マウナケアのKiaʻiたちとTMTのその後:マウナケアでなければいいの? | ハワイ島でヒーリング 〜みんなと一緒に幸せに生きる〜

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みなさま、アロハ!

 

マウナケアで起こっていること。

先日、一度記事でお伝えしました。

 

<声を上げる地元の女性たち。Big Island Video Newsより>

 

日本ではあまり報道されていないと思いますが・・・

 

ハワイ島のマウナケアは天体観測に適した

スポットとして世界各国の天体観測所が

作られてきました。

 

<ある日のマウナケアからの夕日。

右手前に天文台が写っています>

 

そこに超大型の天体望遠鏡を設置する

計画が持ち上がり、地元の人々、特に、

ネイティブハワイアンたちの反対運動が

続いていました。

 

いよいよ工事が始まるとなり、

工事を止めようと人々が集まり

声を上げ始めたのが3週間ほど前。

 

<Big Island Video Newsより>

 

1000人以上の人が通ったり、

キャンプをしながら集い続け、

週末は2000人以上の人が集まりました。

 

彼らは、「プロテスター」ではなく

「プロテクター(Kiaʻi)」

と自分たちを呼んでいます。

 

抗議をしているのではなく、

大切な山を守っているのだと。

 

<Big Island Video Newsより>

 

非暴力。

自分たちにも相手にも行動も思いも

アロハを徹底することが求められる

Kapu Aloha (アロハ以外は禁止)

 

とても平和的でしたが、一時は知事が

非常事態宣言を出し、世界的にも行政側の

対応に反対の声が上がりました。

 

今回のTMT(30メートル望遠鏡)への

この大きな反応には、過去から続いてきた

ハワイの人々の歴史があります。

 

暮らしていた土地を奪われ、

言葉を禁じられ、伝統はボロボロになり、

聖域には建造物が立ち並びゴミまでも

捨てられ守ってきた環境も破壊される。

 

そして、法的には、実はハワイは

アメリカ合衆国に不法に占拠された

ハワイ王国であるという位置付けに

あります。

 

このことは、次の記事でもう少し

詳しく書きたいと思います。

 

山を守る人々は集まり、フラを踊り、

オリを唱え、集まった人たちへ

クム(先生)やクプナ(長老)たちは

話をしたり講義をしたり。

 

<Big Island Video Newsより。

非常事態宣言を出したことを批判された知事が

やっとマウナケアを訪れた時、人々は待っていました

と温かく迎えました。知事が見守る中、フラを踊る人たち>

 

 

3週間が過ぎました。

 

知事や市長はTMTには個人的に賛成だが、

(観光以外の産業を育てたいという思い)

地元の人たちの声を大切にしたい、

力ではなく話し合いで解決を探りたいと

活動を続けています。

 

そんな中、TMTはマウナケアの次の候補地

スペインのカナリア諸島ラ・パルマ島への

建設の可能性が高まったとして、

建設許可を申請しました。

 

この島にもすでに天体観測所が14もあり

行政側は「この山は聖域ではないし

我々はTMTを大歓迎する」と発表。

 

それに対して、環境保護団体は、

「この島はハワイだとモロカイ島と

同じくらいの小さな島。

 

すでに天体観測所がたくさんあり、

考古学的に大切な場所が破壊されてきた。

天体観測所があるエリアはカナリア諸島で

もっとも貧しいエリアだが天体観測所から

きちんと経済的な補填も受けられていない。

 

いろいろな点でハワイの状況と似ている。

我々はハワイの人々と同じような考えと

決意を持っている。TMTが取るアクション

一つ一つに対して我々も裁判を含め

必要なアクションを起こす。」

と、発表しています。

 

<ヒロにある日系人が作った日本庭園リリウオカラニ公園

からマウナケアが見えます>

 

日本が全予算の25%以上を出している

このTMT。

 

天体観測の大切さと、

人々の日々の暮らしや伝統文化、

環境を守ることはどうバランスが

取れるのだろうか?と、考えさせられます。

 

知事や市長がTMTに賛成しているのは、

観光に頼りがちな島の経済に

別の道を開くため。

 

子供達の科学教育にたくさんの資金を

提供することを約束したTMT。

資本力で土地を強引に手に入れている

とも感じます。

 

<ハワイ島プナの豊かな海>

 

個人的には・・・・

 

環境を守りながら、

伝統的な農業から学びながら、

自然の仕組みを生かした無農薬な

農業システムを構築する。

 

海への負担が少ない海のレジャーや

水産業を育てる。

 

など、ハワイらしさを生かして

多様化する道は、いくつもあるように

感じます。

 

<「普通」な人たちや家族たちが集まり

意思を表示していました>

 

同時に、今回のTMTへの声は

昔から続いてきた社会的な不均衡や

不平等、不正を正したいという思いが

基盤にあります。

 

時間がかかるプロセスだと思いますが、

ホオポノポノを大切にしてきた

ハワイらしいプロセスで、

よりハワイらしくあり続ける方向に

向かうことを願いながら・・・

 

心からのアロハを込めて

Keiko & Emi