☆関連記事はこちらです↓
 
 
 
 
今月のEテレ「100分de名著」は、
「古今和歌集」の特集です。
 
 
こちらの番組に、我らの師
 
現在は、国文学研究資料館館長の
国文学者
渡部泰明先生が、解説者として
ご出演されているということで、
 
いち視聴者として
拝見しております。
 
 
が☆
 
 
そこは、図々しいアタクシ。
 
 
早速、師に連絡させていただきました。
 
 
ぜひ、番組のお話を伺いたく…と
 
 
そして、お忙しい師のことですので、
ダメ元で打診したのですが
ありがたいことにOKをいただきまして
 
念願叶って、久方振りに
お目にかかることが出来ました。
 
ころな禍ということもあって、
もうだいぶご無沙汰していたのです。
 
今回、大学院時代の先輩
(現在は某一貫校国語教諭)
上京されるというので、ご一緒に。
 
 
 
実は…
 
この秋、紫綬褒章をご受賞された師。
 
もちろん、100分de名著のお話を
伺いたかったということもありますが
 
直接的には、先生のご受賞を
お祝いさせて頂きたかったのでした☆
 
 
 
師とは夕方の待ち合わせでしたので
 
その前に先輩と待ち合わせをして
一緒にお祝いのお品を選びました飛び出すハート
 
この日は、その時間も含めて、
かけがえのない時間となりましたニコニコ
 
 
そして、師からも貴重なお品を
賜りました。
 
 
それが、こちらです↓
 
 
 
 
 
 
なかなか自分のために書店に赴くことが
ままならず、入手し損ねていた
 
「100分de名著」のテキストです!
 
 
よく考えれば、Amazonでポチ
出来ましたものですのに…
 
 
「研究書は書店で入手するもの」との
古い固定観念が
心身に染みついているようで…あんぐり
 
我ながら呆れかえるボケっぷり…w泣き笑い
 
 
 
ご興味のある方は…
よかったら、こちらからどうぞです↓
 
 
 
 
「Amazonでも買える」ことを
思いつかなかった自分の
ポンコツさには参りましたが
 
師から直接頂戴出来たのは、本当に
ありがたく、光栄なことでしたキューン飛び出すハート
 
 
先生…!ありがとうございます…!
 
 
 
 
と☆
いう訳で、あまりにもうれしいので
 
 
 
再掲~キューン飛び出すハート
 
 
 
 
 
 
 

 
 
もちろん、サイン付きです☆
 
 
サイン付きはAmazonポチでは
入手困難ですので、チュー飛び出すハート
 
 
うれしいです~ベルベルベル
 
 
 
 
 
 
…と、今回は、
こんなミーハー話題で
終えるブログではございません。
 
 
師とお話させて頂きました一部を
記録しておきます。
(自分の備忘録的記録です)
 
 
 
100分de名著“古今和歌集”
 
第2回に放映された
「恋こそ我が人生」で
取り上げられたこちら↓の一首。
 
 
夕ぐれは雲のはたてに物ぞ思ふ
あまつ空なる人を恋ふとて
 
恋一 484
よみ人しらず
 
の歌です。
 
(↑こちらの本文は上掲の当番組テキストから引用しております)
 
 
まずは、師の現代語訳を
引用いたしましょう。
 
 
「夕暮れ時は雲の果てまで思いを馳せる。天空のように遠く、手の届かない人に恋をしてしまったのでー。」
 
 
 
 
私は図々しくも、
先生、この歌の「あまつ空なる人」の解釈なのですがー
 
と、お話させて頂きました。
 
 
「亡くなった人、という風には捉えられませんか?」と。
 
 
師は、「それは思いつかなかった」
「ああ、そういう風にも解釈出来るね」と
仰ってくださいました。
 
しかも、「それ、あなた、(番組での)伊集院さんのようですよ、ほう、と感心するところだ」まで仰ってくださいました。
 
 
(師のこういう懐の深いところが人気の秘密だと秘かに思っておりますw)
 
 
現役時代、まったく師から
褒められたことのない私はもう
これだけで満足してしまって、
それ以上師に対して
自説を展開することを
止めてしまったのですが
 
 
言い足りないのでここで言います(笑)
 
 
古今集撰者の意図(解釈)としては、
通説(身分違いの恋を詠んだ歌)または
師の御説なのだと私も思います。
 
ただ、「よみ人しらず」の作者の意図は
別のところにあったのではないか
 
「雲のはたて」は、雲の果て、
「あのひと」のたましいが居るところ
「あまつ空なる人」とは、まさに
たましいとなってしまった、もう
現実では会えない人のことを
指しているのではないか、と
 
これを裏付けるための実際的な
アプローチ(検証)は行っておりませんので
 
まさに「思い付き」の域なのですが…
 
 
どうにもこの歌に、私は
源氏物語の「薄雲」の巻を
感じずにはいられない…のです
 
薄雲の巻の名の由来となった
源氏が藤壺の死を悼んで詠んだ歌
 
「入り日さす峰にたなびく薄雲はもの思ふ袖に色やまがへる」
 
この雲は、古今集歌484の「雲」と
同じ「雲」ではないのか、と…
 
 
検証するためには、「雲」についての
相当量の知識(用例)が必要です。
 
その知識は今の私には残念ながら
ありません
 
 
が☆
 
 
なんと、この日
 
 
師は、我々にもう一冊のご著書を
くださいましたびっくりマーク
 
 
 
それがこちらです↓
 
 
 
 
 
 
 
 
なんと!
 
 
「雲」についてのご著書~びっくりマーク
 
 
 
これは、またしても※、
和歌のカミサマからの啓示では
ありませんか~チューキューン飛び出すハート飛び出すハート
 
 
ありがたく、勉強させて頂きます!!!
 
 
 
あらためまして、
先生…!ありがとうございますベルベルベル
 
 
 
※以前、音楽のカミサマからの
啓示をいただきました~キューン飛び出すハート
関連記事はこちらです↓
 
 
 
 
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました☆目がハート愛
 
 
 
100分de名著“古今和歌集”
 
 
 
いよいよ、来週月曜日が第4回
最終回です☆
 
 
 
私も、楽しみに拝見させて頂きます飛び出すハート