先週の日曜日、京都府獣医師会主催のイベントで、「夢は牛のお医者さん」という映画を観てきました。
映画の舞台は、過疎が進む新潟県の農村です。
全校生徒が9人という小さな小学校で、途絶えてしまった新入生に代わって3頭の子牛が入学するところから物語は始まります。
牛たちとのたくさんの思い出、そして悲しい別れを通じて、獣医師になりたいという志を持った少女の26年間を追ったドキュメンタリー映画です。
主人公の少女の純粋さ、そして家族をはじめとする彼女の周りの人々の滲み出る温かさにただただ感動し、涙腺が弛みっ放しの1時間半でした。
残念ながら一般公開は終了していますが、大人はもちろん、将来が真っ白いキャンバスのような子供達にも是非観てほしい映画です。
よろこびも かなしみも 夢になる。
人生は、たくさんの 偶然の出会いによって導かれます。
一つ一つの〝出会い〟という種を大きく育てることができる人は、真っ白で純粋な感受性と、ひたむきにやり遂げる意志の強さを持ちあわせているんですね。
夢の実現は決して簡単なことではありませんが、この映画を見終えてから改めてそんなふうに思いました。