13年は一言で語れない!! Vol 32 出生届
出産退院後~生活編
出生届が2週間の期限だと焦る私は、赤ちゃんが入院している間も自宅と病院の往復でした。
(^・ω・^).....ンニュニュ? なんで往復?
っと、思いますよね?
名前の字画やら運勢やら、色々ネット検索もしながら決めるようにとモラ次郎の指示です。
それも、かなり脅迫めいた・・・。
モラ次郎
『お前さ~名前、決めたんかいなぁ~?はよ、せな、出生届の期限が切れるでぇ~。』
サマンサ
『切れたら。。。やっぱ、マズイんかな?特別な事情で配慮とか・・・。』
モラ次郎
『( -_-)フッ お前さぁ~、お前がちょっと帰って見てきたらええねんやろ?
そんなヤヤコシイ事せーへんでも、ちょっと帰ればすむやん?
なんでそれがでけへんねんな?』
サマンサ
『だってぇ・・・いくら あーちゃんが来てくれてても、何かあったらオロオロするばかりで・・・私がおらんかったら あーちゃんが可愛そうなんよ・・・。』
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ ほんま、そんぐらい、あーちゃんも見とかれへんのかなぁ・・・?
まっ、お年寄りやから、しゃぁーないけどなぁ~。
もう、ちょっと役立ってもらわんと。』
モラ次郎は今まででも、うちの母には「小間使いか、お手伝いさん?」って思える態度が多々とあり、
いつも、うちの母がやるだろうとか、当てにしてたんです。
特に、太陽の事に関しては、口でぐじゃぐじゃと文句を言う割りに、全て母任せというか・・・態度では完全放任主義を決め込んでいました。
サマンサ
『あんなぁ~、自分とこの御義母さんは、まだ若いからわからんのかも知れへんけどな、あーちゃんはもう、78歳やで?』
モラ次郎
『いや、だからさ、見とくくらいはできるやろ?って思うねんけどなぁ~?
それがでけへんのかなぁ~?
まっ、お前がでけへんって言うねんやったら、しゃぁーないわ。』
モラ次郎と結婚してから気づいたことがある。
人を労わるという事を見たことがない。
他人が道で倒れていようが、見てみないふりをしてスタスタ歩いていく。
それはあらゆる物に対してそうだった。
困ってる人には手を差し伸べない。
モラ次郎にとって、うちの母も例外ではないらしい。
サマンサ
『・・・・。市役所に出生届の延長を電話して聞いてみるわ。』
モラ次郎
『でも、どっちにしても、退院がいつになるかわからんねんやったら、延び延びなってもなぁ・・・。
あっ、そや、看護婦にたのんどきや。
ナースステーションで預かってくれるっていうてたやろ?
そぉーしぃーや。
だって、( ̄- ̄メ)チッ お前、あれやで?
赤ちゃんの名前、一生の責任があるんやからな?
ちゃんと、決めたらんとな。』
サマンサ
『だからさ・・・余計にバタバタして決めるの良くないと思うねんけど?
モラ次郎も少しは考えてくれたん?』
モラ次郎
『考えたけどなぁ・・・責任かかるの嫌やな。変な名前つけて子供に一生恨まれると嫌やろ?
僕、よくわからんけど字画とかもいいの付けたげなあかんやろ?
ネットで調べたらすぐわかるやろ?』
サマンサ
『・・・て、責任かぶるの嫌やってこと?私やったらええのんかいな?!どういう事やねん!
自分の赤ちゃんの名前って普通は自分が付けてあげたいとかって思えへん?』
モラ次郎
『あんま、自分で付けたいっていう執着はないかなぁ~。
お前が変な名前つけても僕は恨まれへんし(爆笑)
まっ、冗談!冗談!(爆笑)
ほな、頼むわな! ちゃんと、名前、期限までにつけたってやぁ~!
この子が大きくなって、「僕の名前を中々つけてくれへんかって、名無しの権兵衛やった」って可愛そうやろ?
可愛そうやと思うんやったら、はよ、つけてや~。
出生届出されへんのはお前のセイやからなっ!
ほんで、名前、付けたる前に死んだらどうするねん!
名前、つけたったら助かるかもしれんで?
はよ、つけたってやぁ~。( →_→)ジロ!』
「死んだら」という言葉にショックがあり、私は沈黙をしてしまいました。
この日から、母と看護婦さんに頼み、病院と自宅を往復することに。
2週間には間に合いませんでしたが、無事、出生届を提出。
続きは次回。
んじゃ、またぁ。