「家づくり学校」が日本建築学会教育賞を受賞しました。 | 葉山の住まいと暮らし

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海と山に囲まれた小さな町で住宅や店舗の設計をしている一級建築士が日々の暮らしについて思う事を綴ります。

私の人生において、大きなターニングポイントとなった家づくり学校

かつて工務店に務めながら東京池袋の自由学園明日館に毎月通い、建築の様々な学びを深めた場所。
建築家として誇り高く生きて行く事を学び、多くの同志と出会った学校。

私は2010年に2期生として入学をお許しいただいてから、2年間に渡り座学や現場見学を通して沢山の事を学ばせていただきました。

また建築家の大先輩方の生き様や考え方、建築にまつわる仕事をしながら私同様に学びを求める同期生たちに刺激を受けて、私も自分の仕事について、日本の建築について、人生についてを多く考え悩んだものです。

丁寧に素材と向き合って、職人技を使った住宅設計に関わりたいと言う気持ちを持ったのは、家づくり学校での目から鱗のような学びがあってのこと。

その家づくり学校の6年間の活動が認められ、権威ある日本建築学会の教育賞を受賞しました。

先日その受賞記念パーティが都内で開かれ、私も出席させていただきました。

久々の都内。学士会館はアールデコ調のクラシカルな建物。

本当に、このような晴れやかな場の末席に加えていただいた事に、ただただ感謝です。

当日は偉大なる先生方はもちろん、かつて机を並べ、飲んで語りあった懐かしい顔も大勢。

私の一級建築士受験を遠隔サポートしてくれ、共に合格した戦友にも再会できて嬉しかった。

第3子の出産以降、休学した形になっている家づくり学校にそろそろ復帰したいという気持ちがムクムクと湧いてまいりました。