ピット | 林整形外科のブログ

 ピットpitという言葉は、元々ラテン語の「井戸」という意味で、英語では「窪み」のことを言います。ピットフォールpitfallと言えば、「落とし穴」のことになります。

 人の体での大きな窪みは、アームピットと言って、脇の下のことになります。体温計を挟むところで、医学用語では腋窩(えきか)と呼ばれます。ここは汗が出たり、時に匂いのする所であることから、アメリカでは好まれない場所を比喩的に表現する際、アームピットという言葉を使います。

 「脇見」という言葉がありますが、これは「腋」を見るわけではなく、「脇=ほかの場所」ということです。

 かつて、雄鶏cockが戦い合う闘鶏所が凹みになっていたことから、そこをコックピットcockpitと呼んでいました。後にそれが戦場の意味になっていき、戦闘機の操縦席を指すようになりました。このため、現在でも航空機の操縦席はコックピットと呼ばれています。今は平和な時代で、パイロットも戦うわけではありませんから、少しおかしな呼び名と言えます。

 有名なアメリカの映画俳優ブラッド・ピットは、そのままカタカナを日本語にすると「血液の窪み」という意味になってしまいます。