オーストラリア科学奨学生 | My thoughts : Broadening and Widening

オーストラリア科学奨学生

書くのが少し遅くなりましたが、先日、「内閣総理大臣オーストラリア科学奨学生」というものに合格しました。結果自体は数週間前に判明していたんですが、それ以外で書きたいことがいろいろ出てきてしまっていたので、お知らせが遅れました(汗)


で、この「オーストラリア奨学生」というのは、日本全国から10人を選び、日本政府とシドニー大学物理科学財団が費用のほぼ全額を支給して(奨学金)、7月にシドニー大学で行われる「International Science School for High School Students」(略称ISS)というものに派遣するプログラムです。隔年で行われており、世界中から100人以上の高校生が集まってきます。ちなみに、今年のテーマは"Waves of the future"です。


「全国から10人」ということで、府県単位の予選(書類選考)と、全国単位の最終選考(面接)という形であわせて二回の選考が行われました。


先生が僕に誘いをかけてきたとき、何度も「相当狭き門だ」と強調していたので、最初はぜんぜん期待していませんでした。しかし、2月下旬に僕が予選を通過したことが判明し、東京での面接に行くことが決まると、徐々に期待の気持ちが芽生えてきました。「これはいけるかも!?」ってやつです(^^; それでも、各都道府県から1人なら最終選考に47人が集まってくる計算となり、10人の枠に対する倍率は5倍近くになります。そうなると、結局のところは「いや、やっぱ無理か。」という気持ちが大半で、面接そのものよりは、東京までの旅路を楽しみにして面接に向かいました。(学校が旅費を出してくれることになったので、なおさら旅は楽しみでした。行きの車窓からは富士山も見えましたv)


面接は、例によって霞ヶ関の官庁街のとあるビルで行われました。控え室で自分の順番を待っている間、ほかの高校生が何もせずに石のように固まっていたのは、どうも堅苦しくて耐えられなかったのですが、持参した本を読んで何とか時間をつぶしました。その後、40分ほどして名前が呼ばれ、英語と日本語とあわせて20分ほどの面接を受けました。英語の方は簡単な単語をど忘れしたりしていまいちでしたが、日本語のほうは「広く勉強してます」というところを強調して、結構いい喋りができたような感触を得ました。話している20分は案外短いもので、あっけなく面接は終わり、東京観光をする間もなく帰りの新幹線に乗って帰りました(汗)。


そして、一週間ほどして通知された結果がまさかの「合格」でした。謙遜ではなく、まさか本当に選ばれるとは夢にも思いませんでした(面接でしくじる夢はみましたが・・・(;^^) でも、何よりも「やった!」という気持ちで一杯でした。


でも、本当の勝負はここからです。現地で受ける講義はすべて英語ですし、内容もかなり高度なことをやると聞いています。場所もシドニー大学ということで、さながら、大学のサマースクールのようです。留学の予行練習にはもってこいだと思います。いずれにしても、2年後の留学に向けて必要な「課外活動」の実績として、大きなプラスになるでしょう。成績がいまいちな分を、これでカバーできればいいのですが・・・


しかし、一番重要なのは「行くこと自体」ではなく「そこで何を学び取ってくるか」だと思います。それを忘れないように、ベストを尽くしたいです。あと、1学期の期末テストも受けられなくなるので、その分中間テストは気合を入れていきます! GWが明けたら、テストまではあっという間です。