多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と鍼灸治療 | 大阪府枚方市 はやし鍼灸整骨院ブログ

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枚方市楠葉、大通りから少し入った所にたたずむ小さな治療院です。

先日、鍼灸の業界紙に次のような記事が出ていました。




産婦人科医である町田氏が、クリニックでの症例をもとに鍼灸治療の有用性を実際のデータとともに紹介されています。


その中で多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について書かれた部分を抜粋すると――


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町田氏は内分泌異常などにより排卵が起こりにくくなる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に鍼灸治療が奏功した症例を紹介。

「月経異常」「FSHの値が正常なのに対しLHの値が高い」「男性ホルモンの値が高い」といったPCOSの特徴を挙げ、5~6が正常とされるLHの値が鍼灸治療を開始した平成24年12月の時点では31.1だったが、平成25年2月には8.5になり、91.6だった男性ホルモンも正常値の上限である70程度まで下がり、さらに3~6ケ月に1回だった月経不順も改善され、同年8月、ホルモン剤や排卵誘発剤を用いることなく、自然妊娠に至ったと説明した。


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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は排卵障害のひとつで、複数の卵胞が5~9ミリ程度までは育つものの、成熟卵胞にまで育たないため排卵が起こりにくい病態をいいます。


PCOSと診断される方は10代の頃から月経不順がみられ、親族が高血糖や糖尿病である割合が高く、遺伝的な要因があるともいわれています。


厳密には多嚢胞性卵巣(PCO)とは区別されており、PCOの場合は排卵誘発剤の副作用や急激なダイエットなど、後天的に発症するケースも多いようです。


男性ホルモンの分泌異常を伴うことも多く、肥満・多毛といった外見的特徴が現れることがありますが、日本では痩せ型タイプも多くみられるといわれています。


鍼灸では体質に合わせて【痰湿】や【オ血】の治療を中心に行い、周期的には特に卵胞が発育する低温期に意識的に治療することで治療効果が得られやすいと実感しています。