存在するものの一部を線で表現しているだけ | 富士見競馬日記

富士見競馬日記

埼玉在住早島さんの競馬日記

写真を見て絵を描く。

ここは口だ、と線をひくが、こんな人間はおらんやろという口が出来てしまう。

 

バランスの問題か。

いや、見たままを描こうとしているからではないか。

 

たとえば顎の骨がこうで、人の唇というのはこういう形をしているから、

写真ではよく見えないけどこうなっているはずで、

だからこう描こう。

だがあえて全部線は引かなくてもいいかな、こんな感じに描こう。

 

と描くと、線はわずかしか描かなくても、線をひいていない部分の絵も見えてくる。

 

脳内で補正される。

 

それはその線がバッチシな場所にひかれていて、

そこにいる人物は確実にいて、その一部を線に表現しているからで、描いてなくても存在が自然と見えちゃう。

 

そんな絵を描きたい。

 

好きなイラストレーターさんの絵はそんな感じなのだ。

 

絵を見ると、いいなぁ、素敵だなぁ、ときれいな景色をみたような気分になる。

 

自分の絵は、空想上の道端の土のよう。

 

いや、自信をもて!