欧米と異なり平和な時代が長く続き、筋力を高める必要もなく、戦前と同様タンパク質不足など欧米人の食生活との違いがあったからといわれている。

 

 それはともかく、同様に現在では靴のサイズも若い世代と私らとでは大きな体を支える必要もないので、私など服同様女性の平均サイズよりはやや大きいものの、サイズを探すのに少しばかり苦労する。

 

 2005年から現在まで男女とも多少の増減があるが伸長、体重とも大きな伸びはしていないのはなぜだろう。食料環境が大きく変わった半世紀伸びはもうこれで打ち止めなのか、それとも環境が影響しているか、ちょっと気になっている。

 

 参考 国民栄養調査グラフ 厚生労働省より。