低速の操縦性に特化したver.4・・・その「成果」であるUターン性能と「犠牲」になった高速域はいかに!?
こんにちは! yabusakaです。
まあ、そのへんは前回の動画を見ていただくとして・・・実はかなり小回りが効く様になりました!
その大きな要素は大きく起き上がったライディングポジションです。
車輌全体の重心バランスや出力に関わる重要な要素が、ライディングポジションを変える事で大きく変化しました。
それはもう、「これが同じ車体なのか? 」という位の激変ぶりでした。
これは良い面・・・。
では何を失ったのか? といえば・・・そう、それは最高速! です。
もう、これでもか!というほど、ごっそりとえぐり取られてしまいました・・・一体何が悪かったのか?
これは一言で言うと「空気抵抗の増大」に他なりません。
起き上がったライディングポジションで前面投影面積が大きくなって、非力なyabusaka型エンジンの最後の一絞りのパワーも・・・空気の壁に吸い取られてしまいました。
この結果を知って、またもやyabusakaは思いました。
「もう数字を追いかけるのはヤメよう」と。
と言う事で(?)目には見えにくい、快適性に着目したのが、ver.5です。
(背中のアールを意識して・・・)
まず、快適なライディングを実現するのに最も重要なのはズバリ「シート」でしょう。
今までは上体の角度を極端に立てたり、寝かしたりと幅広くセッティング出来る様にシートを作っていたので、どうしても快適性まで気を配る事が出来ませんでした。
しかし、現実的なシート角というものが見えてきた事もあり、ここらでじっくりとシートを造り込んでみようと思ったワケです。
(結果として5層構造に)
上記のように背骨のS字に沿ったシート座面を作り、「各部に最適な面圧を与える」・・・という非常に高いハードルを設けて製作に臨みました。(今までサボっていただけですが)
いろいろと考え(過ぎた?)結果、細い弾性のあるファイバーを必要な間隔でシートに配置するという、非常に凝った構造を取り入れました。
これは、ファイバーの位置を変更する事で、背中にかかる圧力をセッティング出来るという利点があります。
まあ、タネを明かせばプラ段をシートベースの形にカットして、断面の隙間に竹ひごを必要な密度で差し込んだだけ・・・なのですが。
しかし、これは思った以上に効果を発揮してくれて、路面のショックを吸収しつつ身体をしっかりとホールドする事ができました。
格安な割に効果が高く、造ったyabusaka的には満足度高いです。
続く