ブログの読者さんと会った話2 | アラフォーデブ中年男がアラサー女子と結婚後1年で離婚して再婚活するブログ

アラフォーデブ中年男がアラサー女子と結婚後1年で離婚して再婚活するブログ

四十路、女性経験ほぼなし、体重110キロオーバーの男が無謀にもアラサー女子(希望)と結婚するべく婚活していましたが、2020年に結婚しました!…そして1年で離婚しました!!
2023年夏、再び登り始めました。この果てしない婚活坂をよ…。

~前回までのあらすじ~

 このブログ読んでるアラサー女子(読者さん)と会ってみたら、美人でびびりました。

 なお危惧していた黒人チームによる背後からの襲撃(バックアタック)はありませんでした。

 本当にありがとうございました。

 

 

無事に合流し、読者さんといっしょにお店の中へ。

ちなみにカウンター席でした。

以前「初対面でカウンター席は女子が警戒するで」とアドバイスがあったのでカウンター席はやめとこうと思っとったんですが、どうしてもそこしか予約できず……。

 

読者「あ、わたしはカウンター席のほうが好きです。向かい合うほうが緊張しますよねあせる

ハヤト「で……ですよね~!!あせる

 

会った当初こそ緊張していましたが、少し話しているとそれが嘘のように消えていきました。

よく考えたら読者さんはこのブログを読んでおり、まあ俺の考えやら事情やらを把握しているわけで。

なんかヘンに自分を取り繕ったり駆け引きする必要もないわけで、そりゃ気も楽ですよ。

 

ハヤト「しかし、よくこんな得体のしれないアラフォー男に会おうなどと思いましたね」

読者「えー、逆ですよ。ハヤトさんからしたらわたしのほうがよっぽど怪しい女ですよね。待ち合わせたとき、どこかに隠れて観察されるんじゃないかって(笑)」

ハヤト「そんなことしないですよー。そもそも俺、失うものもないですし」

 

未開発鉱脈の貞操を失うことを危惧していたことは黙っていました。真顔

 

「それに今後、ハヤトさんのブログは人気が出て、もっともっと会いたいっていう女子が増えて、そうなったら絶対会えなくなるだろうなって思って。今のうちに思い切って勇気を出してみました」

 

いやいやいやいや。

さすがにそれはない。

それはないですよ。

 

だってこのブログ、モテ要素皆無ですやん……そもそもモテてないからこそ存在するブログなわけで……。

俺がそのことを言うと、自身も絶賛婚活中であるという読者さんはこう答えました。

 

「今までは女性の婚活ブログばかり読んでたので、男性がいろいろ婚活で苦労してる話を読むのが新鮮だったんです。それで、すごく元気づけられたっていうか……わたしもつらいけど、男の人も頑張ってるんだなっておねがい

 

え……。

マジで……?

俺、自分でも知らないうちに見も知らぬ誰かを元気づけてた?

ほんとにそうなら、普通に嬉しい……!

それで今、その人と実際に会って話をしている。

すげえ。

インターネット……お前、すげえよ……。

 

「昔、電車男ってありましたよね。インターネットの力で二人がうまくいく的な」

「ありましたねー。ちなみに俺も電車男と同じくエルメス(HERMES)を”ヘルメス”って読んでました。あとシャネル(CHANEL)のことも”チャンネル”だと思ってたし」

「あはは爆  笑

 

読者さんはよく笑ってくれます。

俺の話がお笑い芸人級におもしろいわけではないでしょうが、俺の書いたブログを楽しめたということで、そのへんの波長?みたいなものが合うのかもしれません。

 

読者さんは俺と同じく食べ物の好き嫌いがまったくないとのことでした。

ゲームや漫画など趣味の点では共通してることは少ないものの、職種やライフスタイルなんかはすごく似通っているように感じました。

 

お互いに甘いもの、とくにラクトアイスが好きという話になりました。

不意に「もし読者さんといっしょに暮らして、彼女が家で待っていたら、俺は毎日必ず何かラクトアイスを買って帰るだろうなあ……」などという想像をしてしまいました。

 

そして「今考えたことはたぶんブログに書いて、どのみち読者さんにも知られることになるだろうから、その前に直接伝えておこう」というわりと狂った思考が沸き上がってきて、先の想像をほぼそのまま読者さんに伝える俺。

今思い返すと「えっ、こいついきなり何を言い出したの?」と思われたかもしれません……。

 

正直ついでに俺は言いました。

 

「あの、ぜひまた読者さんと会いたいです。で、今後は付き合う気満々で会うつもりなんですけど」

「はい。……でも、付き合うなら結婚を見据えて付き合いたいです。遊びとかはもう、年齢的に……なので」

「えっ?……あ、当然、俺も付き合うとしたら結婚前提です。同じく……」

 

少し妙な空気になりました。

ちょ……なに言ってるんだ俺……。

 

「今日はほんとに嬉しかったです! 読者さん、ほんと素敵だなと思いましたし」

「ありがとうございます。でもハヤトさん、いいんですか……?」

「え? いや、本当に俺的にはなに一つ非の打ちどころがないんですが」

「わたし……その、胸があんまり……なんですけど……」

 

そう言ってスレンダーな体型の読者さんは、自分の胸元を押さえました。

 

「たしかブログに書いてましたよね?……胸のこと……」

「あ、ええーと、はい……そうでしたっけ?」

「今日、それだけが不安で……」

 

……とぼけたけど、俺、書いてた。

めちゃめちゃおっぱいのこと書いてましたわ。

 

とっさに俺の脳裏に会話の選択肢が浮かびました。

美少女ゲームよろしく……。

 

 1.大きなおっぱいが好きなわけじゃない。好きな人のおっぱいが好きなのさ。

 2.黙っていたけど、実は俺、貧乳派なんだ。

 3.妊娠すると胸が大きくなるって言いますよね。

 

どれもアウトやろがい。

どれか1つ選べと言われたら1だけども!

まあ、へたな事言わずに黙って苦笑いだけしといて正解だった……そう思いたい……。

というか、本人が読むであろうブログに書くのもアウト寄りのアウトのような気がしますが!

 

このブログでは、なるべく自分の気持ちを包み隠さず書くと決めましたのでね!

読者さんのことを一切書かないという選択肢もあり、実のところそれなりに葛藤したのですが……。

(ちなみにブログに書く内容について、読者さんご本人は『ハヤトさんにお任せします』と言ってくださいました)

 

今さらこの場で取り繕ってもしかたないですし、そもそもブログを見て俺に興味を持ってくれたのなら、これまでどおり偽りなく素のままでブログを書くことが正解のような気がしたのです。

 

ブログに書いていないこともたくさんあるし、書いてることがすべて真実かどうかは基本的に俺にしかわかりません。

そういう意味では、この「ブログ」という場も、会話やボディランゲージのような一種のコミュニケーションの一形態に過ぎないのかなと。

間違いなく俺の一部ではあるけれども、俺のすべてではない、というか。

 

これを読まれて嫌われるようなら、まあ仕方がないよね!と潔く諦めます。

ネット経由で会った人が実はすごい美女だったとか……もとが降ってわいたような夢のごとき出来事ですからね。

それこそインターネットの都市伝説みたいな。

 

 

もう少しつづきます。