昨日の日曜日、宮崎市内では多くの中学校で保護者参観が行われました。
私も子供の参観のため、中学校に行き、授業参観をさせていただきました。
Facebookなどで、そのときの様子など伝えたのですが、
ウチの子のクラスは担任が数学ということもあり、
数学の授業(「正負の数」導入)をしていました。
定番のゲームをしながら、正負の数を理解するための授業でした。
半分以上がお母さま方で、
保護者もニコニコしながら、クラスそして子供の様子を見ていました。
まあ、ここまではふつうの感想。
私は職業柄、先生たちの「目配り」「気配り」がとても気になってしまいます。
集中していない子がいたときに、先生が気づいているのか、
目線はちゃんと後ろまで見ているのか…、など。
うちの子の先生は若い男性の教師でしたが、
元気溢れる教師で、「熱血漢」ぽく感じ、少し安心しました。
でも、私はそれだけじゃ落ち着かなくて、
隣のクラスの社会の先生の授業を見たり、
その隣のクラスの国語の先生の授業を見て、
さいごに、その隣の数学の先生の授業を見させていただきました。
詳細は述べませんが、
やっぱり学校の先生は大変です…(^^;
なぜなら約40人の子どもたちを満足させる授業をしなければならないのですから。
できる子もできない子もいるのです。
問題を解くスピードだって多少異なります。
質問する箇所だって、生徒によって異なります。
これらを満足させる授業をする…。
私から言わせれば、「神」です。
でも、ふつうのお父さんお母さんにわかって欲しいのは、
クラス(集団)授業の教科指導に限って言えば、
100%お子さんを満足させることって
「無理」なんです。
どこかに「ライン」を設けなければならない。
授業についていけない生徒が出たら補習をやらなければならない。
私は数年前から
授業の「ライン」を排除しました。
世間でいう「自立学習」「集団個別」というものです。
聞こえはいいが、これはクラス(集団)授業の数倍大変です。
また、授業についていけないから補習が必要…、これもほんとは「ダメ」。
そもそも、補習が必要ないような学習カリキュラムにしておけばいいのです。
「前回の授業は●●だったから、今日は次の△△だな」ではなく、
「前回ここでつまづいたから、もう一度●●を確認してみよう」と考えないと
子どもは、その問題を克服できない。
克服させる勉強をさせましょうよ。
そのような思いがよぎった保護者参観でした。