AMH検査の意義とは? | 大阪府枚方市 はやし鍼灸整骨院ブログ

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AMH検査とは、卵巣内の発育過程にある卵胞(前胞状卵胞)から分泌されるホルモン(AMH:アンチミューラー管ホルモン)の値をはかる血液検査です。


一般に「卵巣年齢をはかる検査」と言われていますが、より具体的に言えば「卵子の在庫数をはかる検査」であると言えます。


卵巣に発育過程にある卵胞が数多く残っていれば、それだけAMH値は高くなります。


通常、卵子の在庫数は年齢が若い方ほど多いのでAMH値も高くなりますが、中には20代で40代相当の値の方もいらっしゃいます。


チョコレート嚢胞などで手術をすると卵巣機能が低下すると言われていますが、手術歴の有無に関わらず、子宮内膜症の方はAMH値が低い方が多いように思います。


逆に、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方はAMH値が非常に高くなりますので、AMH値が4ng/ml以上の方、あるいは40代でAMHが高めの方はその可能性を考慮しなければなりません。



では、卵の在庫数をはかるAMH検査の意義とは一体どのようなものなのでしょうか?


一番大きなことは、不妊治療を進めていく上でステップアップの具体的な指標になるということです。


避妊しない健康な男女では、1年以内に約8割が妊娠すると言われています。


1~2年妊活をした後、婦人科に行かれて一般的な検査やタイミング治療を受ける方が多いと思いますが、この婦人科にかかり始めの段階でAMH検査も一緒に受けておくべきです。(不妊専門病院では基本検査としてAMH検査を行っている施設も多いです)


実年齢、基本検査の結果、既往歴などに加えてAMH検査を行うことで、今後どのような治療をすべきかという選択が大きく変わってきます。


例えば、一般検査で特に問題のない33歳の方が、「2年間タイミングや人工授精を頑張って、35歳になっても授からなかった時に体外受精にステップアップする」という青写真を描いていたとします。


実際にこのような方は多いと思いますが、では33歳の時点で「AMH値が45歳以上」と知らされていたのなら、一体どのような選択をしたでしょうか?


AMH値は妊娠率をはかる指標ではないのですが、少なくともステップアップのタイミングをはかる重要な指標にはなるのです。