西新宿はお手軽です。
何本かにょきにょき建ってる高層ビルで、
そうそう高級でもないレストランなら
料金も手ごろだし、
まあ、高級感だけ!は感じられます。
ビール飲んで、ソーセージを食べてます。
アイスバインも食べてます。
豚肉、美味いです。
ザワークラウトも食べてます。
キャベツはこれに限ります。
わだかまっていたこと、、聞いてみます。
「昨日も聞いたけど、ユキさ~、
彼氏いないの?」
「…、いない、、けど…」
「けど?」
聞くと、言いよる男はいるらしい。
あまり素性の良くない、
ユキの高校の、男の先輩の後輩。
ユキの先輩も、その後輩も、とある組関係の
使い走りらしい。
ユキの先輩は「ユタカ」、
そしてユタカの後輩は「ヨシオ」という。
「んで、、ヨシオってのは、彼とは言えないわけ?」
「関係ないし。 でもしつこい。。 じゃま!」
最近ヨシオは、「近々まとまった金が入る」
と盛んにユキに言っているらしく、どうも胡散臭い。
聞けば製粉株で儲かるらしい。
「製粉~? 聞いたことないな~。
株で儲けてるわけ?」
「まっ、あたしは興味ないから…」
と言いながらも、金曜の夜、私と別れてから
飲みに出かけたのは、先輩のユタカから呼ばれた
からだとか。
ユキを呼び出す直前までヨシオと会っていたらしいが
ヨシオを先に帰し、、飲み相手にユキを呼び出した。
そして、ユキにヨシオとの付き合いを強く勧めたのだと言う。
「嫌だと言うのに、あんまり、くどいからさ、、
腹立ち紛れに水割りグビグビ飲んでたら、
酔っぱらちゃって…
今朝は、ごめんなさい…」
「いや、、いいけどさ…」
上目使いで殊勝に謝るものだから、
つい許してしまった…。
意を決して、
俺
「決まった奴いないなら…
俺の、彼女になってよ…」
ユキ
「…」
俺
「…」
ユキ
「いいよ…。。 浮気しないでよ…」
どうやら、彼氏、殺さなくても
良くなったみたいな感じ。。
やたらと、ビールが美味い夜だった。
続く…。
