子宮内膜症と不妊 | 大阪府枚方市 はやし鍼灸整骨院ブログ

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子宮内膜症とは、子宮内膜の細胞が本来あるべきではない子宮の外側に発生・増殖していく疾患を言います。


生殖年齢女性の10~15%が罹患していると言われ、更に90%以上の女性の腹膜には既に子宮内膜症予備状態が起こっている(世界子宮内膜症学会1998)との報告もあります。


近年増加している背景には、晩婚化・少子化による月経回数の著しい増加が挙げられます。


多人数を産むことが珍しくなかった明治期の女性の月経回数は生涯で推計40~50回、一方で現代女性の月経回数は平均で約450回、罹患のリスクの違いは一目瞭然です。


子宮内膜症と不妊の関連で言いますと、不妊患者のうち30~50%が子宮内膜症であり、そのうち約70%が月経痛などの臨床症状がほとんどみられない「軽度子宮内膜症」であると言われています。


この「軽度子宮内膜症」は原因不明不妊の大きな一因と考えられており、なかでも着床障害などの免疫が関与するような不妊との関連性が指摘されています。


これは進行した子宮内膜症でみられる卵管狭窄・癒着などの比較的鑑別が容易な不妊因子とは異なり、一般検査では分かりにくい機能的な問題を多くの不妊患者が抱えている、ということを意味しています。


鍼灸はリウマチなどの自己免疫疾患やアレルギー性疾患にも有効であること、また子宮内膜症の主症状である月経痛の緩和にも有効であることから、「軽度子宮内膜症」の改善による妊孕性の向上にも効果的であると考えています。