梗塞の話 | 林整形外科のブログ

 コウソクと言うと、高速、拘束、校則、光速などの漢字が浮かぶと思いますが、病気を指すときは梗塞になります。

 「梗」の字は、トゲのある木のことを表していますが、「ふさぐ」という意味もあって、梗塞と言うと「ふさがって通じない」ことを言います。英語ではインファークションinfarctionと言って、ラテン語のインファルクタスinfarctusに由来していて、「物を詰め込む」と言う意味になります。

 よく耳にする病名には、脳梗塞や心筋梗塞があります。医学的には、動脈が詰まってしまい、その血管の支配を受ける組織が壊死することを梗塞と言います。多くの血管が吻合しながら臓器に血流を送っているのであれば、1本の細い動脈が閉塞しても梗塞は起こりません。脳や心臓は重要な臓器であるにも関わらず、残念ながら血管の吻合は十分ではないわけです。

 狭心症というのは、心臓血管のケイレンですので、一時的に血流は悪くなりますが、薬がよく効きます。

 梗塞には、動脈硬化を基盤として、そこにできた血栓が血管を塞ぐ「血栓症」と、他の場所でできた血栓が、血流で運ばれてやってくる「塞栓症」の2種類がありますが、狭心症と違って一旦壊死した障害は永久的になりますから、予防がとても大切になるのです。