以蔵 拾弐話後半です ネタバレしてますので、嫌な方はUターンをお願いします


























【以蔵の視点】




俺の人生は、一度、あそこで終わったも同然だ・・・


多くの同士が命を落とす中、一番大きな責めを負うべきはずの俺が


おめおめと生き残ってしまった・・・。


だから、拾った命、せめて仲間の悲願を叶えるために捧げるつもりだった。


しかし、心のどこかで、この命を惜しいと感じはじめている・・・。


いつまでも、側で主人公の笑顔を守り続けたいと思う俺が・・・。


だが、主人公がいなくなるのであれば・・・・・・・。


そのとき俺は・・・。






【主人公の視点】




主「でも、以蔵が、今ここにいるってことは無事だったんだよね?」


以「あの状態を無事と言えるかどうかはわからんが、

 命は助かったってことだ」


主「そ、そんな・・・」



もしかして、おなかにあった古傷って・・・。



慎「と、暗い話は、そこら辺でやめにするっス」


以「お、おまえな、自分から話を振っておいてなんだ、その言いぐさは・・・」



(ほんとに・・・九官鳥の口を誰か留めてくれ!!wwww 晋作さん・・・( p_q)

もう、私耐えられないwwww)



慎「だって、姉さんの顔色が、みるみる青くなってるから・・・」


以「す、すまん」




★ううん、わたしの方こそ ← 選択 (エフェクトあり)




主「ううん、わたしの方こそ・・・。ごめんね、自分から話を聞きたいって

 言ったのに・・・」


以「いや、俺がもう少し言い方に気を付ければ良かった」

 「・・・ちょっと、冷静さが足りないな、我ながら」


主「ううん、無理もないよ。そんなにつらいことがあったなら・・・」


以「そうじゃない。あれはもう終わったことだ・・・」

 「俺が感情的になっているのは・・・」


主「え?ごめん。最後の方がよく聞えなかった」


以「いや、なんでもない。気にするな」 



(以蔵ーーっ!!ここでそのセリフとその微笑みは、反則だよー( p_q)

あの、九官鳥は、だらだらと自分の√でもないのにしゃべり続けやがってww)



主「う、うん・・・」


慎「とにかく、姉さんが大丈夫そうで安心したっス」


主「ありがとう。慎ちゃん」


慎「でも、驚いたっスよ。いきなりだったから・・・」


主「そ、そうだよね・・・なんでだろ?」




うそだ・・・。


わたしは多分原因に心当たりがある。


だって、きっかけは全部同じだったから・・・。




慎「じゃあ、俺もそろそろ出かけます!姉さんお大事に!」



そう言って、慎ちゃんはスタスタと出て行った。




(ちっ!この九官鳥、結局、誰にも斬られなかったか・・・)







【以蔵の視点】




俺は主人公の答えに違和感を感じていた。



以「本当・・・か?」


主「え?」


以「本当に、めまいの原因に心当たりは、ないのか?」



お前も分かっているんじゃないのか?



主「え?どうして?・・・原因なんてわかんないよ。

 以蔵はわかったの?」



以「俺は2回ともそばにいたからな・・・確信はないが心当たりは・・・」



そう、心当たりはある。



主人公が倒れる時は、いつも誰かが、しめ縄に触れていた・・・。




主「い、以蔵は、手がかりが見つかった方がいい?」


以「何?」




どういうことだ?なぜ俺に・・・・。


未来に帰れるんだ、主人公にとっていいことのはずだ。



主「手がかりから、わたしが帰られる方法が見つかって・・・」





主人公が悲しそうな瞳で俺を見つめる・・・・。




主「わたしが・・・帰っちゃっても・・・いい?」




なぜ、それを俺に聞くんだ?



主人公は俺に、自分で動くための意志を与えてくれた。


この上、俺に、何かを得るという希望を、与えてくれると言うのか?


俺が望みを言えば、それは叶うのか・・・?


無理だ・・・俺には答えることはできない・・・。






【主人公の視点】



わたしの質問に答えてくれないまま、以蔵は立ち上がって、


部屋を出て行こうとする。




以「それは、主人公が決めることだ」


主「うん・・・そうだね・・・」




ずるい質問だって言うことは分かっていた。


でも、以蔵の気持ちが分からないから・・・・。


とっても優しくて、いつもそばにいてくれるけど、


何も言ってはくれないから・・・。




主「ごめんね・・・以蔵」


以「・・・ゆっくり休め」




襖が、やさしくことん、と音を立てて閉まった。




なんで・・・。



なんで、こんなに。



胸が苦しいんだろう。



ねぇ、以蔵。



わたし、以蔵のこと、大好きだよ。





つづく








どうもあのキャラの出番が長すぎると

イライラが募ってしまう見たいです・・・

その結果があの突っ込みなんですがwww


龍馬さんファンと慎ちゃんファンは

敵に回してますねwww


イカ焼き好き男と九官鳥

次回から、この二人の事は

そう呼ばせてもらおうかなww


自分でレポりながら

ふと、慎ちゃんが

晋作さんに斬られかけた事を

思い出して

本当に、晋作さんに

懇願したくなりましたwww

次の話には晋作さんが

出るという情報を、ありすさんから

ゲットしたんで


晋作さんに奴を

斬ってもらおう(`∀´)



と冗談はこのくらいにして



以蔵√って、この間

以蔵が布団ごと医者に

連れて行ってくれた時もそうだけど

話の中に伏線が

いっぱい散りばめられてるのかなぁと

思いました

慎ちゃんが龍馬さんの真似が

できるようになってるのも

活かされる場面が

実際以蔵√ではあるし

他のキャラの√でも

あったのかは、忘れましたがww

覚えてる人いたら

情報提供願いますww

晋作さんのことなら調べる気力も

出るんだけど、奴のことは

調べるのも面倒だwwww


主人公は最初の方で

未来には帰りたい気もするけど

未来には以蔵がいないという事を

痛感している


そして以蔵は、主人公がいなくなるのは

この世の中が変わった後だと

思っていたのに

慎ちゃんがしめ縄を触ったことで

あのしめ縄が主人公が

未来へ戻れるきっかけに違いない

と分かってしまったんですね


主人公もそれに気づいて

誤魔化してみたけど

以蔵には、その誤魔化しが

通用しなかったようなんですね


やはり・・・ここはお互いが

お互いを思い合っているため

なんですかね?

思いやりすぎて

お互いが一言いえば

解決する、その一言を

言えずにいる


以蔵は、主人公がこの世界に

居る間というのは、まだまだ先だと

思っていたから

武市さんに

「この世界に居る間は

主人公の笑顔を守ります」

と宣言したのに

この世界に主人公を

置いておく理由がなくなりかけて

いるんです


以蔵も、龍馬さんとは違って

側に居て欲しいとは言いません

やはりそれは、

お祭りで沖田さんに遭遇して

主人公を危険な目に遭わせてしまったから

主人公の身を想うと

言えるはずなんてない

と、また心に迷いが

生じてるんですね


主人公もあれだけ積極的だったのに

何故かここにきて

臆病になっている


主人公が今までのどのキャラの√でも

見せなかったパターンなんですよね


私は、若干この主人公には

天然が入ってると思うんです

すんなりと各攻略対象キャラ

の心に入るような

言葉を言える辺りが



で、ここからは恒例の晋作さんとの

比較をしますよw

晋作さん√では

はっきりと、一緒に居たい

って言ったけど

花の終幕と月の終幕では

居させてもらうことができたけど

風の終幕では居させてもらえなかったですよね

でも、私は、あの終幕が何度も言いますけど

大好きです

ゲームなのに

名作映画を見たような

感動で一杯になれたから

安っぽい話じゃないのが

素晴らしいと思うんです

すごく練られてる話だと思います



以蔵√も武市√を並行してやってるせいか

再度言いますが、もどかしい話だと思ってます


武市√で武市さんは

武市さんが主人公を好きなのに

分かってもらえなくて歯がゆい思いを

していたけれど

すべて受け入れたのが拾弐話でしたね


以蔵√拾弐話は以蔵も

主人公も

お互いが惹かれあってるという

初めて鈍くないキャラの

主人公の設定なのに


以蔵は

「ずっと側に居て欲しい」

のに危険に巻き込むんで

悲しませたくなくてそれを言えずにいる

主人公は

「ずっと側に居たい」

と言いたいけれど

以蔵に迷惑がかかるんじゃないかと

思うと以蔵から側に居て欲しいと

望んでいる事を

言って欲しくて

「帰っちゃってもいい?」

って聞くんです


でも以蔵は、

ちょっと晋作さんに似てるけど

違っていて

「それは俺が決めることじゃない」

って切り返すんですね


結局、主人公が

最後に思った言葉を

以蔵にはっきり言ってあげれば

済むんですけど


初めての恋なのか

なんなのか分からないんですが

自分の気持ちを言うのを

主人公は、ためらっている


晋作さんは

「もう何も言う事はない」

とか、突き離すんですけど

私的には、それが

一番男らしい言い方だな

って思いました

やはり設定年齢も

主人公より、上でしょうしね

でも以蔵は主人公と

同じくらいの歳なんですよね


だから・・・

初めての恋に

戸惑っている二人

みたいな感じで

もどかしいですね


拾壱話の武市さん√と同じくらい

もどかしい気持ちですね


お互いが相手を思いやりすぎあって

本音が言えないって言う所が

以蔵√の面白さなのかな

と思います


晋作さんは

本当に竹を割ったような性格だから

バッサリ格好良く決めて

スパッとしているんですけどね

そこが私が惚れてる理由なんですが


と思うと・・・

以蔵√は、ほんとにもどかしいですね

武市さんみたいに大人なら

拾弐話の武市さんみたいな風に

以蔵もなれるのかな?

それとも、晋作さんみたいに

スパッとできるのかな?


結末を知ってるだけに・・・


なんとも言えないけど

とりあえず花狙いなんで

その辺は最終幕で感想が

書けたらいいと思います