股関節部の骨折 | 林整形外科のブログ

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 骨が弱くなると、骨折が起こりやすくなります。折れやすくなる部位はいくつかありますが、特に困るのは股関節部の骨折(大腿骨近位部骨折)です。歩けなくなるだけでなく、骨の治りも悪いので手術が必要になります。

 この骨折のデータをみると、いくつかの興味深い特徴が分かります。骨粗鬆症に伴って起こりますから、当然女性に多く見られます。田舎よりも都会でよく見られます。これは日頃の運動量が関係しているかも知れません。また発症時期は12月から1月に多いのですが、これは寒い時期の活動性の低下によるものかと考えられています。屋外で転倒するよりも屋内で受傷する人が多いのですが、屋外では無意識のうちに転倒に対する緊張感があるのか、屋内でのちょっとしたことで怪我をしてしまっています。

 アジア人は骨粗鬆症になりやすと言われているのですが、実は日本でのこの骨折の発症率は、欧米よりも低くなっています。この理由はよく解っていませんが、畳のある生活様式が転倒の頻度を少なくしているという意見があります。また身長が低く、足が短いなどの体型が関係している可能性も指摘されています。短足で得をすることもあるのです。

 日本では生活様式が欧米化し、昔に比べ日本人の体型も変わってきていることを考えると、今後この骨折が増えてくるのかも知れません。

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