靴の踵 | 林整形外科のブログ

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 古代ギリシャの公衆浴場では、20〜30cmの高さの厚底靴が用いられていました。これは靴底の全体を持ち上げるタイプで、水や汚物から足を清潔に保つために使われたものでした。

 しかしいつしか、背を高く見せようとした貴婦人たちが、スカートの下にこの靴を履いて街を歩くようになっていきます。これがハイヒールの起源ではないかと言われています。

 ヨーロッパで靴のヒールが出現したのは、16世紀後半とされています。初めは、身長を高く見せ威厳を示そうとした高官の専用物だったのですが、次第に一般民衆に広がっていきました。

 江戸時代での長崎の出島では、オランダ人が履いていたヒールのある靴がとても珍しかったのか、「オランダ人の足には踵がないからヒールが必要だ」という噂までたちました。

 日本では戦後、生活が安定するにつれて、女性の間でハイヒールが爆発的にヒットしました。背が高くなること以外にも、脚が美しく見えるというのがその理由でした。時代とともに、ヒールは高さを増していきました。

 足の痛みを生じる外反母趾の原因として、ハイヒール靴が取り上げられています。足は、常に体重の負荷にさらされています。日本人の体格も、昔と比べて大きく変わってきていますから、ヒールを少し下げた足に優しい靴が流行るといいいのですが。

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