昨日

 

華氏451度 観てきました。

 

横浜 KAAT神奈川芸術劇場

 

 

原作:レイ・ブラッドベリ
上演台本:長塚圭史 演出:白井晃 音楽:種子田郷

出演:
吉沢悠 美波 
堀部圭亮 粟野史浩 土井ケイト 草村礼子
吹越満

 

東京での公演は千秋楽でした。

しかも前から二列目のセンターで観劇という

ラッキーポジション。

 

あらすじ・・

舞台は、情報が全てテレビラジオによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会。そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマン」(fireman ― 本来は『消防士』の意味)と呼ばれる機関が出動して焼却し、所有者は逮捕されることになっていた。(表向きの)理由は、本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、社会の秩序と安寧が損なわれることを防ぐためだとされていた。密告が奨励され、市民が相互監視する社会が形成され、表面上は穏やかな社会が築かれていた。だがその結果、人々は思考力と記憶力を失い、わずか数年前のできごとさえ曖昧な形でしか覚えることができない愚民になっていた。

そのファイアマンの一人であるガイ・モンターグ(Guy Montag)は、当初は模範的な隊員だったが、ある日クラリスという女性と知り合い、彼女との交友を通じて、それまでの自分の所業に疑問を感じ始めた。ガイは仕事の現場で拾った数々の本を読み始め、社会への疑問が高まっていく。そして、ガイは追われる身となっていく。

wikiより・・

 

セリフの中で、「昔、消防士というのは火を消す仕事だったのに・・今は本を燃やすのが仕事なんて・・」

というセリフがありました。

 

話のざっくりした感じを

映画 リベリオンに似てるって言ってた方がいらして

あらすじ・・

第3次世界大戦後、生き残った指導者たちは戦争勃発の要因となる人間のあらゆる感情を抑止させるべく、精神に作用する薬プロジウムを開発。これを国民に毎日投薬することを義務づけ、徹底した管理国家体制を敷いた。反乱者は、クラリック(聖職者)の称号を持つプレストンを中心とした警察に厳しく処罰される。銃を用いた武道ガン=カタの達人でもあるプレストンは、冷徹に任務を遂行する非情の殺人マシンだった。だがある日、誤ってプロジウムの瓶を割ってしまった彼は、仕方なく薬を投与しないまま仕事を続けてしまう

 

 

舞台の話に戻りますが

 

静かに始まり、厳かに終わるといった舞台。

 

全く知識のない状態で観に行ったら

たぶんよくわからないんじゃないかな・・と思いました。

わたしも半分だけリベリオンと思いつつ

半分は取り残されてしまいました。

知識不足と感性不足かもしれません。

 

役者さんは、すごい長いセリフを良く覚えていらっしゃるなぁ

って思いました。

 

主演の吉沢悠さん、素敵な俳優さんでした。

(息子の高校の先輩でした)

 

美波さんは何と21歳。驚きです。

 

もちろん、吹越満さんは

この方はどんな役にでもなれるんだ・・と・・

ご本人も

「名前がなかなか出てこない役者さんの方が良い。この人は

こう言う役の人だよね・・って思われたくないから」

って仰ってました。

 

先日、映画 冷たい熱帯魚を再度観ていたんです。

 

弱な店主が最後、脅威のサイコパスに変貌するんですが

 

その瞬間、妙などろっとした色気を出すんですよね。

 

こういうのってたぶん、吹越満さんしか出来ないんじゃないかって思います。

 

あ、大変、吹越満さんが好きすぎてファントークになってしまいました。