中華料理店症候群 | 林整形外科のブログ

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 1907年、池田菊苗博士が昆布から抽出したナトリウム塩は、現在でも「味の素」という調味料として用いられています。これがグルタミン酸というアミノ酸で、旨味の成分として知られています。

 グルタミン酸は、人体では中枢神経の興奮伝達物質として大脳に存在していて、必要に応じて神経線維から分泌され、学習や記憶の機能に関係すると言われています。この話から、以前は子供にグルタミン酸を毎日食べさせて勉強の成績を上げようとする人もいたそうですが、これは拡大解釈です。

 アメリカで、中華料理を食べていたお客さんが、食事開始の後5〜30分すると顔のしびれ、発汗や顔面紅潮、頻脈などの症状を呈すことがありました。ひどい人では酩酊感や嘔吐を起こしました。これは料理に含まれていた大量のグルタミン酸を摂取したことによるもので、中華料理店症候群(チャイニーズ・レストラン・シンドローム)と呼ばれています。幸いにも、これらの症状は1〜2時間後には回復しますが、美味しいからといってグルタミン酸を取りすぎには注意が必要です。

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